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道修町 神農祭 竜のひげ [食い意地]

「道修町」と書いて「どしょうまち」と読むんです。
江戸幕府から薬種中買(仲買?)仲間の認可があった薬の街です。

酒好きの!あ?!いや!酒に興味ある私は
洋酒の発祥の町として記憶しています。

谷崎潤一郎が小説「春琴抄」の舞台にした小西儀助商店は
明治の初めに「洋酒の製造」に乗り出したと
コニシ株式会社(旧・小西儀助商店)のリーフレットに書いてあります。

「私が摂津酒造にいたころ」
「小西儀助商店、寿屋の委託を受けて洋酒を作っていた」と
竹鶴政孝著「ウイスキーと私」の記載と合いますね。

洋酒といってもいずれもイミテーション!
早い話がインチキのウイスキー!ブランデー!リキュール!
昔は醸造ではなく調合!?
薬屋の仕事だったようです。

「ウイスキーと私」によると
寿屋は
小西儀助商店の従業員だった鳥井信治郎という人が
夫婦で始めた店だそうですよ。
今じゃ!サントリーという大企業ですがね。
イミテーション洋酒屋からの出発でしたか。
今はインチキをしてないんでしょうね!お願いしますね。

閑話休題。
11月22日23日に
神農(しんのう)祭がありました。

道修町には朝から露天商が並んでいました。
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ビルの間に挟まってしまった
少彦名(すくなひこな)神社に参拝します。
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町の人が「しんのうさん」と呼ぶのは
祭神が
日本の少彦名(すくなひこな)命と
中国の神農(しんのう)氏の2柱だからでしょうか。

福笹に張り子の虎がついていました。
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1822年にコレラが流行したときからの
歴史があるようです。
虎頭殺鬼雄黄圓(ことうさっきうおうえん)という丸薬と
神前祈願した張り子の虎で
コレラを撃退したのだそうです。

ここの巫女はみんな菊の花のようなバンダナ?をしていました。

「韓国王宮糸菓子」「竜のひげ」と書いた
実演・販売中の屋台がありました。
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真白い絹糸のようなものを束ねるように持ち
7種の粉にしたナッツを芯に包んでいます。
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そのナッツは
アーモンド?ゴマ?ヒマワリ?松の実?クルミ?椎の実?南京豆?
と聞いたような気がするのですが?
忘れました。あは。

絹糸状のものは綿菓子と同じような味です。
16384本のすじだそうですよ!?
だれが数えたのでしょう。

食感はサクサクと砕けてなかなか美味です。
凍らせて口に入れれば一層おいしいと聞きました。

この神農祭は
大阪の祭の1年の締めくくり!
道修町の通りを突き抜けて御堂筋に出れば
すっかり黄金色!
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秋が行きます。

(敬称略)