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100年前の雪花菜いも [いも!たこ!なんきん!]

明治39年発行の
藤村棟太郎著/いも一切料理法に
「薯の精(いものしん)」という単語がよく出てきます。

さつまいもをすりおろして
水に入れて取り出したでんぷんのこと。

その絞りかすで
雪花菜(きらず)いもを作ると書かれています。

雪花菜(きらず)とはおからのことですよね。
いものかすを
おからのように煎って食べろというのですね。

山を開墾しているお大尽から届いたさつまいもを
おろして
まず!フライパンで空煎りしてみます。
さらさらにしたいのです。
なりません!?
のり状になって鍋肌にくっつきます。

あわてて胡麻油を入れましたが
加熱すればするほど餅になって粘ります。
あせります。

具はたまたま冷蔵庫にあった
豚肉と干し椎茸と人参とセロリを入れてみます。

さつまいもが甘いので
砂糖や味醂は不要でしょう。
塩と酒と一味唐辛子で調味。

blogきらず芋.jpg

なんか!怪しげなものができました。
見た目はともかく!おいしいですけどね。

すりおろして炒めるより
やきいもをほぐして炒めた方がさらさらになるかも。

あ!?
この料理は?!

でんぷんを取った後のかすじゃないと
いけないのかもしれません。

別の料理になってしまいましたか。

(敬称略)
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