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大台ケ原にオオカミを! [日本列島コスプレ改造論]

奈良県の秘境「大台ケ原」は
残念ながら
もうシーズンが終わりです。
冬季には一般の観光客を拒否し
静かに眠ることになっています。

ちなみに私たち節操のないグループは
日本百名山の大台ケ原山と
その周囲のでこぼこをみんなひっくるめて
「大台ケ原」と呼んで!すみません。

久しぶりにこの10月に行く予定だったのですが
流れてしまいました。
大台ケ原の現況を見たかったのですがね。

その昔
行くたびに
立ち枯れてオブジェとなった大木が増え
林が明るくなっていましたね。

99%!鹿(ニホンジカ)のせいだと思います。
鹿が大木の幹をかじり枯らします。

大木が枯れると日当たりがよくなり
笹が増えます。

笹は鹿の餌となり
鹿がより繁殖します。
増えた鹿がますます木を枯らし
笹地の面積がどんどん増えます。
負のスパイラルは加速します。

最後に行ったのは
もう!10数年前のことですが
そのときの驚きは忘れません!
前回なかったのに
座る場所のないほど鹿の糞だらけでした!

blog002.jpg
(1991年の撮影。大台ケ原の正木が原あたりだったと思います)

近くに鹿の群れが
奈良公園のように
逃げもしないで休んでいました。
泣きたくなりました。

オオカミです!
オオカミがいないから
バランスが崩れ
異常繁殖しているのです!たぶん!

世界初の国立公園のイエローストーンでも
1930年代にオオカミを人間が絶滅させるものですから
生態系のバランスがおかしくなってしまいました。

1995年オオカミを31頭放したら
大成功!
自然が回復したそうです。

大台ケ原にも
オオカミを!
強いオオカミを放そうではありませんか。

斐太猪之介著/オオカミ追跡18年という
昭和45年(1970年)発行の本があります。

そのとき著者は
オオカミが
大峰山に4頭
大台ケ原山に1頭
生き残っていると断言しています。

このまま絶滅させたら
世界中の笑いものだと書いています。

もし!その生存がホントでもウソでも
それから40年
オオカミはもう絶滅しているでしょう。

哺乳類の種の保存にはなん頭必要なのでしょう。
シロートの私が無責任にいえば
最低!数万頭はいないと不安でしょう。
なんの根拠もないですが、、、5頭ではねぇ。

今や!
世界中から笑いものというのは間違いないです!

早く!オオカミを放しましょう!

日本中!オオカミを放しましょう。
山があれば!放しましょう。

街の中の公園にもオオカミを放せば
しつけのできていないペットは食われて!
いいかもしれません。

前記の著者は
鹿やウサギの国営牧場を作って
彼らが飢えたときには
捕食できるようにしようと提案しています。

なるほど。

(敬称略)
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