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河内弁の枚方宿 [町道!街道!眠り未だ足らず]

春の陽気に誘われて
少しだけ京街道を歩いてみます。

京阪・枚方公園駅から少し歩けば
枚方宿鍵屋資料館があります。
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鍵屋は 1910 年まで船宿だったのですね。
今!まさに出立するところの
訳ありそうなカップルがいます。
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船宿の後はおよそ 1 世紀
1997 年まで料亭だったとか。
2 階の宴会場(?)に雛飾り。
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桃の節句は 3 月 3 日より
関西は 4 月にしたほうが似合うような。

「くらわんか舟」です。
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横の淀川を行く三十石舟に寄りつき
旅行者に
餅とか汁ものを販売していたのですね。
そのときのかけ声が「くらわんか」!?

漢字で書けば「食らわんか」
標準語(?)になおせば「食え!」?!
あるいは「食わないか」「食ってみろ」?!

もしかしたら「お食べください」!?
ここは河内!
ま!北河内というほうがいいのでしょうけど。

河内弁は他国のものからみれば
けんかを売っているようにしか!
野卑にしか聞こえないかも知れないけど
かれらは先祖から受け継いできた
上品なことば!?
そうでなくてもフツーの会話かも。

客はその暴言(?)に食べた食器を
投げて返したのかも。

今も淀川の底には
そのとき回収できなかった茶わんが
沈んでいるといううわさ。
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京街道を北上します。
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京都に向かうときは京街道!
大坂(大阪)に行くときには
大坂街道と呼んでいたと考えられます。

大坂に行くには三十石舟を利用していても
落語なんかを聞くと逆コースの「舟」は
あんまり聞かないような。

たぶん!
くだりの舟は流れのままに進みますが
逆は人や牛馬で引かねばならず
運賃を高く請求されるので
自分の足を利用するにかぎる?!

本陣跡。
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なんにもないですがね。

淀川のあちら側
右岸には西国街道があります。

西国街道は余裕がなくて
こそこそと急がねばならない
訳あり大名行列専用になっていたらしい。

昔のはなやかさを知っている灯籠。
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向こうに「宗左の辻」の道標。
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こちら側の古い石には
「くじら」?!
じゃないですね。
「くらじのたき」とあるのですね。

東の交野市にある
今の倉治(くらじ)公園の
源氏の滝(別称・倉治の滝)への案内ですか。

さらに進めば「枚方橋」の親柱。
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川はありません。
暗渠になってしまったのかな。



枚方市駅に着きました。
ひと駅だけ歩いたことになります。

駅前に威容を誇るビル。
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「枚方 T-SITE」だそうな。

8 階のレストランにあがってみましたが
行列ができている店舗ばかり。
すごく高価なランチばかり。
枚方市民は大金持ちばかり!?

そうなると急に空腹を覚え
駅の周辺を徘徊するものの
優柔不断で懐中不如意では
ムダ足ばかり!はは。

結局落ち着いたところは
関西医科大学の学生食堂。

定食は日替わりで 2 種類。
Aが肉!Bが魚系かな。
どちらも 450 円(税込)!
ただし!よそもので!
学生でもないので 515 円。

B定食をもらいます。
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この日はカレイのから揚げに
甘酢あんがかかっていました。

たぶん!年収が
下の端 2,000 万円くらいはある家の子女しか
私大の医学部には通えないでしょうから
ここには貧乏人はいないはず。

それにしては
質素なメニューの学食ですね。

よけいなおせっかいですが。
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