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道明寺天満宮 大根炊きの季節 [猫も歩けば棒立ち]

今日(2021/12/25)は道明寺天満宮の縁日
「納天神(おさめてんじん)」です。

なんて考えていたら
近鉄・土師ノ里(はじのさと)駅に
降りるつもりが
隣の道明寺駅から出てしまいました。

これもなにかの縁
道明寺天満宮に参拝して
恒例の「大根炊き」をいただいて
歩いて土師ノ里駅に抜けましょう。

商店街を行きます。
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にぎやかな声が聞こえます。
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アヒルの声!?
アイガモの悲鳴?!
軽トラにいっぱいに積まれているかごが
つぎつぎに降ろされています。

鳥たちの運命は?!
自分勝手ですが!考えたくありません。

かまぼこ!?
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ああ!もうこんなすり身を揚げる手作りの店は
わが家の周囲から消えましたね。

ひとついただきましょうか。
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200g ばかりで税込み 380 円。
今晩の焼酎のお湯割りが楽しみ。

道明寺天満宮は縁日とは思えない静けさ。
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恒例の骨董市もブースは 4、5 店。

もう来年の「虎」の絵馬があがっています。
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青銅の獅子と狛犬は健在ですが。
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「大根炊き」は?!
これ!?
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大根炊きは中止。
新型コロナウイルス禍が
まだ尾を引いていますか。
今年はお祓(はら)いずみの大根を
いただいて帰るようにしたらしい。

だから!参拝客がいないのでしょうか。

それにしても!ありがたい大根が安い。
小 100 円!大 150 円。

見方によったらちょっとどきっ!
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昔!お色気おね~さんたちが
なにかを想像して喜んだことのある
古墳時代のものかも知れない修羅(しゅら)。

この天満宮の敷地内から
ほぼ原形をとどめて出土したとか。
これは復元したものでしょうけど。

梅林には明るい色はありません。
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もしや 1 輪ぐらいは
花があるかと思ったのですが。

梅林の隅に八嶋社がありました。
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相撲の祖とされている
野見宿祢(のみのすくね)の子孫が
八嶋氏なんですね。

そもそも!野見宿祢は「土師」の「氏」と
このあたりの地を賜ったようです。

宿祢はさらに!
殉死の代わりに
埴輪(はにわ)を古墳に置くことを
考案したことになっていますが。

それは考古学的に
にわかに信じられませんが
土師器(はじき)の生産とか
このあたりの
土師の里という名は残りました。

門前に埴輪窯跡の復元がありました。
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明治になって神仏分離された
道明寺に行きます。
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境内の砂にはいつも模様が描かれています。

多宝塔があります。
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第一次世界大戦の戦死者の慰霊のためとか。
フランスのベルダンの
鮮血の砂が埋まっているらしい。

でも!案内文は英語。
塔に刻まれている説明文は漢字ばかり。

道明寺駅に帰ってきました。
土師ノ里駅に向かうつもりでしたのに。
あっさり忘れて歩いていますね。
あわてて
かまぼこを買うこともなかったですね。

ま!ランチにしましょう。

「中国料理 三国」に
日替わりランチの案内があるので入店。
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たいていの食物に
おいしい顔ができる(顔だけですよ)私は
考えることがなくていいです。
それにこういうものは安価なはず。

この日は鶏肉から揚げとたまご焼き。
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税込み 670 円。

私の前後に 10 人近い客がいたのですが
みんな「日替わり」は敬遠(?)して
違う定食を選んでいます。

他の定食はいろいろありますが
770 円から 1,070 円!高価ですがね。
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金額だけで選択する人(おいらですがね)は
そうたくさんいない結構な世の中。
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ハイボールを飲めば クリスマスはいずこ [通天閣が見える]

今年もクリスマスがやってきました。
なぜか仏教徒の連中も喜びます。
仏教徒といっても
親が死んだとき思い出すくらいの信仰ですが。

昨年につづいて
クリスマスパーティの手伝いの依頼が
どこからもありませんね。
まだ!新型コロナウイルスに
おびえているようです。

街は普通に動いています。
クリスマスとは思えませんね。

「イブ!イブ!クリスマスやで~!

げ!あまり顔を合わせたくないおばちゃん。
親戚でもおともだちでもありませんよ。
しょんべん小路の奥の吹きだまりの店で
クリスマスパーティがあれば
いっしょに手伝う程度のつきあいです。

「クリスマスのダチョウを買いに行くとこや。
「おとうさん(夫)が知っている店で
「予約してくれているから。

ダチョウ!?
ちょっと違うのでは。

「あれ?ガチョウやったかな。

ダチョウでもガチョウでも
カルガモでもキンクロハジロでも
丹頂鶴でも九官鳥でも!
私は知ったことじゃありませんがね。

大阪のおばちゃんは
フツーに歩いていても面白い。

日本のエセ仏教徒の「クリスマス」には
鶏料理がつきものかな。



そんなに寒くないイブですが!心と懐中が寒い。
あたたかい酒でも飲めばいいかも。

お!
ハイボールが 190 円!?
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でも!ハイボールの熱いものなんて
当然!ないですわね!
190 円に魅かれて!
天王寺 MIO プラザ館 M2F の
「焼鳥ボトルバード」に入ります。

ハイボールと焼き鳥の「皮」を。
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生のピーマンと味噌なんか頼みませんぞな。
「お通し」だとか!
無償のサービスなんて!とんでもない!
強制的にカネを取られます。

「砂ずり」も食べます。
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砂ずりは関西弁かな。
関東のほうでは砂肝と呼ぶ部位。

「皮」も「砂ずり」も 1 本でいいのに
皿単位で出てきますね。

だから!そんなこんなで 1,012 円。



「MIO 本館」へ行けども「クリスマス」を
避けて歩いているかのようで!なにもありません。

窓に寄れば「てんしば」の緑の向こうに
通天閣が見えます。
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その「てんしば」に降ります。
クリスマスツリーはありますが。
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他はなにも変わったことはありません。
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茶臼山にのぼります。
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桜が咲いています。
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名札はないけど茶臼山の東側の数本の桜は
「十月桜」だったような。
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でも!妙にピンク色なんですよね。
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悪いことではないですが。



はぁ!心が寒いです。

女道楽の内海英華は
舞台が冷え切っていて
三味線を押さえる手が震えるときには
熱燗(あつかん)をぐいと飲んで出るとか。

瞬間!くわっと腹の底からあたたかくなるらしい。

ある日「お酒!」と要求して
出てきたものを一気に飲んだら
げ~!「冷酒」だったそうな。

よけいに震えて三味線を弾いたとか。

たぶん!後輩のだれかが
知ってやったことでしょう。

私は心寒いとき
氷たっぷりのハイボールをあおったので
腹の底から冷えたようです。

だから!熱燗を飲めばいいのだ!

茶臼山のそばにコンビニがあり
おあつらえ向きにイートインコーナーも。

「すみません!この日本酒!チンして。

追い出されました。
コンビニでは飲酒はできないとか。
知りませんでした。

とぼとぼ帰ります。

堀越神社のカエデが!
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緑から赤までグラデーション。
「クリスマス」の時季なのに。



そうだ!
「年末ジャンボ宝くじ」!今日が売り出し最終日。

長年!第一勧業銀行時代からの
「宝くじナンバーサービス」を
利用していたのですが
年初に 1 年分の代金支払いができず!
今年度!宝くじは 1 枚も入手していません。

運だめしに買ってみますか。
神さま!お願い!



(敬称略)
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秀次 漱石 信長の冬 かぼちゃ供養なし [平安京有情]

三条大橋を渡ります。
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豊臣秀吉時代の擬宝珠(ぎぼし)があります。

瑞泉寺に寄ります。
400 年前のこの境内は三条河原だったのかも。
豊臣秀次のこども 4 人と
側室や侍女の女性 34 人が処刑されて
造られた塚があったところ。

塚の上には
高野山で切腹した秀次の首を入れた
石びつが置かれていたそうな。

その石びつが残存しています。
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どうして秀次一族が葬られたのか
諸説ありますが
人間は権力を握ったときから
脳がどんどん腐敗して行くのですね。

それは今でもおなじこと。
顔や態度に如実に出てきます。
内外の政治家に共通する
傲慢(ごうまん)な態度を見よ。
政治家や政治屋が
腐った肉まん顔や!崩れたミイラ顔に
どんどんなって行きます。

権力者は
わずかな人の耳に心地いい進言しか
聞かないようになるのでしょう。

秀吉の身心も腐って行き
だれかの入れ知恵で
秀次を殺めたと私は思います。

瑞泉寺には菊の紋をつぶされた瓦がたくさん。
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明治になってだれかが
忖度(そんたく)したらしい。

いやはや。



三条大橋の上流の御池大橋のそばに
夏目漱石の句碑があります。
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「春の川を
「隔てて男(おとこ)女(おみな)かな

とっさに「鴨の川を」かと思ったのですが
それじゃ季語がないですね。

淫靡(いんび)です。
句の男は夏目漱石!
女はお茶屋の女将の磯田多佳。

関係はぬるぬるどろどろ。
男のほうが未練たらたら。
と!思うのは私だけかも。
他言は無用に存じます。
いってもいいですけど
人格を疑われても知りませんよ。



本能寺に入山します。
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「あせてなお 散らぬもみじの 本能寺

織田信長の墓の横の公孫樹(いちょう)は
葉を落として冬空に寒そう。
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本能寺の変の本能寺はここではないですが
本能寺の変の直後に
ここに移植されたといわれています。

朝の人通りの少ない寺町通り。
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南下すれば矢田寺があります。
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送り鐘を撞(つ)いて
カボチャをいただきましょうか。

が!深閑としています。
毎年 12 月 23 日は「かぼちゃ供養」のはず。
新型コロナウイルス禍で
昨年はなかったような。

今年もかぁ!?



ひとつ東側の新京極通りへ移ります。
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ゆるやかなくだり!
「京極たらたら坂」と知る人は、、、!
ま!あんまりいませんね。

まだ開店していない店舗ばかりの中
明かりがついている店にひきつけられます。
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あたしゃ!火に集まる夏の蛾(が)か!

だいたいこんな店はフランチャイズ店ばかり。
ここもそんな「ドトール」の
京都新京極三条店でした。

「ホットモーニング」なるものを食べます。
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パンにハムとチーズと
トマトがはさんでありました。
税込み 471 円。



さらに南に。

誓願寺の門前の「迷子の道しるべ」!
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左側に探しものを
右側に拾ったものを書いた紙を貼る伝言板。

わが姉・清少納言のにくまれ方
和泉式部の墓に参ります。
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蛸薬師(たこやくし)は
今日は失礼して通り過ぎます。
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錦天満宮の大願梅が
金柑か橘かの実と並んでいます。
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大願梅とは
願いごとを書いた紙をしのばせた玉です。

昼近くにもなると
錦市場がにぎやかになります。
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「京つけもの もり」で期間限定の漬けもの!
「柿かぶら」税込み 540 円を求めます。
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漬けもの好きには今夜が楽しみ。

湯気があがっています。
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「乙羽(おとは)」のむし寿司の季節。



(敬称略)
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春日大社 春日大明神 子鹿の冬 [南都有情]

JR奈良駅の 1 階に
「奈良県の」
「農と林と食のアンテナショップ」という
「ならのうまいものプラザ」が
早朝 7 時からオープンしています。
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その中にある
「農園直送レストラン」という
「古都華」で朝食を摂ります。

「和」と「洋」がどちらも
税込み 440 円で提供されています。

「和朝食」をいただきます。
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出自のはっきりしている材料で
作られています。

水ではなく!お茶をいただければ
申し分がないのですがね。

このとき!やってくる客はみんな
和朝食を食べていました。はは。



体調!悪し。
予定半ばですが今日はもう帰りましょう。

ここは春日大社の南東あたり。
ついでだから
春日大社の本社を経由して帰ります。

ころんでも死にそうでも
ただでは起きない由緒正しい貧乏人です。

春日大社の森に
「上の禰宜道(ねぎみち)」から入り
途中右に分岐してのぼって行けば
紀伊神社が見えてきました。
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たくさんの末社・摂社の中で
一番遠くにある社ですが。

奥の院道をくだります。
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本社が見えるあたりは
石灯籠が並んでいます。
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ろうそくをともすところは
木製ばかりじゃないのですね。
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けっこう!
いろんな形のものがあるようです。

あ!?
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「春日大明神」と刻まれている石灯籠。

ほとんど「春日社」とか「奉納」とか
書かれていますが
石灯籠 2,000 基のうち 15、6 基?!
正確な数字は忘れましたが
「春日大明神」は 20 基もないはずです。

この石灯籠に出会った日には
いいことがあると聞いたことがありますが
いつも通る場所にあったとは
ずっと気づきませんでした。

ま!今日はいいこともないようですが。



子鹿が 2 頭!寄り添っています。
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おか~さんに捨てられた(!)のかな。
おか~さんは母から
オンナにもどったのでしょうね。

寒い冬!頑張って越してね。

まだ!仲のいい親子もいますが。
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吉永小百合の
「奈良の春日野」という歌の
2 番の歌詞に

「男鹿女鹿は 子鹿連れ
「鹿に梅干し やったなら
「プンプンプ~ン いによった

とありますが
オスの鹿は
子育てをする訳じゃありません。
それに鹿に梅干をやるとはけしからん。

ふざけた歌を歌っても
許される人もいるのですね。

オトコが股間に鼻先を突っ込んできても
イヤがることのない鹿もいます。
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オンナにもどるのも自然の摂理で
悪いことではないのですが
なんとなく!
寂しい風を感じる季節。



(敬称略)
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四天王寺のしまい弘法 極楽浄土にひとり [わが街・下駄ばきドドンパ]

世界最古の企業の金剛組の横の
「cafe 百花」が営業しています。
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新型コロナウイルス禍でしょうか
ここしばらく私が通るときには
閉まっていたのですが。

ランチして行きますか。

ん!?
今!日替わりランチは
提供していないそうな。

ごはんものはふたつあります。
「おにぎりセット」と
「だし巻きたまご定食」です。

焼きたての「だし巻き」をいただきます。
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煮魚とジャガイモサラダがついています。
税込み 900 円でした。



金剛組は
百済より招聘(しょうへい)された
宮大工のうちのひとりが
創業した企業だそうですが。
1,400 年以上も前のはなしです。

その時代の工法が見られるという
四天王寺に寄ります。

今日(2021/12/21)の境内はにぎやかです。
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今年最後の大師会!
私たち帰依のないものが
テキトーに「しまい弘法」といっていますが。
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あたたかい。
旧暦の 11 月のこの晴れた日なら
俳人なら小春日和と詠みますか。
廃人だから知りませんが。

それでかどうか!新型コロナウイルス禍で
長い間沈んでいた気分の縁日が今日は明るく
香具師(てきや)のブースも多い。

金堂エリアと太子殿が開放されています。
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弘法大師にお参りしてから
聖徳太子に拝します。
今日が弘法大師!
明日が聖徳太子の祥月命日です。



「極楽浄土の庭」に寄ります。

外の喧噪がウソみたいに
まったくだれもいませんね。
茶室も閉まっています。

「火の河」の「釈迦の滝」の前に
少々紅葉が残っていますが。
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「水の河」の上の
カエデの葉は 1 枚もありません。
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小橋がすばらしい。
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小橋に心が行くとは
なかなか情緒豊かな人間じゃないですか。
だれもいわなから!いっておきましょう。

石の橋がいくつかあります。
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「白道」の橋!心おだやかに渡ります。
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昭和 8 年(1933)に造られた庭園だそうな。
案外!新しい庭なんですね。
それでも
小橋にはしっかりした材料を使っています。
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庭より古い!明治 36 年(1903)建築の
「八角亭」の前の石橋は幅員あり。
さしずめ大橋と呼べそう。はは。
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つつじ?!
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白い花がたくさん咲いています。

冬空の中に!金柑がたくさん。
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ではないですね。
なんと!クチナシの実でした。
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