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少女は二宮金次郎 [不謹慎ですが、、、]

たきぎをかついで勉学にいそしむ少女の絵があります。
blog女学校.jpg
通信制の女学校の新聞広告らしいです。
二宮金次郎像の全盛時代のものでしょうね。

その時代!
1930年代の日本の植民地をまわって
教鞭をとったという人に会ったことがあります。

唱歌や修身で「二宮金次郎」を教えたとか。
  たきぎを運びながら勉学!
  立身出世!
  親も金もなくても末は大金持ち!ゆるぎない権力者!

あるとき
小学生のひとりが泣き出したそうな。
「ぼくの家は村で一番の金持ちです」
「将来は貧乏人のためだけにあるなんて!」
「金持ちは不幸になるしかないんでしょうか」

これは
台湾や朝鮮半島の人だからでしょうか。
日本のこどもにはない疑問?!

「なるほど!」
先生は帝国ニッポンの教育は少し変だなと思ったそうです。
それでも仕事だから!
「二宮金次郎」だ!「楠木正成」だ!
気候が全く違うのに
「4月は桜」だと教えつづけたそうですが。

私の小学校には
「金次郎像」はありませんでしたが
よそで見たたきぎを背負った不思議な像を
担任の先生に質問したら
「努力して世に出た偉人だが」
「末は権力と金力で貧乏人をいじめたのが分かった」から
「戦後!嫌われた!」との答えをもらい
今まで信じてきました。

なんと
今でも!近くの小学校には
玄関先に「金次郎像」があるじゃぁないですか!

blog金次郎.jpg

今も飾る人がいるということは
やっぱり偉人なんでしょうか。
昔!担任の先生が教えてくれたほど
まるっきり!悪い人でもないのかも。

(敬称略)

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