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2度目の丑の日にはシチュー [半煮え!生煮え!]

今年2回目の土用の丑の日です。
1回目ほど商戦が燃えていませんね。はは。

今東光は関東風の鰻(うなぎ)のかば焼きより
蒸さない関西風のかば焼きを好んだといいます。
脂(あぶら)ギラギラが好きだったようです。

その関西風のかば焼きに
牛乳をかけてから食べていたと
記憶していますが。果たして。

ダンテの神曲に
鰻を食べ過ぎて死んだ教皇がいました。

イタリア産?の鰻を切ったあと
牛乳に浸しておいてから
白ワインで煮込んでいたのですよね!確か。
15世紀の話ですから
今もかの地に残っている料理かどうか知りませんが
食べ過ぎるほど!おいしいかったのですね!

先日!團伊玖磨がイギリスの下町に
緑色の煮こごりのような料理を食べに行った
無責任にいいましたが
出典が分かりました。

「エスカルゴの歌」でした。
イギリスの下町の食堂の鰻料理は
シチューとジェリー!ふたつあったそうです。

どちらもぶつ切りを塩味で煮たものです。
緑色のものはジェリード・イールではなく
シチューでした。
もともとはパセリの色だったそうです。

ん?!
よく牛乳が出てきますね。
鰻と牛乳はよくあうのですか。
鰻のシチューを作ってみましょう。

牛乳に細かく切ったバナナを入れて
木べらでつぶしながらあたためます。
ほんの少しハーブ塩を振ります。

ジャガイモ・タマネギ・人参を炒めます。
顆粒のだしの素を加えて
ハーブ塩・胡椒を振ってから
小麦粉をまぶしました。

生の鰻ならいっしょに炒め合わそうと思いましたが
手元にかば焼きしかありません。
入れると崩れそうなのであとにまわします。

バナナの鍋に野菜を入れて
牛乳を足して煮込みました。
最後に鰻を入れて少し加熱しました。
皿に盛ってからレモンを絞りました。

blogうなぎのシチュー.jpg

小麦粉にとうもろこし粉を混ぜていたので
とろみが少々硬くなりましたが
なかなか味のよい私版シチュード・イールができました。

冷蔵庫で冷やしてもおいしかったです。
ロックの芋焼酎がすすみました。
色気もなんもありゃしない。はは。

(敬称略)

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