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東谷ズム2018をかけ抜けた [猫も歩けば棒立ち]

兵庫県川西市の北部
能勢電鉄・山下駅から歩いていると
道の隅に忘れられたような道標があります。
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「東谷村道路元標」とあります。

かつてこのあたりは「東谷」と呼ばれ
多田銀銅山の精錬で栄え
大正時代になると
商業や金融で周辺里山の中心の町になり
芝居小屋からダンスホールまでそろい
ないものはない(?)繁栄ぶりだったそうな。

今は都会で働くもののベッドタウンかと
私には思える静かな住宅ばかり。

でも!今日(2018/06/03)は
川西市郷土館周囲がお祭り騒ぎ。

「東谷ズム(ひがしたにずむ)」という
やっぱり!お祭り?!

東谷地区の地域資源を再認識し
情報発信しようとするイベントらしい。
「大正ロマンリバイバル」だとも。

盛りだくさんなプログラム!?
大道芸人もいます。
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その向こうに煙突(?)が見えます。
旧平賀邸!大正時代の建築だそうな。
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イギリス風ですか。
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主な部屋に暖炉があるので
大きな煙突が必要だったのですね。



「三十三所観音石仏巡り」!?
私向きな催しじゃないですか。

「参加します。

あ!勝手に行くんですか!地図を渡されて。

山路をかけあがります。
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あがればすべり落ちて
標準所要時間は 1 時間だというのに
30 分でもどってきました。

つづいて「獅子山の城跡ハイク」へ。

獅子山の城は
秀吉によって廃城にされたそうですから
16 世紀のころあった山城でしょうね。

のぼり始めてすぐ吉秀稲荷神社。
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横に四角い石積み。
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城の井戸の跡らしい。

さらに祠(ほこら)は愛宕神社かな。
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廃城になっても
城内にあった神さまには
住民はなんらかの祭事を
しつづけていたのかも。

のぼって行けば
広場のような平地がいくつか。
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最近!偶然!
建てものの礎石も見つかったとか。
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空堀(からぼり)はいくつか認められます。
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空堀を横切る土橋も。
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思ったより大きな城だったのですね。



川西市郷土館に
鉱山資料展示室がありました。
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「からみの刻(とき)」という
まんじゅう(180 円)が売られていました。
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「辛いお菓子ですか!?

「その辛味ではありません」
「甘いあんこ入りです」

「からみ」とは
「鉱滓(こうさい)」のことだそうな。

鉱石を製錬した後に残ったもの。
早いはなし!
不要になったカスのかたまりのこと?!

銀銅が溶け出して
無数の気泡が空いているとか。

「この町のあちこちにありますよ」

鉱山と縁がなくなって
気の遠くなるほどときが経っているのに?!

ああ!これ。
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石垣に利用されていました。
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