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粉浜街道 壱八弐 一五亭の定食 [食い逃げ未遂]

雨の国道 26 号。
大阪メトロ・四つ橋線の玉出駅の上。

5 月も終わりですが
まだ梅雨入り宣言は出ていないような。

南に向けば
左に分岐している道があります。
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え~と!?
なんでしたやら。
記憶力の脆弱(ぜいじゃく)さは
人後に落ちません。
自慢することもないのですが。

旧街道でしたよね!たしか。
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雨が小降りになったので進みます。
勤労意欲より進む気のほうが勝る悲しさ。

雨が降っても風が吹いても
おカネがなくても恋に出会わなくても
満身創痍でも後ろ指さされても
連日のように彷徨をやめない人生哀れ。

きれいな敷石のある道に出ましたが。
「粉浜街道 壱八弐」ですか。
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「粉浜」を
「こはま」と読むことは分かりますが
「壱八弐(いちはちに)」とはなんでしょう。

最近!将棋の加藤一二三九段が
将棋と関係ないところで
ブレイクしていますが
「一二三」というような
数字の入った命名が少なくなりました。

あ!数字ばかりの店舗が。
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「一五亭」!
ファミリー中華料理(?)店とか。
定食はみんな 630 円(税込)均一!?
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安いですね。
すべてをうっちゃって食い気に走ります。

すぐ食い気に走れる精神は
人後に落ちないどころか
某スナックの
チョコ色のラブラドール犬が
私のハンカチを食べてしまった根性にも
勝てますぞ。
飼い主はこのことを知らないので
ナイショに願います。

ニラ玉定食をもらいます。
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ボリュームがありました。
下町(失礼!)の中華料理店といった印象。

今!メニューの画像を見れば
ラーメンが 260 円とあります。
すごく安かったのですね。

「壱八弐」のこと
ママさんらしい人に聞くと
「商店街の長さが 182m です」でした。

でも!この店舗の
「一五亭」のいわれは聞くのを忘れました。

あ!さらに進めばアーケードが!
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ああ!そう!
この敷石があるところにも
昔!アーケードがあったような。
そのアーケード跡の商店街が
「粉浜街道 壱八弐」かも知れません。



雨が強くなった住吉大社に着きました。
卯の花はもう散っているでしょうね。

境内の卯の花苑は少しだけ白い。
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久し振りにきたら
もう花の季節は過ぎています。
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卯の花苑の公開は
5 月の 1 月間(2018/05/01 ~ 31)でした。

あ!?
久し振りのような気がしていたのですが
昨年もきていましたね。(拙ブログ 2017/05/27
それもやはり公開の終わりに。

この大きめの白い花が
まだたくさん咲いています。
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たしか!バイカウツギでしたか!?
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漢字で書けば「梅花卯木」?!
梅の花に似ているから!?

あれ!?似ていますか?!
バラ科の梅は 5 弁ですよね。

じゃ!バイカウツギじゃないかも。
すみません。



雨がますます強くなりました。

「たび人も 笠ぬぎて見よ 花の名の
「卯のとき雨に ぬるる垣根を

四方赤良の狂歌。

昔はウツギの垣根が多かったようです。

そんな垣根に咲く雨の日の卯の花を
旅人も笠をぬいで鑑賞せよとは!?

「卯のとき雨に笠をぬげ」という
俚諺があるのですね!
不調法で知りませんでしたが。

卯のとき(午前 6 時ごろ)の雨は
まもなくやむという
ことわざがあるのですね。



(四方赤良編/徳和歌後萬載集/
     浜田義一郎校注/)参照
(敬称略)
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月化粧 多奈川ビオトープ トリュフパスタ [みんなで歩けばこわくない]

今年も某お大尽さまが
ひと山越えて
「まんじゅう」を
ひと口食べに行くといいます。

南海本線・孝子(きょうし)駅に
約束の時間より 1 時間も早く着きました。

孝子駅は遠い。
大阪府の果て!
電車の便が少ないので
行儀のいい私は早め早めに行動します。

お大尽も張り切って(?)
30 分前にきました。

「みんなに声をかけてくれたの?」

「もちろんざんす!
「今年も昨年とおなじく
「3,000 人ばかりに連絡しておきました。

「キミは中国の詩人か!?」
「白髪三千丈とか!?」
「千客万来とか?!数字だけは大きいけど!」

「封書でしたためたら
「切手代が莫大にかかりました。
「どうかご配慮のほどを、、、現金で。

「去年はひとりもこなかったじゃないの!」

「去年は天候が悪かったからだと思います。

が!しかし!なんと!待てどくらせど!
今年もやっぱりだれも、、、。

「あんた!嫌われているようやな」

「ま!そうですが、、、。
(あなたこそ十分嫌われていまっせ)

しかたなく!行きますか!今年もふたりで。

ということでここから先は
昨年(拙ブログ 2017/06/01)!
一昨年(拙ブログ 2016/05/31)!
さらにその前の記録とほぼおなじですので
そちらをお読みくださるほうが早いかも。



不気味な池を見て上りにかかります。
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「孝子(きょうし)の森」は明るい。
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雑木が伐られています。
明るい斜面にはワラビがいっぱい。
ワラビは木が成長したら消えます。
今!摘んでおきましょう。
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「もう!大きくなり過ぎてまっせ」

先だけ摘めば!大丈夫です。

ひと山!とぼとぼ越えて
休耕田らしき場所まで降りてきました。
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キショウブの勢力拡大はやみません。

山をえぐり取った後の公園
「いきいきパークみさき」横断。

「青木松風庵 岬工場」を見学。
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焼き立ての熱い
「月化粧」という
白いあんの入ったまんじゅうをいただきます。
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お土産にもいただきましたが
今晩!出会いそうな
アラフォー(around 40)のおね~さんに
「月化粧サブレ」を
ふたつみっつ買いましょうか。



「多奈川ビオトープ」に寄ります。

このあたりじゃないですか。
昔!お大尽が植樹したのは。
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もうずいぶん成長しています。

「なんの木を植えたのかも忘れた」

コオイムシ!?
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水の中にたくさんいます。

なつかしい!
母がこの虫の背の卵を見ると
戦慄が走ると嫌っていましたが。
私はきれいな幾何学模様だと感じますが。

メスがオスの背に産んで逃げるのですが
どういう進化の歴史があったのでしょうね。

ビオトープにはあい変らず!
ガマ(蒲)が勢力を伸ばしています。
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一所懸命抜いて捨てるより
生えてほしくないところは掘って
水深を 1m 以上にしたらいいのでは?!

沼地の好きなガマは
池や湖の深みを嫌うような。

しかし!固いですね。
実際に掘ってみたら。

持参してきたヤナギタデ(柳蓼)を
水際に植えておきましょう。
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将来!アユ(鮎)が遡上してきて
塩焼きを食べられるようになったとき
「たで酢」が間に合うように。

昨年とおなじように
ニホンミツバチの巣箱を見ながら下ります。
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あまり面白いこともなく
早く帰宅できました。
ワラビを調理しなければ。

焼きそば用の麺と
油揚げを少し焼いてから
マヨネーズを加えました。

ゆでてアクを抜いていたワラビに
海苔の佃煮をまぶしてから
いっしょに焼いてみます。

香りづけ程度に醤油をふりました。

季節はずれ(?)の
小さなコゴミ(クサソテツ)を
湯通ししてトッピング。
青ネギと紅生姜も。
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お大尽が
焼きそばに海苔の佃煮を混ぜたら
イタリアで食べるトリュフののった
パスタになるといっていましたが。

ああ!トリュフです!
たしかにイタリアです。

なんて!ウソついてすみません。
ホンモノの
トリュフもパスタも知りません。

これがそうだといわれましてもねぇ。
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四天王寺にはお不動さまがいっぱい [わが街・大阪ブギウギ]

四天王寺(大阪市天王寺区)の
いつもは経木流しで人の流れがある
亀井堂の前にタープが立っていました。
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そこは亀井不動尊です。
近畿三十六不動尊霊場の 1 番札所。

いつも水をかけられているので
苔で覆われているお不動さまです。

今日(2018/05/28)は
お不動さま(大阪弁ではお不動さん)の日。
「不動尊供」を催行しています。

この日だけ
後ろの石神堂の扉を開けて祈ります。
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聖徳太子が四天王寺を創建したとき
用材を運んだ牛が
石になって祀られています。
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のぞいて見ても
いいのかどうか知りませんが
みんな移動してだれもいなかったので。

石の不動尊でも「不動尊供」のお勤め。
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「不動尊供」の後に
護摩木を火に投入する
「不動尊護摩供」が行われます。



元三大師堂の墓地の隅の松尾芭蕉の墓参に。

大坂(大阪)で亡くなって
近江の義仲寺で眠る芭蕉ですが
大阪にもいくつか墓所があるようです。

あ!お堂の中の元三大師像の前に
不動尊がおわしました。
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お堂の人が
地蔵山にもいらっしゃるといいます。

明治時代に境内の石の地蔵尊 160 体を
集結させたらしい地蔵山ですが
最近!お地蔵さまが
どんどん増えて(?)行っています。

なるほど!その中心あたりにも不動尊が。
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ん!?
たくさんのお地蔵さまの中で
ただおひとかた(たぶん!)
逆卍の祠(ほこら)に
お住いの方がいましたが。
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どんな違いがあるのでしょうか。



境内を北から南に移動して萬燈院へ。
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ここにも不動尊が祀られていました。

たくさん!おわしますね。
まだ他にも!
大黒堂にもいらっしゃるといいますが。

ここの大黒堂の大黒天は
大黒天!毘沙門天!弁才天が合体した
三面大黒天ですが
不動尊の霊験はどうなんでしょう。

大黒堂に座して
しばらく目で探ったのですが
不動尊がどこにいらっしゃるのか
分かりませんでした。



四天王寺には
不動尊だらけということが分かりました。

無神論者のバチあたりが
日中に精進をさぼって
お不動さまの縁日に徘徊してどうします。
叱られないうちに帰ります。
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隠町散策 和菓子食べ歩き [町道!街道!眠り未だ足らず]

あれ?!
江戸川乱歩が立っています。
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近鉄・名張駅(三重県名張市)前。
なん度もきているはずなのに
記憶が結ばない風景。

あ!東口でしたか。
西口に回ります。
が!やっぱり、、、?!
こんな駅前でしたか。
もう 10 年くらい訪ねていませんが。

名張川に出てみます。
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思えば観光で歩いたことはないのかも。
バスに乗り換える
中継には利用していましたが。

川沿いを行けば目の高さで
直径 4 尺を越えているような
公孫樹(いちょう)がある稲荷神社。
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中途で伐られているのか!ずんぐりむっくり。
はは。
ハイキング仲間のアラフォー(around 40)の
おね~さんを思い出したりして!
すみません。

川の向こうに「醸造場」があります。
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この町には
営巣しているツバメがいっぱい。
酒造や
麹(こうじ)を扱うところも多いような。
それに和菓子店も。

名張市観光協会が発売している
隠町散策「和菓子食べ歩きプラス」の
クーポン(1 冊 600 円)を携えて歩きます。

この日は 11 店で利用できます。
1 冊 5 枚つづりのクーポンですから
そのうちの 5 店舗で買えるということです。



古いたたずまいが残っている町です。

大昔のこと!
大阪に流れてきた早々
仕事でこの町にきたような。

くすんだ用事ばかりだったので
町も灰色に見えていたのかも。
脇目もふらずに
仕事だけで帰っていたので
よけいに記憶がありません。

初瀬(はせ)街道が横断しています。

街道沿いにあるのは
袖卯達(そでうだつ)!
虫籠窓(むしこまど)のある商家かな。
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旧細川邸・やなせ宿ですか。
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入り口が異常に低い。
茶室のにじり口なみですね。

寿栄(ひさか)神社に大きな門があります。
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通称・太鼓門。
藤堂家の邸宅の屋敷門を移築したとか。

隣接して藤堂家邸跡。
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奥向き(日常生活)の一部の建造物が
残存しているようです。



クーポンで買った菓子類。
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1 件 120 円ということですね。
右から
矢の伊老舗の
酒粕も使用している佐伊助饅頭。
大和屋の手作り最中。
まついけの忍者の携帯食のかたやき。
賛急屋(さんきゅうや)の
なばり饅頭!まいづる!ながさき!

と 4 品ですが
もうひとつは
「はなびし庵」で使いました。
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清酒「なばりの地酒・はなびし」でした。
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はは。

和菓子食べ歩きに日本酒や
日によっては
コロッケやだし巻きもあるとか。

いっそ!酒の飲み歩きのクーポンも
発行してほしいもの。



ところで「隠町」!
なんと読むのでしょうか。

英字では「Kyucyou」と表記?!
「きゅちょう」?「きゅうちょう」?
「旧町」かも。

どうも
「隠町」は
「旧町」または「名張町」と
おなじ意味らしい。

そうすると
「隠町」は
「なばりまち」と読まねばならない?!
よく聞いてくればよかったのですが。

ま!強いて知りたくもない
くすんだ脳細胞のなまけものですけどね。
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ホトトギスの鳴くころ [不謹慎ですが、、、]

わが家の庭(!)の桃ケ池の
水際をわがもの顔で占拠している
キショウブの花も終わりに近づきました。
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ある植物園にて
厚かましい態度のおばちゃんグループが
「これ!ショウブやな?!」といえば
作業している青年は
「ショウブは 1 株だけ」
「あちらの隅にあります」

「なんでやねん!?」
「これがそうやろ!」

「これはハナショウブです」

「ショウブに花が咲いたら」
「ハナショウブやんか!アホちゃう!」

アホはどちらやら。

ま!難しい問題ですね。
ショウブもハナショウブもアヤメも
漢字では「菖蒲」!?
みなおなじですからね。
おばちゃんはアホのままでいいかも。



夜も更けて!することもない孤閨で
古今和歌集をめくれば
夏の歌のところには
「ホトトギス」だらけ。

「五月雨(さみだれ)に
「もの思ひをれば 時鳥(ほととぎす)
「夜深く鳴きて いづち行くらむ

紀友則の歌。

ホトトギスに時鳥の漢字をあてていますが。
古来!他にも
不如帰!子規!蜀魂!杜鵑!
杜宇!田鵑!鵑!等々
書いたりしているようですが。

異名も多い。

網鳥(あみどり)!
ウナイ(ヰ)コ!ウナイ鳥!
妹背鳥(いもせどり)!
クキラ!
掘田鳥(くったどり)!
沓手鳥(くつてどり)!クッテ鳥!
苦帰楽鳥(くきらくちょう)! コイシ鳥!
シズ鳥!シズコ鳥!
死出(士田)の田長(しでのたおさ)!
タウタ鳥!タソガレ鳥!タナカ鳥!
タマサカ鳥!タマムカエ鳥!
宇(とう)! トキツ鳥!
ヌバタマ鳥!
不如帰去(ふじょききょ)!望帝(ぼうてい)!
三月(みつきorみつこ)スコ鳥!無常鳥!
モモコエ鳥!ユウカゲ鳥!ヨタダ鳥!
ラムル鳥!
過時不熟鳥(読み方不明)!

疲れました。
リライトに自信がなくなります。
間違えて書いていたら
笑って修正してください。



霍公!霍公鳥!郭公とも書いていますね。

これはみんな「かっこう」じゃないですか。

図鑑を見ると
ホトトギスもカッコウも
ツツドリもジュウイチも姿は
無知なものにはおなじ鳥に見えます。

大昔には
「かっこう」ということばが
なかったとも考えられますが。

でも!みんなおなじ名前なら
歌に詠んでいる声はどうだったのか
分かりませんね。

ホトトギスは
「ホットトキトキ」とも聞こえたから
ホトトギスになったとか。

カッコウは「カッコウ」と聞こえたから。

歌人のみなさんは
どんな鳴き声を聞いて詠んだのやら。



同時通訳中
「鳴かぬなら
「鳴かせてみせよう ほととぎす
に困ったというのは鳥飼玖美子。

「ほととぎす」という鳥が
英語圏にいますか!?
それこそカッコウ(cuckoo)はいますが。
いたとしても!
日本の詩歌から日本人が感じる抒情を
どう訳せばいいのでしょう。

見かけはカッコウ(cuckoo)
鳴き声と伝説では
ナイチンゲイル(nightingale)に似ていると
訳す訳にも行かないらしい。

結果!
枕草子でも短歌でも俳句でも
英訳せず!
「hototogisu」のままのほうがいいらしい。



ウェールズ人を揶揄(やゆ)し軽蔑すらする
「マザー・グースの唄」の中で
北原白秋はウェールズ人(Welshmen)を
南京人(なんきんさん)と訳しています。
ウェールズ人にも南京人にも失礼でしょ!
カタカナ表記でいいような。

あれこれ翻訳書を広げると
川魚をみんなフナ(鮒)と訳したり
長ければウナギ(鰻)としたり
いい加減さは数えきれません。

困ったもんですね。

固有のバッタ類もイナゴと訳すより
カタカナで書いておいてくれたほうが
教養と想像力のないものには
誤解が少ないような。



(物集高量著/百三歳。本日も晴天なり/)
(中村浩著/動物名の由来/)
(鳥飼玖美子著/歴史をかえた誤訳/)
(平野敬一著/マザー・グースの唄/)参照
(敬称略)
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