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明石原人はどこへ行ったの [いわなが姫の丑の刻参り]

秋です。
勉学の秋です。
勉学!するぞ!

ん!?
勉学の秋ということばがありましたか。
読書の秋とか芸術の秋とか
三角木馬の秋とかはいうようですが。
あ?!
三角木馬もないですか。

明石原人の骨の
新しい見解がありそうな予感がして
西神中央駅(神戸市西区)まできましたが。

「そごう」が閉店しています。
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昨年!三ノ宮の「そごう」が閉店。
「そごう」はついに
関西の歴史から消えてしまいましたか。



今日は「ぜいたくは敵」です!
勉学にきたのですから。

駅の周囲の
はなやいで高級そうな飲食店は避けて
西区文化センターというくすんだビルの
喫茶コーナー「トマト」に。

ワンコインの「A定食」で十分です。
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しかし!正午過ぎなのにだれもきませんね。
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ワンコインではなく税金をとられましたが。



西神中央公園に。

わ!
「あきつのとなめ」です!
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つながった 2 匹の
赤とんぼ(!)が飛んでいます。
私のカメラでは撮れていませんが。

今!思いついたのですが
「となめ」を交尾と訳すのがフツーですが
あまたある女性器を表す単語の中に
「と」の字がよく入っているような。

オスが尾(!)の先で
メスの首根っこをつかみます。
メスは尾(!)の先を
オスの胸元に持って行きます。

オスはメスのそれを
なめているように見えませんか。
それが「となめ」では!?

この形が本州の形!?
古事記でいう「大倭豊秋津島」
日本書記でいう「大日本豊秋津島」
どちらも訓読みは
「おおやまととよあきつしま」ですが。

こんな草原で「となめ」しても
産卵する場所はあるのでしょうか。
よけいなおせっかいですが。



西神中央公園の中に
神戸市埋蔵文化センターがありました。

神戸市西区で掘り出された
アケボノゾウ(明石象)がいます。
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常設展示はこんなものかも。
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しかし!すごいですね。
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膨大な収蔵品の倉庫を
のぞけるようにしています。

遺物整理室!
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作業を見せているのでしょうか。

特別収蔵庫ものぞけます。
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木製品や金属器など
温度や湿度が変化すると
崩壊するものの収蔵庫らしい。



企画展示室では
「骨が語る昔ばなし」という
人骨の展示をしています。

全国で発掘された
弥生時代から江戸時代にいたる人骨。

骨から健康や社会生活や戦いを
読み取っています。

梅毒に侵された骨だそうな。
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伏見城跡(京都市)から見つかった人骨の
3 割が重篤。

骨になってもそんな恥部を見られて
恥ずかしいでしょうね。

梅毒は大都市に大流行していたのですね。
逆にいえば
それでも!日本人は絶滅していません。
新型コロナウイルスがきたって大丈夫!?



あ!明石原人は!?
それを確かめにきたのですが。
「となめ」だ
梅毒だと見ている場合じゃないです。

やっぱり!発見時に写したと思われる
有名な写真が 1 枚あるだけですね。
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1931 年!
明石原人(?)の骨盤のかけらを発見。

しかし!発見者の直良信夫は
在野の人間なので学会は認めませんね。

センスがものをいうと
私は思っている芸術や学問の世界にも
徒弟制度があるのです!日本は。

弟子の研究成果を
先生が横取りするのはあたりまえ。
有名な脚本家は芸者遊びをしていて
弟子が脚本を書いていたとか。
枚挙にいとまがありません。

深沢七郎の小説の中には
嵐山光三郎が書いたものがあるそうです。

種なしぶどうなんかに使用される
「ジベレリン」は黒沢英一が発見。
かれは帝国大出の徒弟の系列にないので
学会は無視しました。

それを評価したのは欧米の学会。
ジベレリンの特許は欧米がおさえました。

直良信夫が帝国大出の徒弟の系列下にいたら
扱いが違っていたのでしょうけど。



「こうべ考古学」という
連続講座を開催していました。

今月の講座は
「遺物から見る明石川流域の先進性」だったので
混ぜてもらいました。
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明石原人(!)のことは。

1945 年!明石人骨は空襲で紛失。
1947 年!残っていた模型から原人説浮上。
1982 年!縄文時代以降の骨という説が有力。
1985 年!現場を再発掘調査の結果!
5、6 万年前の地層と分かり
原人としては若過ぎるということに。

今まで語られていることまででした。

やっぱり!明石原人は
歴史から消えているのでしょうか。
もう!よみがえらないのでしょうか。

ふと!
直良信夫の娘が書いた
信夫のふしぎな生涯を思い出しました。

明石原人に負けない
余人をもってかえがたい生き方!?
そう思えます!私には。



(敬称略)
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