ミスタードーナツで朝食を

今の物価ではいくらぐらいでしょう。

喫茶店のコーヒーが 5 銭。
ドーナツもおなじ 5 銭。

昭和 6 年（1931）ごろ
北海道から出てきたばかりの
益田喜頓（ますだきいとん）は貧しく
朝はこの組み合わせばかリだったそうな。

ちなみに喫茶店はミルクホールと呼び
朝食をブレックファストといっています。
この店のコーヒーは
他より安かったそうな。



わが家の近所に
「ミスタードーナツ」があります。


朝食にドーナツとコーヒーをもらいます。


ドーナツは昔ながらの形をしている
オールドファッション 121 円。
コーヒーはお代わりもできて 173 円。
税込みですが。

単純に割れば
喜頓の 1 銭は 30 円くらい？

コンビニで買えばもっと安いかも。

私がほぼ毎日行くスーパーなら
1 リットルの紙パックのアイスコーヒーが
100 円で十分お釣りがあるし
ドーナツは大きさにもよりますが
50 円も払えばことたりますが。
おなかを満たすだけでいいのなら
1 斤の食パンが 70 円も出せばありますけど。

喜頓の時代には
コンビニもスーパーもなかったでしょうけど。

ついでに見れば
昼食も夕食もおなじくらいな金額。
ごはんの大が 5 銭。
おかずの安いものが 5 銭。

ということは 1 日の食費が最低 30 銭。
まぁ！そうばかりではすまないでしょうから
50 銭くらい。
1 銭 30 円見当なら
900 円から 1,500 円くらいかも。



たまには
すごいブレックファストもしたいもの。

オードリー・ヘプバーン主演の
映画「ティファニーで朝食を」では
どんな豪華な朝食をしていたのでしたか。

映画は 1 度は観たと思うのですが
記憶にありません。
私の好まぬストーリィだったせいも
あるのですが
記憶にありません。

今！小説を
あわててパラパラと
いいかげんにめくってみるのですが
どこにありますか！朝食は。

だいたい！ティファニーというところは
朝食ができるのですか。

オードリーの演じた
ミス・ホリー・ゴライトリーは
自由奔放で正直かと思えば虚言癖があり
アスピリンにもマリファナにも中毒にならず
娼婦をしてでも
ダイク（男性のような女性）と暮らしても
自立して行けるような
小悪魔的な女性でしょうか。
読んでいてもよく分かりません。

朝から酒ばかり
飲んでいるようでもあるのですが。

カテージチーズと
カリカリに焼いたトーストを
常食としているような！いないような。

「ティファニーで朝食を」する
夢を見ているだけでしょうか。

チーズとトーストとコーヒーで
夢を見ているのが平和ですね！私も。



（益田喜頓著／キートンの浅草ばなし／）
（カポーティ作／
　ティファニーで朝食を／龍口直太郎訳／）参照
（敬称略）