SSブログ

土佐堀川は流れる ピザトーストの朝食 [朝食 モーニングサービス]

大阪メトロ(地下鉄)の
肥後橋駅で降ります。
ひとつ北は西梅田駅!そこもここも都会です。

ひぇ~!
改札口の前に妖怪変化!?
blog61.jpg

この大都会の真ん中で。

「肥後橋のこれ知ってる?」とありますが。
blog62.jpg

伝言板!?
田舎でもありません!この時代に。
そんなアナログなもの。

純粋な(?)伝言板ではなくて
どこどこの猫はカネ次第で逆立ちするとか
どこどこのマスターはマザコンだとか
ま!そんなことを書くところみたい。

だれが読むのでしょう。
田舎もんは瞠目(どうもく)してしまいます。



土佐堀川に出ます。
筑前橋があります。
blog63.jpg

橋の名が右書き。
古い親柱でしょうか。

その昔!筑前・黒田藩が
蔵屋敷に渡るために架けていたそうな。

当然!木橋だったのでしょうけど
今の橋は鉄橋ですがね。

昭和 7 年(1932)完成!
昭和 41 年(1966)に
なにか改修しているようですが
基本的には
90 年ばかりこの姿のようです。

親柱は木橋時代のものではなく
鉄橋完成時のもののような気がしますが
はたして。



土佐堀川は街の中を
とうとうと流れています。
blog64.jpg

大川(旧・淀川)が天神橋あたりで
ふたつに分流しています。
北に流れ出しているのが堂島川。
そして南側を東西に
この土佐堀川が流れています。

「病葉(わくらば)を きょうも浮かべて
「街の谷 川は流れる
「ささやかな のぞみ破れて
「かなしみに 染まるひとみに
「たそがれの 水のまぶしさ

仲宗根美樹(なかそねみき)の歌。
遠い!遠い日の歌。
だれも知らないでしょうけど。

「なかそね」「みき」といっても
中曾根康弘と三木武夫の
元・総理大臣ふたりがユニットを結成して
歌っているのではありません。

歌に縁のない私ですが
土佐堀川を見るたびに
「街の谷 川は流れる
を!思い出します。

ちなみに
「病葉を きょうも浮かべて
は!京都の高瀬川を通るときに
決まってよみがえります。

たとえ!都会の中を流れていても
道頓堀川や東横堀川に接しても
そんな気は起きませんが。

ボートが通り過ぎます。
blog65.jpg

ウナギ漁!?
なぜか!唐突にそう思いました。
違うでしょうけど。
田舎もんは考えることが泥くさい。



左岸の上で
お茶を飲むところがあるような。
blog66.jpg

建てものの反対側に回ると
「旬゛喫茶 トサボリパーラー」とあります。

1 階はレジとなんか(?)していますが
エレベーターで
2 階にあがれといわれました。

お~!
テラスに出ると!まさに土佐堀川の上。
落ちたらあがれませんね。
川の護岸も!落ちたものは
2 度とシャバにはもどさないという
固い信念のようなつるつるの高い壁。
blog67.jpg

先ほど立っていた筑前橋が見えます。

街の谷の底。
blog68.jpg

田舎もんは畏怖(いふ)の念さえ抱きます。

「街の谷 だれかにでんわ したくなり

季語がないですか。

「土佐堀の秋 あきちゃんに メールした

すぐ!あき女史から返信あり。
その内容は、、、書くほどのものでも。
秋だからあきちゃんで
ぴったりだと思ったのですが。
ま!朝から仲宗根美樹なんていっていたら
勤労のじゃまだと!叱られますよね。

八十八(やそはち)の俳句
「春の雪 誰かに電話 したくなり
のパクリですみません。



あ!店のおね~さんが
なにか注文しろとのこと。

「モーニング」は 4 種類。
こんなときにはためらいませんぞな。
おら!洗練された都会人じゃけん。

えい!と「ピザトースト」を指します。
ドリンクはコーヒーでね。
blog69.jpg

タバスコを置いて行きました。
たっぷりかけるもんね!つーだからさ~。

ごほ!ごほ!ガホ!ガホ!がっほ~!

すんまふぇ~ん。
コロナウイルスに
感染しているせきじゃなかんべよ。
タバスコ!きく~!

そんな訳でおいしくいただきました。

ひぇ~!
なんだ!伝票のこの数字は!?
blog70.jpg

950 円?!
トーストは 850 円。
たか~!

その下の「French Press」とはなんぞい!?
ここだけ蘭語!いや英語で書くなよ。

「ふれんち ぷれす」!?
なにかのポットでしょうかねぇ。
おら!ポットなんぞ!買ってねぇ!

たぶん!コーヒーのこと?!
コーヒー代は別でしたかも。

なにも聞かずに!抗弁せずに!
なにくわぬ顔で払って帰ります。
田舎もんじゃないから。

その前にトイレに行って
流す押しボタンの位置が分からず
トイレから顔を出して!
おね~さんに尋ねたりしています。
恥ずかしい!

これ以上!洗練された都会人の風体を
崩したくありません。

心配しなくても
入店したときから崩れていたのかも。



(八十八は桂米朝の俳号です)
(松村博著/八百八橋物語/)参照
(敬称略)
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理