彼岸の中日 四天王寺の日想観

今日（2021/09/23）の寄席は中止。


「コロナを吹っ飛ばせ」と
ポスターに刷っていて
吹っ飛ばされています。

笑えます。
つましい笑い。
くすりとやってから！寂しい。



ＪＲ天王寺駅の中央口改札のあるところは
天王寺 Mio プラザ館というビルかも。

M 2 階は
吹き抜けになっている
改札口の外の中央コンコースを
取り囲むようにロの字をしています。

改札の真上に行くと
イスとテーブルがズラずらズラずらと
たくさん並んでいるではないですか！


この区画は「ミオえきッチン」といって
カフェやフードを売るブースが
つづいています。

それを食する
イートインスペースのようです。

しばらくこないうちに
すっかり様変わりしていますね。

では！少し休まさせてもらいましょう。
と思ったのですが
休憩するだけはできないようなので
「ミスギヤ＋プラス」というところで
「はるちゃんチキンのシーザー唐揚げ丼」
という
やたら長い名前の丼を買ってきました。

なるほど！
下のコンコースがよく見えます。


色彩がきれいだったので買いましたが
高い（税抜き 580 円）もんですね。


具とごはんが分離されていました。


自分でドッキングさせて食べるのでしょうか。
とまどいますね！世間知らずは。

あ！いっしょに写っている
新ジャンル（第 3 のビール）は
飲みものがないから
たまたま（？）持っていたものを
飲んだのですが
外から持ち込んで飲食してはイケないと
後で知りました。

ごめんね。



谷町筋を北上して！
コソコソして！
コソコソといっても
法に触れるようなことはしていないつもり。

帰ろうとしたら
天王寺駅と
四天王寺前夕陽ケ丘駅の中間あたり。
「どちらが近いかな」
ちょっとでも楽をしようとする
怠けものでやんす。

そんなところに
四天王寺の西門（石の鳥居）があります。


「極楽浄土の 東門は
「難波（なには）の海にぞ むかへたる
「転法輪所の 西門に
「念仏する人 参れとて

後白河法皇が集めた今様歌謡集の
梁塵秘抄にありますが。

ここがその門のようです。

極楽浄土の東門は
四天王寺から見たら西門。

「転法輪所」とはなんですか。

たしかに！門の扁額に

「釈迦如来
「転法輪処
「当極楽土
「東門中心

とありますが。


極楽門の周囲に善男善女が集まっています。


極楽門の向こうに先ほどの石の鳥居。


さらにその奥に
極楽浄土があるのですね。たぶん。

今日は彼岸の中日。
石の鳥居に沈む夕陽を拝して
浄土に思いをはせる
「日想観（じっそうかん）」が催行されます。


「往生の聖地」だそうですよ。

人が多過ぎて極楽門の向こう側
つまり夕陽に近いほうにいる
お坊さまの声がほとんど聞こえません。

それでも般若心経やら
日想観文やらに和している人も多い。
えらいですねぇ。

バチアタリの私は石の鳥居の前に出て
谷町筋の向こうに沈む夕陽を見ることに。


景観を汚すビル群と
くるまの洪水ばかり。
みんな！今に地獄に落ちるよ。
私が一番先に落ちそうですが。



（新訂 梁塵秘抄／佐佐木信綱校訂／）参照
（敬称略）