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住吉大社 市えびす 腹痛の中 [わが街・下駄ばきドドンパ]

大勢の山伏姿の男たちが動いています。
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「祈祷木(ごまぎ)奉焚」のようです。

今日(2022/01/10)は
大阪最古のえびす祭りという
住吉大社の市(いち)えびす。
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末社の市戎大国社の例祭ですね。
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今年も新型コロナウイルス禍で
初市も餅まきもないようです。
静かなお詣りがつづいています。

御田(おんだ)の横を通り
南門を抜けて石舞台に。
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あれ!珍しく池に水がたっぷりあります。
でも!なにがそうさせているのか
水の色が緑がかっています。
不気味で!人も猫も水鳥もいません。

第一本宮の横から入ると
この時期に参詣客の多いこと。
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裏から見る第二本宮に
第三本宮と第四本宮。
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表に回ります。
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反橋(そりばし)を
渡る人がつづいています。
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振り袖姿が多いのは
今日が成人の日でしたか。
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多くのみなさんとは逆に表参道の
一の鳥居(西大鳥居)から出ます。
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露店の規制があるのか
寂しい境内でしたが
ここだけ香具師(てきや)の
サンズン(店)があります。

一の鳥居の前の電車道の向こうに
「縁起焼」という店ができていました。
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鬼の霍乱(かくらん)か
ビョーキになって 5 日目。
出歩いてもすぐには倒れなくなりましたが
安易に飲み食いはまだ慎まねば。

餅のひとつくらいは大丈夫でしょう。

白あん!赤あん!よもぎ!カスタード!
濃厚チョコ!と書いてあります。
縁起よく「紅白」に
赤あんと白あんをもらいましょう。
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ひとつ!税込み 200 円。
大きさからいえば!高価な餅です。

南海電車のガードをくぐり
住吉公園に行きます。

狛犬がいます。
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ここは住吉大社の参道のうちですね。

狛犬が鬼を踏んでいると思ったら
鬼ではなく!子狛犬ですね。
可愛がっていたのですか!はは。

芭蕉の句碑があります。
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「升買て分別かはる月見かな

「升買て」は
「ますこうて」を読むらしい。
「ますかいて」ではないのですね。

芭蕉は伊賀の人。
伊賀では大阪とおなじような
ことばづかいでしょうか。

もしや「升」は
「市えびす」の初市で!?
買ったのではありませんね。
「月見」ですものね。

その市は
住吉大社の「宝の市神事」のときに
「升」が売られる「升の市」ですね。
旧暦 9 月のことでしょう。

「分別かはる」つまり
月見に行く気が変ったのは
体調不良のためとか。

この作句は芭蕉の最晩年。
この 1 月後に一期を終えています。
その短い間にも
たくさんの句を残していました。

「この道や行く人なしに秋の暮

「この秋はなんで年よる雲に鳥

「秋深き隣はなにをする人ぞ

「旅に病んで夢は枯野をかけめぐる

等々。
最期の句とはこういうものでしょうか。

私も今!ビョーキ。
満身創痍ですが
48 時間七転八倒したのは腹痛。
死期が近いのかも。
芭蕉のように早くなにかを書き残さねば。

はは。
阿呆にはムダなことですね。
疲れているうえにさらに疲れます。
どんな死に方でも
死んで花実が咲くものですか。
もう今はただ
あがいていたらいいだけですよね。



(芭蕉の句は私が読みやすいように)
(勝手にリライトしています)
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