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雨に泣く かしく祭り さくら猫 [わが街・大阪ブギウギ]

東梅田駅付近の地下街の
「ホワイティうめだ」は
長い間になん度か改装やら
改名(?)やらしていたようですが
「泉の広場」の
名称だけは残っているんですね。

和泉の広場から地上に出て
ラブホテル街を彷徨。
朝から雨が降りつづいています。

少しこないと街が変貌しています。
それは少し大げさですが。

円頓寺は昔日の面影のまま。
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太融寺に寄れば
紅梅が濡れそぼっています。
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境内の隅にひっそりとある
「淀殿」の墓に参ります。
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江戸の徳川家びいきが
豊臣家をうとんで
遊女のように
「淀君」なんて呼んでいるのに
大阪の人が呼応してはいけません。
犬の遠吠えじゃあるまいし。

今日(2022/03/18)は
遊女の「かしく」の命日ですね。
身請けされていたときに死んだので
遊女と呼ぶのもおかしいですか。

法清寺では
「かしく祭り」が開かれているはず。

風俗営業のようなネオンが
昼間でもまぶしいほうへ歩きます。
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法清寺があります。
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今日は祭りでしょ?!
なのに!なんの準備もしていません。

「かしく」の墓にはだれもいなく
強くなった雨脚に沈んでいます。
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「かしく」は酒乱が治らず
いさめた兄を刺し殺してしまい
死刑になりました。

寛延 2 年(1749)3 月 18 日
処刑のときに
「悪酒をやめ酒に乱れぬ神霊とならん」
といったそうな。

それで「かしく」の墓石は
酒乱を治す妙薬(?)として削り取られて
小さくなったとか。

今は!お堂の中!削り取ることも
見ることもなくなっていますが。

祭りの始まるはずの正午を過ぎても
境内にも本堂の中にも人影がありません。



ま!落ち着いて!ランチにしますか。

法清寺近くのタイ料理店の
「タイ―ヤータイ」に入店しましょう。
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グリーンカレーと
タイ風の焼きそばのセットをいただきます。
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タイ人のようなおね~さんが
数種の薬味を持ってきてくれました。
塩をのぞいて!みんな使ってみます。

ゴホ!ゴホごほ!ごほ!
辛~!
むせるのを!がまん!
新型コロナウイルスに感染したと
思われたくありましぇ~ん!

涙があふれます。
「かしく」や
タイのバンコクの夜を思い出して
泣いているとも見られたくないですがね。

涙をふいていると!おね~さんが
コーヒーを持ってきてくれました。
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税込み 800 円。



冷たい風雨に
桃と桜(たぶん!)の花が寒そう。
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露天神社(つゆのてんじんしゃ)に寄りました。

元禄 16 年(1703)
ここの森で「お初」「徳兵衛」が心中。
それを元に近松門左衛門が書いた
人形浄瑠璃の「曽根崎心中」があたって
通称「お初天神」のほうが通りがいいかも。

今では「恋人の聖地」になっています。
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いったい!いく種類の絵馬があるのやら。
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10 種類以上はあるのでしょう。
商売上手!といえば不謹慎でしょうか。

ああ!
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「沢尻エリカ」の
戸籍名の表記ができるとは!
おぬしもやるよのぉ。

そ!大昔はかわゆい人でしたよね。



曽根崎お初通り商店街を抜けます。

「さくらねこは愛され猫」!
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「さくらねこ」って!?
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カットされた耳が
桜の花びらに似ているから。
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できれば!
しあわせな余命であってほしいもの。

雨!降りやまず。



(敬称略)
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