SSブログ

春菊のおでん [半煮え!生煮え!]

ほとんど自ら外に酒を飲みに行かない日々。
家では健康のため(?)毎日飲んでいますがね。

能力不足で
朝から夜中まで働いて
徹夜でもいとわず!の時代には
飲み屋というか!酒場というか!
ま!安居酒屋やら安スナックやらですが!
そんな飲み屋に入り浸り。

いつ帰宅したり!
恋をしたり!していたのやら。
今思えば!
われながら不思議に思う日々。

今では酒場には
引っ張られてしかたなく行ったり
用事で顔を出したとき!
すすめられて少し飲んだり!くらい。

今!入り浸りだった店舗に行っても
ほとんどが知らない客ばかり。
昔のアル中(?)のおじさんやおばさんは
鬼籍に入ったのかも。合掌。



そんな昔には
おでんの鍋の横に
春菊(しゅんぎく)をおいてありましたが。

注文があれば
春菊を鍋のだしにつけていました。
少々ぐんにゃりしただけでOK。
春菊のおでんのできあがり。

それが!今!ありませんね。

この冬!常連だった 3 軒の居酒屋に
顔を出したのですが
どこにもありませんでした。

売れなくなったのでしょうか。
春菊そのものは
スーパー等の店頭にありますからね。



観賞用の菊はだいたい秋に咲きますが
春に咲くから「春菊」!
分かりやすい命名です。

春菊を買います。
blog81.jpg

値札には「春菊」表示なのに
商品名は「きくな」ですね。
blog82.jpg

関西人はたいてい「きくな」で通します。
漢字で書けば「菊菜」でしょうか。

そういえば「しんぎく」と書いてあった
種子袋もありましたが。
「新菊」なのでしょうね。
なんとなく分からないでもありません。



おでんを作ります。
塩味のついただしで煮る
煮込みおでんですが。

そもそも串のついたものがおでんのはず。
語源は田楽ですから。
田楽の婦女子ことばがおでん?!

関西では煮込みおでんを
関東煮(かんとだき)といったはず。

森繁久彌が関西煮(かんさいだき)と
呼んでいたものは!さておいて。

ところが現在!関西圏では
田楽も煮込みおでんも関東煮も!
ま!関西煮も!まとめて駆逐(?)されて!
おでんの呼称一色!?

私の 1,500 倍ほどの資産のあるお大尽が
「おでんと関東煮とは別料理。
「両方はっきり区別して提供している
「料理屋が大阪にもある。
と!いいますが
連れて行ってくれないので!知りません。



だから!だからかどうか分かりませんが
串に刺さなくてもいいから
春菊だっておでんにできる(?)のだべ。

私には業務スーパーで買った
昆布と椎茸だけで作られた
液体のだしの素があるんだわ。

私のようにゾロアスター教に
深く帰依しているものは
(ウソついて!すみません)
生グサなだしは使わないのです。

だしの素を薄めて沸かして
キャベツと人参と
黄色いカブラとでおでんを作ります。
blog83.jpg

獣肉や魚介類を入れたいのだろうけど
懐中不如意に違いない!なんて
勝手に推察する野蛮な輩は、、、!
無視します。
ああ!泣けるぜ!

根菜は下ゆでして使います。

なかなかの味です。
blog84.jpg

宝酒造の 720ml 629 円(税抜き)の
ウイスキー「凛」がおいしい。



黄色いカブラは皮を厚くむきました。
その皮を捨てる訳にはいきません。

きざんで塩を振っておいたら
これまた!
酒の肴!ごはんのおかずにもってこいです。
blog85.jpg



(敬称略)
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理