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黒川ダリヤ園にダリア咲く 2022 [解語の枯れ尾花]

秋の収穫がほぼ終わった里山を行きます。
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野菊がそこここに咲いています。
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もっとも!野菊と称されるものは
50 種類ばかりありそうですが
伊藤左千夫作の「野菊の墓」の野菊は
この花じゃないかと勝手に思っています。

でも!
政夫が民子の墓の周囲に野菊を見たのは
6 月 23 日(旧暦)ですので
さて!はたしてこの花だったのやら。

ま!あの小説の中の植物は
季節を無視して登場しているような
疑問がないことはないですが。

そんな鑑賞のしかたをしては
せっかくの悲恋物語が面白くないのかも。

ナス科の毒草のような花が咲いています。
遠いので!望遠レンズで拡大してみると
ジャガイモの花でした。
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畑の獣除けのネットに
ハヤトウリのきょうだい(!)が
通り過ぎる季節の中で!
大きくなれずにいます。
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遠くからでもよく認められるのは
カラスウリの実でしょうか。
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向こうの山にクラックが入っています。
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ひび割れではなく!杉の枯木!?
名前の由来通り!杉はまっすぐですねぇ。



黒川ダリヤ園に着きました。
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兵庫県川西市の最北部の黒川にあるから
「黒川ダリヤ園」です。
決して「黒川ダリア園」ではありません。

ひと昔前に
「黒川ダリア園」と改称していたような。
また古い呼称の
「黒川ダリヤ園」にもどしていますね。
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川西市の「黒川ダリヤ園」の案内では
「ダリアが植えられており」と書いたり
「里山のふもとに咲くダリヤ」と記したり
混乱しています。はは。
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虚子の新歳時記を見たら
「ダリア」はありません。
「ダリヤ」ですね。

「ダアリア」ともいうそうです。
ポンポンダリアを天竺牡丹というとか。
なぜかこれはポンポン「ダリア」です。

見るんではなかったです。
よけいに分からん。

角川書店編/俳句歳時記には
やっぱり「ダリヤ」
または「ダーリア」です。

「ダアリアが正しい。

ともありますが!どうなんですか?!
正しいほうを使いなさい。

「天竺牡丹ともいう。

ポンポン咲きでなくてもいいのでしょうか。
ますます混乱します。

中村浩著/園芸植物名の由来/には
スウェーデンの学者の
ダール(Dahl)にちなんでいるので
「ダーリア(Dahlia)というべき。
とあります。

「天竺(インドか?)とも
「牡丹(ぼたん)ともなんの関係もない。

それはいわれなくても分かりますが。



暑さにやられたといって
一時!衰退していたダリヤ園ですが
回復してきています。
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シロートのいいかげんな推察ですが
暑さではなく!
ネマトーダの被害ではないかと思いましたが。

原種は数種らしいのですが
30,000 種類の品種があるそうな。

もっとも 40 年ばかり前に発行の
講談社編/園芸大百科事典に
のっている数字ですがね。

コスモスがきれいです。
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ダリア園で!あ!いや!ダリヤ園で
コスモスが人気とは。
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この日は昆虫の数が少ないような。
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おだやかな秋の日がうれしい。



栗おこわ(税込み 350 円)をいただきます。
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アルコールは好きでもないですが
少しほしいところ。はは。

1 袋 100 円の野菜類を買って帰ります。
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小さな実ですが
大好きな柿が安く買えました。



(敬称略)
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