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割れ鍋に綴じ蓋 呪いの山 [不謹慎ですが、、、]

「ジル」ですか。
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「Jill」なら女性の名前でしょうか。

「割れ鍋に綴(と)じ蓋(ぶた)」の
意味に近い英語のことわざなら
「Every Jack has his Jill」のJill。
「どんなジャックにもジルがいる」?!
なんですか!?そりゃ。

イギリスの伝承童謡の
「ジャックとジル」は
イングランドやスコットランドあたりの
3 歳の幼児でも歌えるとか。

Jack and Jill
Went up the hill
To fetch a pail of water
Jack fell down
And broke his crown
And Jill came tumbling after

細部は本によっては
多少違うかもしれませんが
だいたいこんな歌詞。

韻を踏んでいる詞を
日本語の散文に訳すのは腹立たしいので
だれの訳も見ませんが
その意味とするところは

ジャックとジルが水を汲みに
山(丘というほうがいいのかも)に
のぼって行きました。
ジャックはころんで王冠を壊しました。
王冠ではなく頭にけがをしたのかも。
ジルもつづいてころびました。

よく分からないはなしです。

どうして水を求めてのぼるのでしょうか。
多くの挿し絵は山やら丘の頂上に
井戸を描いているそうな。

たいてい水は低いところにありますがね。

ん!?
ふと!よけいなことが頭をよぎりました。

大阪城の高い位置にある天守閣の横に
明治時代に造った
大きな配水池がありますね。

樹々で囲まれて見えないので
認識度は低いですが
無粋なパイプは見えます。
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ま!これは無理やり
揚水しているだけでしょうけど。

天守閣の横に昔の井戸があります。

ということは山頂で
まったく水を汲めない訳でもないですか。
けっこう!深い井戸でしょうかねぇ。

ジャックの行った井戸は
遠くの!より高い山の泉と
地下でつながっているのかもしれません。

雨水を貯める池も考えられますか。
カルデラ湖のように
清浄な水があるところもあるでしょう。

だいたい!
ジャックとジルはどんな関係?!

時代が下がると
兄と妹のようにしていますが
大昔の原詞ではどうでしょう。

なんと!ジルは男という説もあるとか。

深沢七郎(1914 ~ 1987)には
男女どちらにも
適用できそうな名前の同級生が
少なからずいたとか。

4 月や 5 月に出産予定のときには
3 月中に出生届を出しておくのだそうな。
すると!ほぼ
1 年ばかり早く社会人になれて
大いに「得」だとか。
すざましい考えですなぁ。

そのころは大正時代!
おなかのあかちゃんの性別が
分かる訳でもないので
どちらにでも可能な名前を
届け出るのですね。

ただ!疑問なのはその届け出の欄の
性別はどう書いたのでしょう。

それとジルとは関係ないですかね。
忘れてください。



先日!林家笑丸が落語の本題の前に
マクラか小噺(こばなし)かで
恐い「呪いの山」をしゃべっていました。

男女のカップルが
山にのぼって行って
帰ってこなかった!とか。

それっきり!永久に。

恐い~!呪われています?!

オチは
山を越えて向こうへ行ったんだそうな。

ジャックとジルも丘を越えて
向こうの谷に水を汲みに行ったのかも。

その場合には
重い水をさげて
また丘を越えて
帰ってこなければなりません。

そりゃ!途中でころびますわな。



(敬称略)
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