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大阪の渡し乗船記(1) 木津川 [わが街・大阪ブギウギ]

水の都の大阪市には
八百八橋とおおざっぱにいわれているように
橋は多いのですが
それでも足りず
橋の代わりに渡し船がまだまだ活躍しています。

橋の代わり!つまり公道ですから
乗船代はいりません。
大阪市の運営です。

ただとは!?
ははは!おいら!ただ大好き!

渡しが集中している木津川(きづがわ)に出てみます。

まず一番上流の渡し船に乗ります。
落合上(おちあいかみ)渡船場と書かれています。

左岸は西成区北津守
右岸は大正区千島のようです。
岸壁間は100m。

dd落合上渡し.jpg

画像の向こう側が大正区。
旧町名を新炭屋町(しんすみやちょう)
250年前
炭屋三郎兵衛が新田開発したそうです。

近代!鉄工所なんか工場が林立し
今はその間に集合住宅が割り込んでいます。


数100m下流に
落合下(おちあいしも)渡船場があります。

ee落合下渡し.jpg

落合上と区は同じですが
左岸は西成区津守
右岸は大正区平尾。
江戸時代の
津守(つもり)新田と平尾(ひらお)新田を結んでいます。
岸壁間は138m。少し下流ですから少し広がっています。


さらに1kmばかり下流に
水面から36mという空高く
千本松大橋がかかっています。
その下に
千本松(せんぼんまつ)渡船場がありました。、

ff千本松渡し.jpg

天保3年(1832年)に大規模な堤が築かれ
この堤に植えられた松並木を千本松と呼んだらしい。

左岸は西成区南津守
右岸は大正区南恩加島。
南恩加島(みなみおかじま)新田は
文政12年(1829年)に開発されたそうですよ。
岸壁間は230m。
河口に近くなったのか!だいぶ川幅があります。


千本松大橋から
1400mばかり下流に
新木津川大橋がこれまた空にそびえています。
その下に
木津川(きづがわ)渡船場が。

hh木津川渡し.jpg

左岸は住之江区平林
右岸は大正区船町。
岸壁間238m。

昔は大型トラックも乗れるフェリーだったそうですが。
今は人と自転車のみ
他の渡船と同じです。


新木津川大橋は人も渡れます。
水面から50mの高さは
上がるには息が切れました。
だからか!あまりその気になる人がいないようです。

その50m上空からの木津川の上流。

hh木津川.jpg

もっとも
水の流れが分からず
川幅も同じようで
地図を広げないと新参者には
どちらが上流やら!下流やら?
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