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秀頼とサザエ(1) サザエごはん [七面鳥六目半ごはん]

豊臣秀頼はサザエが好物だったそうです。
無責任にも!どんどん与えたら
どんどん食べて
偏食から病気になったそうな。

近習(きんじゅう)たちは医者に叱られて
サザエを全く膳につけなくなり
秀頼が
「サザエは?!」と問うことになります。

その場しのぎに
秀頼の信頼厚い
片桐且元(かたぎりかつもと)のせいにして
「片桐殿がとりあげてしまいました」と答えました。

秀頼は肩を落としました。
「市正(いちのかみ=且元のこと)は」
「サザエの木を掘り取ってしまったのか!」

サザエは木になっていると思っていたらしい。
このことは
河内屋五兵衛という人の日記に書いてあるそうな。

秀頼はどのように調理されたものを
食べていたのでしょうか。

つぼ焼きが簡単でおいしい!
私は醤油だけをたらして焼きたいのですが
その時代に
今のような醤油は普及していなかったでしょうね。

秀頼くらいになると
下半身の内臓部分(生殖部分?!)を食べずに
上の上肉だけかじって
お代わりを所望したのでしょうか。

ワタの部分だけで
ごはんを炊くはなしを聞いたことがあります。

パソコンに残していたのですが
ある日!突然!消えていました!
データベースのファイルの中は空っぽ!
なにもかも!すっかり!まったく!
腰が抜けました!

十数年に渡ってメモ書きした
私しか読めない粗っぽい走り書きばかりですが
「食」の見聞を相当量ためていたのですがね。

まあ仕方ない!私流に作ります。

サザエを茹でて身を取り出し
ワタ(生殖巣?)を切り離し
醤油をくぐらせる程度にさっと煮ておきます。

洗い米にサザエの茹で汁を入れ
生姜の繊切りを加え
酒!醤油!を振って炊きます。

蒸らすときに
サザエのワタを入れます。

blogサザエごはん.jpg

見かけはともかく
意外においしい!
秀頼に教えてあげたかったですね。

(敬称略)

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