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クマゼミに襲われる! [手のひらを太陽に]

明るくなり始めたころ
近くの公園の森から
ジャッジャッジャッ、、、!
滝が目覚めて水が落ち出したように
情緒のない大きな声が始まります。

始まれば途切れることはありません。

時間の経過とともに次々に滝が出現したかのように
違う角度から音が増えたりして
四方!滝に囲まれたような錯覚に陥ったりもします。

クマゼミのオスたちの大合唱ですね。

それも慣れれば滝の音にしたらいいのですが。

突如!太平の眠りを覚ます大音声!?
わが家の庭!
ま!わが四阿(あずまや)はベランダともいいますが
窓ガラスがなければ
手が届くところで 1 匹のクマゼミが恋の歌!
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早朝から!勘弁してくだされ。
どの目覚まし時計よりも大音声!

しかし!クマゼミは浮気性!
ひと声うなったらすぐ場所を移動する習性。
流しのおにいさんです。
案の定!
しばらくしたら違うステージを探して飛んで行きました。



以前に長居植物園で
「大阪にはなんでこんなにクマゼミがおおいんや!」展を
開催していましたが
あれから 6 年!
もう完全に長居公園もわが家の前の桃ケ池公園も
ほぼ 100%クマゼミになったのじゃないでしょうか。

クマゼミは
「ヒートアイランド化」と
「都会」と両方そろったところで大繁殖すると
自分なりの結論を持っていますが
他のセミを完全に駆逐する仕組みは理解の外です。

キショウブが
他のハナショウブやアヤメの類を絶滅させて
大繁殖するような!そんなおぞましさを感じます。



クマゼミは
ゴジラやモスラのように
突然!出現した訳じゃありませんよね。

関西地方には昔からいたセミのようです。

大形で翅(はね)の透明度が高く
捕まえれば
こどもたちの羨望の的になっていたようです。

手塚治虫の小品「もんもん山が泣いてるよ」では
クマゼミと切手やどら焼きと交換しています。

この作品の舞台は
昭和 10 年代(1940 年前後)の関西のどこか。



よく観察すればコンクリートジャングルのわが家にも
いろんな小動物がやってきています。

最近はアシナガバチなんかが頻繁にきて
害虫でも探してくれているようですが
といって!あんまり歓迎もできませんが。

ちょっと散歩すれば結構いろんな小動物に出会いますね。

先日の夜中!
桃ケ池でウシガエルの死体を見つけました。
まだ絶滅してはいないようです。
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冬には寝床を追い出されたのか
震えているものがいました。
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秋には恋人にはぐれたものがいました。
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(敬称略)
タグ:手塚治虫
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