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河口慧海の学んだ寺子屋 [猫も歩けば棒立ち]

「自由都市」
「東洋のベニス」
「匠の街」とか形容されている堺。

南海・堺東駅前の
堺市役所の 21 階展望ロビーから街をのぞみます。
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ここは庁舎なのに
曜日に関係なくいつでも上がれます。
無料です。



堺出身の偉人といえば
千利休!与謝野晶子!河口慧海!阪田三吉!
ま!浅学ゆえその他の人は今すぐ思い出せませんが。

利休!晶子!三吉!
不調法ながら素直にいえば
私にはどうも好きになれそうにない人たち。
すみません。

河口慧海(かわぐちえかい 1866 ~ 1945)には
なぜか若いときにあこがれましたね。

こどものときから今も
飽きっぽく根気のない性格なので
長文のものはハナから敬遠してしまうのですが
慧海の「チベット旅行記」は読みましたね!最後まで。
青春の前期のこと。



慧海が学んだ寺小屋が現存しているそうな。

地図をもらったので
市役所の前の観光案内所でレンタサイクルを借ります。

堺はまた自転車の街。
鉄砲鍛冶の技術があったから
明治時代に自転車部品の製造が容易に始まったようです。

自転車の街の
レンタサイクル・ママチャリは 1 日 300 円!保証金なし。
安い!
それにこの日は 60 円引いてくれました。
なんの理由か聞いたと思うのですが忘れました!あは。

ともかく!自転車で北へ北へ。
南海・七道駅と阪堺・高須神社駅の中間あたり
元・寺小屋の清学院に着きました。

清学院は寺院でしたが
堺市が買い取って
堺市立町家歴史館との看板をあげていました。

小さな机が並んでいます。
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少年・慧海が座っていた机かも知れません。
慧海の生家はこの寺院のすぐ近くだったそうです。



「読み・書き・そろばん」の時代だったのでしょうか。
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ひとつの単語を
最初は身近な町名なんかが多かったそうですが
漢字で習います。

その読みをかなで書きます。
さらにその単語に使った漢字の別の読み方を習います。

1 度に 三つのことを習っていたようです。



すぐ南にやはり堺市立町家歴史館という
山口家住宅がありました。
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大きな家です。
江戸時代初期の町家だとか。

ほんのこの前まで住居としていたそうです。
よく保存されていますね。

こんな家に生を受けなくてよかったと
ふと思います。
とても!維持する力がありません。



堺市立町家歴史館!堺市立文化館!堺市博物館!
自転車博物館サイクルセンター!大仙公園内日本庭園なんかは
入場料が必要です。

京都や奈良の寺社ほど高くはないのですが。

どこも 65 歳以上は無料です。
(サイクルセンターは半額)

大阪市立の動物園なども
65 歳以上は無料ですが
ただし!市民だけ。
よそからきた人には適用されません。

が!
堺市は市外の人にも同じ対応。

わが大阪市の評判が悪いのもうなづけます。



(敬称略)
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