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春の六甲山最高峰の樹氷 [野道!山道!恋はけもの道!]

春がきました。

裏六甲の有馬温泉の
街はずれにある鼓ケ滝。
ふと!思い出して訪ねてみます。
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ふたつの滝が和して
鼓(つづみ)を打っているようだと
聞いたことがあるのですが
コンクリート造りになってしまって
音楽はどこかへ行ったようですね。



六甲山に上るロープウェイの駅の下をくぐります。
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少し滝川沿いをさかのぼれば
「炭屋道」の上り口がありました。

「炭屋道」とは!?
私が持っているどの地図にも記載がありません。

××十年前
私のところへやってきたときに
すでに古書でしたので
相当!古い地図ばかりなのに。

昭和 38 年(1963 年)編集の
一番古いガイドブックにもありません。

やたら急勾配の細道。
団体が一列で行儀よくクネクネと上って行きます。
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私も息せき切って 18 分。
はい上がったら「魚屋道(ととやみち)」に出ました。

炭焼きの生産が多かった山なので
だれかが「炭屋道」と名づけたのかも。
それも!最近になって。



「魚屋道」は瀬戸内海の魚を有馬温泉まで運んだ道。
魚ばかりじゃなく
種々の物資がひんぱんに往来した交易路でしょう。
大昔からきちんと整備されていたらしく
今も難所のまったくない道。

「住吉道」と書かれている地図もありますが。
それは海側から北へ住吉川をさかのぼって
六甲山を越えたからでしょうか。
今!私が思いついただけの説です。
他言しないでくださいね。



「魚屋道」を歩いて六甲山山頂を目指します。

あ!
キラキラと光っています。
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つららが下がっています。
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すっかり春がきたと思っているのに。
それに気温が高く風もないので
薄着でハイキングしているのに!意外。

標高が高くなれば、、、
標高なんて考えるほど
高い場所にいるとは思えないのですが、、、
霜柱の道が!
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雪で白い林間もあります。



最高峰近く!
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一瞥(いちべつ)では
桜かなんかの花が咲いていると思いましたが。
樹氷?ですか!

ん!
向こうの山も白い。
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汗びっしょりになって登ってきた春の陽気の中。
それが!
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最高峰につづく道際。
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白い花咲く木々。
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最高峰。
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ぽっかぽか。
大勢のハイカーがはなやいで
ランチにおしゃべりに。
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六甲山!おそるべし!
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あべのハルカスでお日さまのえがお [たべほ!ブフェ!バイキング!]

日本一のっぽビルの「あべのハルカス」を
いつも見て暮らしていますが。
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江戸の笑話にありましたね。

家から富士山が見える。
ということは
富士登山した友人に
オレの家が見えただろうと聞きます。
友人は
オレが手を振っていたのが見えたはずだといいます。

あ!
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あべのハルカスからわが家が分かりましたね。



餅つきですか。
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あべのハルカス タワー館の 13 階。
「お日さまのえがお」の店先。

小さな臼はいいとしても
もう少し台を上げなければつきにくいでしょうに。

あ!
それでいいのでした。
通りがかったこどもたちに
餅つきをしてもらうためでした。



ランチバイキングがありました。
1850 円。
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おいしそうですね。
でも!高いなぁ!
ま!いいか!晩ごはんなんかを 2 食も抜けば。
つまみなしで酒を飲んでいれば。
それでも飲むんかい!と空虚な自問自答。

ウィンナーソーセージが人気を集めています。
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店内で手作りしています。

ここは三重県の農場
「伊賀の里 モクモク手作りファーム」の直営店。
ハイキング仲間の小学生たちが課外授業で
ソーセージを作りに行ったといっていたような。

パンも目前で焼いていました。
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農場直営ですから野菜もおいしい。
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おいしいと思いますが。
なにを食べてもおいしい私の意見は
参考になりませんかね。



菜っ葉を食べ過ぎて
おなかいっぱいになりました。
メニューのほとんどをいただきましたが。
料理名は見にくいですが画像を見てください。

コーヒーをいただきます。
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りんごのジェラートがおいしかったので
トマトのジェラートも。
ビワ茶とキャベツとオレンジのジュースも。
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1 時間食べつづけて!苦しい!
制限時間は 90 分あります。
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粉浜 おからコロッケ かずやん [食い意地]

南海・粉浜(こはま)駅から
南に線路沿いの商店街を歩きます。
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粉浜とは古い地名。

「万葉集 997」の「春三月やよひ」の歌。

  住吉(すみのえ)の
  こばまの蜆(しじみ) 開けも見ず
  隠(こもり)のみやも 恋ひ渡りなむ

この歌の原表記は?!

  住吉乃 粉濱之四時華 開藻不見 隠耳哉 戀度南

やっぱり「粉濱」
間違いないようですね。



結構!にぎやかですね。

幅員が十分とはいえない通路に
各店舗が商品をはみ出させるものですから
活気があるように見えます。

あ!大正コロッケ?!
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「おかずのじゅん」の店頭に並んでいます。
「おからコロッケ」3 個で 100 円。
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甘味があっておいしい。
午後の紅茶のお茶請けにもなりそう。

でも!これは「おからコロッケ」で
「大正コロッケ」じゃないようですね。

檀一雄著/檀流クッキング/で解説されている
「大正コロッケ」の材料は
魚肉のすり身!おから!ねぎ!サクラエビ!
小麦粉!鶏卵!

この「おからコロッケ」には
魚肉は入っていないような。
それにジャガイモのやさしい味。



住吉大社駅までアーケードがつづいていました。

駅の前に大きなレリーフ。
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源氏物語の住吉詣。
明石上(あかしのうえ)の
悲しい恋がモチーフだとか。

いつの時代も忍ぶ恋の街。



南海・住吉大社駅に寄り添って
阪堺電車の住吉公園駅があります。

南海電車もほんのこの前まで
住吉公園駅といっていたのですがね。

その駅のすぐ前に
「500 円ランチ」の「かずやん」がありました。
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12 種類ばかりのランチ。
オール 500 円。

おでん(好みのもの 3 品)と
かやくごはんのセットをいただきます。
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(敬称略)
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春うらら!ピンクのうどん [こな(粉)もん]

ねこやなぎ?!
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春うらら。

長居植物園(大阪市東住吉区)の
アジサイ園から流れ出ている川の上。

この公園にはカワウがたくさんいますね。

あ!?
カワウの巣?!
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色が白い木。
カワウが子育てしていると
巣の周辺の樹木が糞だらけになって
白い木に見えませんか。

違いましたね。
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わが家の前の桃ケ池で
乾燥させてカラカラにした食パンとクロワッサンを
水鳥に投げてやりました。

マガモやカルガモの混成部隊が
遠巻きにして寄ってきません。

樹影で様子を見ていたら
1 羽の好奇心旺盛なのか
勇気があるヤツなのか知りませんが
ゆっくり!パンに近づいて
くちばしでチョンと突くや否や
ものすごいスピードで離れて行きました。

その刹那!群れも一斉に逃げてしまいました。

分かりません。

他の池ではどうなんでしょう。
試しにきたのですが
やっぱり!?
ここの池でも逃げられました。

白鳥なんか
大きな音を立てて羽ばたいて去りました。



帰ろ!
親切の押し売りはやめよう。

梅が咲いていますね。
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ぽつりぽつりと早春の点景。
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この植物園にも梅園があります。
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そんなに大きな梅園じゃないけど
今が見ごろでしょうか。
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梅の花は「白」が基本色なんですか。
それともピンク?!



ピンクの花を見たので
ピンクのものでも作りましょう。

うどんの玉を湯であたためて
粉末の「赤汁」を混ぜて
ほんのりピンクに染めてみます。

赤汁は市販品。
原料はアセロラやトマトやりんご等らしい。

セリを茹でてトッピングすればきれいでしょ。
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市販のだし醤油でいただきます。

不思議な!フルーティな味ですが
わたしにはおいしく感じます。
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明石海峡大橋に夕陽が沈んだ [わが街・大阪ブギウギ]

万葉集の柿本人麻呂の歌。

ともしびの 明石大門(あかしおほと)に 入らむ日や
こぎ別れなむ 家のあたり見ず

明石海峡大橋に大きな太陽が降りてきました。
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人麻呂は明石海峡の船上で
西に沈む陽を見ていたのでしょうか。

私は大阪府咲洲(さきしま)庁舎(旧WTC)の
55 階の展望台から見ています。



ぼけっ!(大阪弁のののしりのことば!?)

あ!ちょうどボケの花も咲いていました。
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ぼけっ!

大阪市のぼんくら行政!
政治家や役人どもは自分の金でもないものだから
ハコモノを造りまくって全部!破綻!
きれいさっぱり?!見事なもの!はは。

象徴的(?)なボケの花の向こうに
破綻のランドマークになった咲洲庁舎がありました。
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高さ 256m 。
展望台は 252m 360°ガラス張り。



展望台ではみんな西側に集まっています。
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瀬戸内海!
もっと細かくいえば
明石海峡大橋に沈む陽を撮影したいのですね。

みんな!バカでかいカメラやら
見たこともない機材やら抱えています。

いくら機材がよくても!高い授業料を払っても
持って生まれたセンスが悪ければ
芸術にはならないというのが私の持論。

カメラもバカちょん!
(こんなカメラ!だれも持ってきていません!はは)
感性も悪い私は!じたばたしないで
入場券(500 円)についていた
カフェの金券(100 円)をつかうもんね。

といっても!メニューに飲みたいものもないので
生ビール(550 円 – 金券)でも。
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ん!?
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生ビールの向こうの夕暮れの街に
あべのハルカス」が浮かんでいます。



午後 5 時半過ぎて
さらにひとつ上の階に入場を許されました。

この階は針金の仕切りがあるだけ
360°吹きさらし!風が寒い。
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ここでもみんな西側に集結。
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夕陽が好きなんですね。

春!
風!
夕陽!とつぶやいて連想。

嫩水春来別様光
 (どんすい はるきたって べつようにひかる)
草芽緑甚却成黄
 (そうが みどりはなはだしく かえってきとなる)
東風似与行人便
 (とうふう こうじんのために べんになるににて)
吹尽寒雲放夕陽
 (かんうんをふきつくして せきようをひらく)

南宋の楊万里の七言絶句。

詩では小川がキラキラでしょうけど
眼下には瀬戸内海がキラキラ光っています。
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午後 6 時近く
夕陽がどんどん落ちて行きます。
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ふと!
サルに近いヒトが
夕陽を浴びている光景が脳裏に浮かびました。

恐竜の時代は過ぎたものの
干ばつが 1000 万年もつづき
ヒトザルは餓死しかかっています。

「2001 年宇宙の旅」
この一世を風靡(ふうび)した映画を
見たことがあるかも知れませんが
まったく記憶にないのですが
小説ではヒトザルが夕陽を浴びていたような。

絶望の中で
それでもヒトは夕陽に魅かれるものでしょうか。
太古のころから。



6 時を過ぎたら
夜のとばりに紛れてしまいました。
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あれ!?
ア-サー・C・クラーク著/
小説・2001 年宇宙の旅/伊藤典夫訳/には
絶滅への道を進むヒトザルは
夕陽をのんびり浴びていませんでした。

私はなんの幻影を見たのでしょう。



(敬称略)
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