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保久良神社の梅 風吹岩のにゃんこ [野道!山道!恋はけもの道!]

阪急・岡本駅(神戸市東灘区)は
小さな駅なのに特急が停車するのですね。

駅前は
石だたみのおしゃれな街と
書いてあることもありますが
なんだかごちゃごちゃしていて
アーケードもなく
狭い道に人とくるまが押しくらまんじゅう?!

まんじゅうといえば
気のせいか!
パンを焼いている店舗の多いこと。

ドンク(DONQ 岡本グルメ館)で
梅あんぱん(210 円)を買いました。
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白あんでほんのり梅の香がします。

岡本商店街は今年(2014/02/01 ~ 03/31)も
「梅の味覚フェア」をしているのです。



急坂をゆっくり北に向かいます。
六甲山の山裾に
へばりつくような住宅街を縫って進みます。

このあたりに住めば
朝遅刻しそうなとき!
転がるように駅に行けますよね。
自転車なら!なお早い。
しかし!夜の帰り道は遠い。
酔っぱらったり!失恋した日にゃ!
押して帰る自転車は重く!なお遠い。

30 分もかけて保久良(ほくら)神社に。

神社の横が明るい。
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梅林の梅が咲いています。
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前にきたとき
なんだか情けない花の咲き方だったのに
梅林が復活してきていますか。
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観梅する人が少ないので
詩歌を作ったり
恋を語り合うことができる穴場かも。

ただし!トイレがあるだけで
店舗も人家も自販機も
水さえ飲めるところもありませんよ。



さらにゆるゆると上ります。

荒い石段がつづくあたりは
桜の木がおおいかぶさっています。
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まだかたいつぼみのまま。
咲き始めたら!急に風景が変わるのでしょうね。

春の陽気の中!ゆるゆると
1 時間半以上かけて風吹岩(かぜふきいわ)へ。
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たぶん!標準登山タイムはもっと早いはず。
脚力の衰えが目立ちますね!はは。
特に下りのスピードは顕著!
遅きこと!でんでんむしの如し。



風吹岩にはなんにもありません。

大きな岩のかたまりがごろんと
見晴らし台のようにあるだけ。
文字通り!風が四方から吹き抜けて行くところ。
イノシシとマムシの通り道でもあります。

あ!にゃんこ。
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数年前からいましたが。
なんだか!もこもこ厚い毛皮を着ていますね。
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ここで冬を越したのでしょうか。
雪も降るこんなところで。
なん頭もいます。
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風吹岩は登山路の中継のランドマーク。
ランチ場所でもあるので
ハイカーから食事を分けてもらって
生きているのでしょうか。

それにしても!この山中で。
なんにもない!?
雨宿りの場所は?!
水場は!?

胸が痛くなります。
「梅あんぱん」をあげますから
せめて「お花見」の気分になってね。

つらい。
生きて行くのはつらい世ですね。
とぼとぼ帰ります。
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月ヶ瀬梅渓の美しい人 [みんなで歩けばこわくない]

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衝破春寒暁出城
  しゅんかんを しょうはして
  あかつきに しろをいづれば

東風剪剪弄衣軽
  とうふう せんせんとして
  いをろうしてかろし

漫山匝水二十里
  まんざん そうすい にじゅうり

尽日梅花香裏行
  じんじつ ばいか こうりにゆく


梁川星巌(やながわせいがん 1789 ~ 1858)の詩。
(読み下し/石川忠久)

「二月五日携家観梅於月瀬村」という
題がついています。

旧暦の 2 月 5 日(今年なら2014/03/05)に
「家」を連れて月瀬村に観梅にきたのですね。

「家」とは妻の紅蘭(1804 ~ 1879)のこと。
この詩人は妻と徘徊するのが好きだったようです。
15 歳年下の妻。
夫を尊敬し従順!聡明で詩作に長(た)けた妻。
星巌は可愛いくてたまらなかったのかも。



月瀬村は「つきせむら」だったのでしょうか。
「つきがせむら」と呼んでいたのでしょうか。
近年!「月ヶ瀬村」と表記を改めたようですが。
ちなみに 2005 年に奈良市に編入され
「村」はなくなっています。

詩に添えて
月瀬村は見るところすべて梅花
幾億万株かも知れないと書いています。
しかし!辺鄙(へんぴ)なところなので
賞するものがいないともいっています。

幾億万株は大げさな表現かも知れませんが
辺鄙というのは!失礼ながら今でもそうかも。
そこが!また!いいのですけどね。

JR月ヶ瀬口駅。
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静かですね。
梅渓行きのバスに乗ります。



村中にいくつかの梅林がありますが
まず!帆浦梅林に出て名張川を望みます。
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花は咲いています。

今まで!なん度かきたものの
だいたい!寒風吹き荒(すさ)んでいて
「花」とまともに対面したことは少ないのですが。

惜しむらくは!雨模様。
霞んでいます。
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同行のアラフォー(around 40)のNo.6
女史にNo.をつけてすみません
かりそめのマドンナのおね~さまが
こんなにたくさんの梅花を見るのは初めて!と
喜んでくれるのが救いですが。
あの日の紅蘭のように可愛く、、、。
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あ!あの日の紅蘭は 20 歳だったそうですよ。
おね~さまは紅蘭の母くらいの年令。失礼。
でも!「かわゆさ」は年令じゃないのだ!
あ!ほめたことにはならないのかも!すみません。



過去!同行者が悪く!?
吟行には酒がつきものと勝手なリクツをこねて
このあたりの茶店で大酒を食らい
他のいくつもの梅林には
まず!行かないで帰っています。

今日は眼下の月ヶ瀬橋を渡り
対岸の梅林にも足を延ばしませんか。
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え!?
この道は通行止め!?
遠回りしなけりゃならないの?!
残念!時間がなくなるので
今回もこのあたりでランチにしますか。

雨が上がりましたね。
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きれいですね。

いつもの相棒の
アラフォーNo.2のおね~さまじゃなく、、、。
あ!そりゃもう!
おね~さまはいわなくても当然!
きれい、、、ですよ。たぶん。



黄色い梅花じゃありません。
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さんしゅゆ(山茱萸)の花でしょうか。

花の向こうの施設は
たしか「梅の郷 月ヶ瀬温泉」ですよ。

月ヶ瀬温泉の入浴料は 600 円。
でも!外の足湯は無料かな。
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茶畑!珍しいですか。
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なんでも感動して
ホント!あなたは可愛らしいですね。
相棒のおばさん!つまり
お色気過剰アラフォーNo.2とはエラい違い。
いや!なんでもありましぇん。
ひとりごとざんす。

ここは大和茶の産地としても有名なんですよ。

「みのむし」を買います。
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「白梅茶屋」考案の茶葉だそうですが
茶葉がミノムシの形に成形されていました。



(敬称略)
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のらぼう菜と うこん漬け [こな(粉)もん]

二上山のふもとの
「道の駅」で買った(拙ブログ 2014/03/18
のらぼう(!)という
アブラナ科らしい菜っ葉(100 円)と
大根のうこん漬け(200 円)!(金額は外税)
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ん!?
うこん漬け!

うこん?鬱金!玉金?ターメリック!turmeric?
もしかして
うこんはたくあん(沢庵)の着色料じゃないの?!

たしか!母なんかは
クチナシの実なんかを
着色剤に使っていたかも知れませんが
ターメリックもたくあんの添加物でしたよね。

うこん漬けって「たくあん」?!
早いはなしが。



どうして着色料が必要なのか。

妹尾河童著/タクアンかじり歩き/に着色料
「黄色 4 号(タートラジン)」についての
記述がありますが。

たくあんは黄色じゃないと消費者が買わない!
それで黄色くなるように
合成着色料「黄色 4 号」を添加すれば、、、買わない!

どうすりゃいいの?!

クチナシ等の天然着色料にすれば、、、いいのかな。

しかし!
同じ発色をさせるには
「黄色 4 号」の 50 倍もの
「クロシン(クチナシ)」を使わねば効果がないそうな。
いくら天然だからだといってもねぇ!



「のらぼう」を 1 分茹でます。
太い茎もすぐ柔らかくなります。

茹でたスパゲティをバターで炒めて
「イカスミライスの素」で調味。

黒いスパゲティを大地と見立てて
「のらぼう」を萌えいずる芽!
たくあんを!いや!うこん漬けを黄色い春の花代わり。
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赤い飲みものは赤汁、、、ツバキの花咲くころですから。

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(敬称略)
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蓮花定食を食べて昇竜に乗って [猫も歩けば棒立ち]

静かな里に!
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大勢の人が集まっていますね。

二上山のふもと。
二上山は大阪府と奈良県を仕切る山。
ここは奈良県!たぶん香芝市。

たぶんというのは
平成の村落の大烏合(失礼!)で
昔の名称は雲散霧消!
どこへ行ってもなにがなんやら。

昔の地図しか持っていないものはあわてますが
最近は!あきらめて詮索もしません!ですがね。

二上山には府側からも県側からも
登ることは多いのですが
ふもとのこの建てものは知りませんでしたね。

たまには近くの
当麻寺(たいまでら)やら石光寺やらには
参拝(いや!見学かな?)したりはしましたけど
このあたりはのどかな田園だけで
なにもない!と認識していましたぞな。
道路やら建てものやらがごちゃごちゃと増えて
いわゆる!開発が進んでいるようです。

ちなみに!
石光寺は「せっこうじ」とルビが!?
私の持っている資料・地図には
みんな「しゃっこうじ」!
寺院の名称まで変わっています!?ああ。



「道の駅」でした。
「道の駅 ふたかみパーク當麻(たいま) 當麻の家」!
どこまでが本名なの?!

余談ですが「道の駅」というのも
浅学なものには理解しがたいですけどね。

「駅」の字を観察すれば
「馬」が寄ってくるところ!みたいです。
馬は道を歩くので!わざわざ断らなくても、、、。
そういえば「川の駅」とか「海の駅」とか
名乗っているところもありますなぁ。
水の上を馬が歩くのを見てみたい。

道の駅のレストランがにぎわっています。

「ふすま」うどんでしょうか。
精製していない粉で作ったうどんがあります。
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余談ですが私は
「ふすま」といえば麦の精白の過程のカス。
「ぬか」といえば米のそれだと
区別してきたのですが
米のも麦のもみんな「ぬか」と呼んでいる
周囲の自称・有識者が多いこのごろ。



汁かけうどんは
西田辺の自称・高級割烹で食べて!吐いた!
そのトラウマがよみがえる日には避けて
「蓮花定食 850 円」というものをもらいましょう。

「蓮(はす)」といえば
近くの当麻寺(たいまでら)の中将姫。
三位中将の位にあった高貴で美人の姫が
蓮糸で
曼荼羅(まんだら)を織った伝説で有名です。

ん?!
どこが蓮の花なの?!
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1 品!
蓮根のまんじゅう(クズあんかけ)がありますね。



「道の駅」で珍しいものを買いました。
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のらぼう?!
ナタネ菜の仲間かな。100 円。
大根のうこん漬け。200 円。
てんてきの糖。430 円。
すごい名前ですね。
やまと蜂蜜という会社が
蜂蜜をベースに製造しているようです。

全部!外税がかかりました。
ま!税金の変更が近く!
分かりにくくて大変です。



「道の駅」に隣接して広大な公園がありました。
「二上山ふるさと公園」ですか。

なん度もいいますが
私の持っている地図には田んぼと里山だけですがね。

芝生公園ですって!
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春の目土を施したのか!土しか見えませんが。

立派なログハウスもありますね。
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水辺のテラスには太鼓橋があります。
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雨露をしのげる大きな公園館もあって!
すごいですね。



展望台!?
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イノシシよけの柵の向こうに
天に昇る竜のように石段がつづいています。

一瞬!荒い石造りがうろこのように見えました。

456 段!?
なんだ坂!こんな坂!

しかし!はぁ~!しんどい!

石段の蹴上げが中途半端に高く
踏み面は荒くて足が不安定になるばかり。
建設者は人が上がるために考えて造ったの!?

はぁ!上を向いたら!まだありますね。
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下を向いたら!かなり上がってきたのに。
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だれかの人生みたい。

ほうほうの体で登ってきたけど
小さな展望台があっただけ。
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春霞の中の市街地がみえるだけ。

背中に著名な二上山があるのですが
見えませんね。

お~い!
明日はどっちですかぁ~!
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ソラマメが咲いています [解語の枯れ尾花]

あ!?
ソラマメの花が咲いていました。
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花後のものも多い。
相当前から咲いていたのかも。
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あちらの太陽の方を向いていて
私は昼間あまり家にいないので
気づいていませんでした。
ソラマメちゃん!ごめんなさい。



春です。


   あたりには小鳥は跳びかつたわむれぬ。

   小鳥の思いはわれ知るを得ざれど

   そのいともかそけき身動きすらも

   喜びのみぶるいとさえも思わるる。


「喜びにみぶるい」ですよ!春です。


   そよ吹く風をとらえんと

   芽ぐむ小枝はその扇を開く。

   そこには必ず喜びありと

   われ思わざるをえざるなり。


ワーズワース(1770 ~ 1850)の
「早春の歌」(田部重治訳)ですが。



春の喜び。
花が恋をするのなら
人間も恋をしましょう。

いわなくても
年中発情している私の周囲の老若男女。

あ!
ハイキングの相棒のわが親愛なる
アラフォー(around 40)のおね~さまの
悪口をいっている訳じゃないのですよ。

ま!だいたい元気に歩く人は
お色気があり
中には発情そのものという人もいるということです。

でも!春は特別?!



だいたい「ヒト」の恋の季節はいつ?!
早いはなし!
もともとの発情期はいつだったのでしょうか。

冬が過ぎて
食物が得やすくなった春が子育てにいいような。

ま!四季がはっきりしている地方ではね。
今の人類がアフリカから出た直後は
アフリカのリズムが強く残っていたでしょうから
違うのかも。



春からが子育てにいいというのは
よく考えなくても思いつきますが
卵で産んで育雛期間が短い小鳥なんかは
春に発情してもいいのでしょうけど
胎盤を得たものは
そのうんと前に発情期がないとおかしい?!
奈良公園のシカ(日本鹿)が秋に発情するように。



ん?!
ヒトの精子は
冬にスピードが速く
異常が少ないというデータが発表されていましたね。

イスラエルのチームの研究。
「American Journal of Obstetrics & Gynecology」
(米産科婦人科医学誌 2013/03/11)上の記事。

「冬と春の精子は妊娠確率が高い」のだそうな。

春に受胎すれば!秋に生まれて
冬に子育てしなけりゃなりませんがね。
もっとも!
ヒトは子育ての期間がむちゃくちゃ長いので
季節は気にしていられないのかな。



そんな訳で!
どんな訳か訳分かりませんが!
春です。

ソラマメは遠い日に
祖母が植えていたのを見ていただけですので
まったく知りませんが
このまま放置していても結実するのでしょうか。

ま!実がなくても
緑色だけがベランダにあればいいのですけどね。



(敬称略)
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