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サントリー京都ビール工場にて [工場見学]

天下分け目の天王山。
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標高 270m の丘(失礼!)です。

押し寄せる羽柴秀吉軍と
迎え撃つ明智光秀軍の雑兵たちが
丘をはい上がる幻影をいつも見る私ですが
それは無知なるものの妄想!?

ふもとの大山崎中学校のそばに
「山崎合戦古戦場」の碑がありました。
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そりゃぁそうでしょう!
だれが好んで山ん中で戦うものですか。
どちらかが一方的に攻めるのじゃないのですから
平地でぶつかりますよね。

のどかな春の向こうに
サントリー京都ビール工場が見えます。
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卑(いや)しい性格なんでしょうね。
食品工場見学大好き人間。
ビール工場には
サッポロ!キリン!アサヒ!サントリーの大手から
地ビール工場まで機会があれば行っているような。

中でもアサヒとサントリーには
近いからか!なん度も訪問!恥ずかしい限り。



そんな反省とも思えぬことをつぶやきながら
反対側の正面に回ります。
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また!おじゃまします!臆面もなく。

サントリーはどこでも撮影可。
動画とか録音はダメかも知れませんが
写真は「どうぞ!どうぞ!」です。

これはとても気分がいいものです。
カメラをぶら下げていても
気をつかわなくてもよろしい。

この日の工場は動いていませんでした。
清掃やメンテナンスをしているようでした。

それでも「どうぞ!」といわれれば撮るもんね。
卑しいから。
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試飲させていただきます。
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決して!試飲が主目的ではありません。
ま!ありません!です。
少しはあるかな。

ザ・プレミアム・モルツ!からいただきます。
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モルツ・ザ・ドラフト!
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ドラフトってなんでしょう。
「生」とは違うんですか。
ま!気にしませんけどね。

最初の方が!口当たりがよかったので
もう 1 杯は「プレミアム」を。



いい気持になって帰ります。

工場の近く! 10 分も歩いたところに
阪急の新駅ができていました。
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京都線の西山天王山駅。

マルーン色(マロン色)の電車が通過しています。
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まさしく阪急電車です。
「阪急マルーン色」です。
創業者・小林一三が永久に変えるなといったとか。

とはいうものの
創業者が同じく手放すなといっていた
プロ野球チームも今はなく
明日の阪急の色はどんな色。
よけいなおせっかいですが。



(敬称略)
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恋に見境ないイカ [手のひらを太陽に]

最近!
深海に棲息する巨大な生物・ダイオウイカが
網にかかったニュースをよく聞きます。

また!兵庫県新温泉町でしたか
4m 200kg の大きなダイオウイカが
浅瀬で生け捕りされたとか。(2014/02/25)

素潜り漁のおじさんがロープで捕獲?!
怖くなかったのでしょうか。

もし!おそわれたら!?

おそわれることを考えなかったのでしょうか。

同じように深海に棲む
キタノヤツデイカのオスは
性別に関係なく
出くわした成体に
見境なく精子器を打ち込むそうな。
(2011/09/21 英国王立協会誌/Biology Letters)

深海魚は恐ろしいのだ!?



唐突ですが
見境ない!で思い出したのがカエル。

恋の季節には
たいていの日本のオスのカエルは
「抱擁の名手」だとか。(中村浩著/動物デカメロン)

オスは抱擁力がやけに強く!しぶとく!
飲まず食わずで 1 週間以上も抱きしめる個体もいて
抱き殺される(!)メスもいるとか。

それに!あさましく!せっかちで!
オスであろうと!
他の種類のカエルであろうと!
なにであろうと!目前に動くものに抱きつくそうな。
手あたり次第!

抱きつかれて!締めつけられて!
落命した魚もいるそうですよ。



もし!ダイオウイカが生殖目的で泳いでいて!
キタノヤツデイカのように
見境なく精子器を打ち込んだり!
カエルのようにあせって
抱接する習性だったりしたら、、、?!
そんな危惧(きぐ)しませんでしたか。

もっとも!
漁のおじさんが遭遇したダイオウイカはメスで
キタノヤツデイカは
せいぜい外套長16、7cm くらい
モンゴウイカほどもないそうですが。



巨大なイカと闘ったはなしがありましたよね。

集団で襲われて
銛(もり)と斧(おの)で大奮戦?!

ヴェルヌ著/海底二万海里/花輪莞爾訳/に
あったような。

ああ!
イカじゃありませんでした。
タコ!?
8m 25t の大ダコでした。

そんな大ダコが団体で
潜水艇をなきものにしようとするのです。
あくまでも小説ですよ。



はなしは澪(みお)をはずれますが
かれら!「海底二万海里」の主人公たちは
潜水艇に乗っているんです。

その潜水艇は
葉巻型をしていて!全長 62m 。
直径 6m ものスクリューで
時速 60 マイル(80km)で移動できて
簡単に 4 海里(1600m)もの深さに潜れます。

すご過ぎるフネです!

この小説は 1869 年発表されているんですね。
日本では江戸幕府が終わったころ。

驚くことに!潜水艇内はすべて電気仕掛け!

強い照明も制御システムも動力も
すべて電池のエネルギーで動いているのです。

1869 年はまだ
あのエジソンが電球の商品化もしていないころ。
今の科学のリクツからいえば
こっけいな記述も多いのですが
その時代の先端科学知識の集大成かも。

たとえば
海中から無尽蔵に採取できるナトリウムから
強大な「電気」を生産しています。
現代の「ナトリウム」という名前のついた
電池の予言のようでドキリとさせられますが
だいぶ!違うもののようです。



そんなことを考えながら
タコを食べます。

タコとワカメとキュウリの酢のもの。

酢の好きな私は
酢をだしや水で割るのを好みません。
どちらかといえば米酢より
あれば!舌に強い穀物酢をぶっかけて
淡口醤油と砂糖をほんの少し。

炊き立てのごはんにのせて食べたら
タコ酢丼?!
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しあわせ。



あんれ!?
イカのはなし!
どこかへ行きましたね。

ダイオウイカが食べられるのもなら
食べてみたい、、、?!



(敬称略)
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桃ケ池で探そう桃源郷 [解語の枯れ尾花]

わが家の庭(?)の桃ケ池の春。
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桃ケ池ですから「桃」です。
花桃が咲くのですが。
その花桃!年々元気がなくなっているような。
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昭和 55 年(1980 年)の読売新聞の記事では
桃の木が 209 本!
え!そんなにあったの?!
100 本もありますか!今。
数えたことはないのですが。



もともと!この池は
「股ケ池」とか「百ケ池」とか「脛ケ池」とか
表記されていたようです。

昭和 18 年(1943 年)に阿倍野区ができたとき
桃ケ池や桃ケ池町の名称を作ったのかと
最近!流れてきた新参ものの
私なんかは考えていたのですが
昭和 8 年(1933 年)
「桃ケ池公園竣工」ですって!?

「股」から「桃」に漢字を変更したのは
案外古いのかも。

それでそのときに
花桃の木を植えたのかどうか知りませんが
今!元気がなくなっている桃の木が
80 年生だとは!とうてい!思えませんが。
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せいぜい!樹齢 2、3 十年?!
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しかも!どれもこれも若木さえも
リンチの後の瀕死(ひんし)の状態のよう!
気息えんえん!?
可哀そう。



果樹の桃の営利栽培の寿命は長くても 2、3 十年。
それに「いや地現象」もあって
栽培地が動いて行かざるをえないと習いましたが。

花桃もそうなら
苗木の更新だけでは
桃花の公園を維持できなくなるのでは。
私が心配することもないですが。

桃も桜もなくなって
雑木!たとえば!しだれ柳だけの
ゆうれいが似合う公園になっても
私は構いませんがね。



「桃」といえば
無学な私が無常を感じるとき思い出す詩。

 賢愚 千載 誰が是(ぜ)なるを知らんや
 滿眼の蓬蒿(ほうこう)共に一丘
 (注釈/荒井健)

北宋の黄庭堅(1045 ~ 1105)作
「清明」の終わりのところ。

その初めのところは

 佳節(かせつ)清明 桃李(とうり)笑み
 野田(やでん)荒壟(こうろう)ただ愁を生ず

です。

清明節(春分から 15 日後)はいい季節。
そのころは桃や李(スモモ)の花盛り。
清明節前後の詩歌にやたら「桃花」が出てきますね。

中唐(766 ~ 826)の崔護(私には出自不明)の

 去年の今日 この門の中
 人面 桃花 あい映じて紅なり
 (読み下し/石川忠久)

で始まる有名な詩「人面桃花」も
清明節のころ作ったようです。



日本の早春の花はいろいろあっても
やっぱり!桜。

中国の詩には桜が出てきませんね。

ときには「桜」という漢字を
白楽天(772 ~ 846)なんかが使っていますが
日本人のイメージの
エドヒガンやらソメイヨシノみたいな
はでな桜花ではなく
「ユスラウメ」のような可愛い花のような。

中国では「桃」ばかり。

桃の脇を固めるのは
「梨(なし)」と「海棠(かいどう)」でしょうか。

陶淵明(365 ~ 427)が
桃花源記に書いた理想郷も
桃の花の向こうにあったといいますからね。

「桃源(郷)」ですか。

わが家も桃の花の向こうにある、、、すると桃源郷?!
そんな訳ないですね。
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桃の花のむこうにあべのハルカスが見えるだけ。



桃源(郷)は求めても探せないそうな。
まぁ!しかし! 行ってみたい!
手に入れたい!と考える人は多い。

金持ちは自分で造ろうとしたりします。

張岱(1597 ~ 1689)著/
陶庵夢憶/松枝茂夫訳/に
文人政治家として有名な范文正の子孫が
文正の墓を取り囲んで
広大な庭園を造ったと書いていますね。

山のふもとの右手は「孤山」
梅の木が千本!

左手は「桃源」
そそり立つ岸壁と滝を配置し
そこに落花!
当然!桃の花びらでいっぱいになるように。

今もかの地にあるのでしょうか。

ま!そこに行ったからって幸せになれるのかどうか。
好きな人と行けばなれるでしょうけど。

そう!
桃源郷は求めても探せないけど
近くにあると陶淵明はいっているとか!いないとか。
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(敬称略)
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雨の天王寺動物園 どて焼き炒飯 [通天閣が見える]

天王寺動物園。
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のっぽビルのあべのハルカスがかすんでいます。
この雨では!園内にほとんど!人影がありません。

雨の動物園!好きです。
好きですというのか!魅かれます。
仕事も約束も教養もうっちゃって
(もともと皆無に近いですが)
雨が降っていたから飛んできました。

雨でも元気に自主散歩(?)している
ホロホロチョウについて歩きます。

あれ!止まりましたね。
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この扉から中に入りたいようですが。

この向こうはサバンナゾーンでした。
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サバンナには
ホロホロチョウの家族か親戚かがたくさん。
そこへ帰りたいらしいのですが
勝手に家出したのなら
すぐには許してもらえないのかな。



サバンナを見降ろしてライオンの一家。
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狭い石の上にかたまっています。
これは石の形のベッド。
寒い日にはヒーターが入っています。

サバンナの向こうにそびえている
あべのハルカスがどんどんかすんで!
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ついに消えました。



動物の慰霊塔。
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この肥溜(こえだめ)みたいなのは。
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外来生物の隔離施設。
ヌートリアとアカミミガメが収容されていました。

寂しいねぇ。



雨を避けた片屋根の下で
ハイイロカンガルーとハシブトカラスが
対峙していました。
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しばらくして!また通りがかったら
おんなじポジション。
仲がいいのやら!悪いのやら。



数少ない入場者の中で元気な
小学校を卒業したばかりのような
女の子だけのグループが騒いでいます。
なにごと?!
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ゾウがおしっこしていました。
箸がころんでもおかしいお年ごろ。
いいなぁ!明日がある人は。
いのち短し!恋せよ!おとめ。

さっきまで見えなかった
あべのハルカスがぼんやり現れてきました。



くたびれた靴には水が入ってきました。
動物園内散策は切りあげます。

通天閣の真下に「餃子の王将」がありました。
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「餃子の王将」はフランチャイズ。
どこまで共通の約束ごとがあるのか知りませんが
各店舗に独自のメニューがありますね。

ここには「どて焼チャーハン」なるものが。

609 円。
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炒飯(チャーハン)に
牛すじ肉を煮込んだ「どて焼き」が
トッピングされていました。

「炒飯」単体は 367 円ですか?!
この評価は難しい。
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奈良ではやっぱり花小路のバイキング [たべほ!ブフェ!バイキング!]

奈良県庁の屋上。

先月!ふるえながらほほえんでいたミツマタ
春を謳歌(おうか)しています!あなたのように。
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  めづらしき 匂ふがごとき 我妹子(わぎもこ)を
  神もうれしと しのばざらめや    (ほっ)

我妹子(わぎもこ)は美しい!
美しいものと決まっています。
つまり!あなたのこと。
あなたの恋人ならこんな歌を作りませんか。

「よくまぁ!心にもないことを!」

ま!千にみっつの真実もない人生ですから。



「あれは?」
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“ 修法(ずほふ)は奈良方(がた) ” と
わが姉(!)なごんちゃん(清少納言)が
枕草子に書いていましたね。

「どういうこと!?」

よく分かりませんが
橋本治訳の桃尻語では

  お祈りは、、、奈良の方!
  仏の護身なんかをお読み申し上げんの
  セクシーで尊いわッ。

ということです。

「よけいに分からないよ!」

はやいはなし!興福寺は
格式があって!艶があって
平安京の寺院より歴史があるということ。

その興福寺の五重塔です。



「あれは?」
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若草山と御蓋山(みかさやま)ですよ。

なんでも珍しがるなんて!?
奈良に通学していたのじゃないの?

「ああ!籍を置いていたよね!長いこと」
「あんまり!いい恋の思い出がないなぁ」

勉強せ~!バカもん!



御蓋山の方に歩いてみませんか。
奈良公園に梅が咲いていませんかね。

  妹(いも)が世は かぎりもあらじ みかさやま
  梅に朝日の ささむかぎりは   (ほっ)

いっている私が笑えてしまいますが
素知らぬ顔して歩きます!役者やのぉ。

浮見堂を見下ろす片岡梅林。
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ちょっと寂しい。
木が老いてしまったようですね。
かぎりがありますね!なんだって。
今のあなたのように。

「ん?!」

なんでもありましぇ~ん。

それとも季節が通り過ぎたのでしょうか。
今のあなたのように。
なんでもありません!ひとりごとですよ。



ああ!「江戸三」という料理旅館ですよ。
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客室です。
1 戸建て(!)の
こんな離れの客室がいくつかあります。

「お運び!大変じゃない?!」

面白いことを心配しますね。

あ?!
大昔の学生時代に
どこかのお座敷でお運びしながら
逆立ち芸をしてチップを稼いでいたのは
あなたじゃない!?

パンツをはかないで!
和装の裾を思い切り淫らに乱して。

「パンツは 2、3 枚はいてたよ!」
「あ!え? 知らない!知らないよ」
「逆立ちはお友だち!私じゃないよ!」

ふ~ん?
あわてなくてもよろしい。
私にはどうでもいいことですから。

ここの大昔は
太鼓(たいこ)や銅鑼(どら)をたたいて
仲居さんを呼んだようですよ。



試しにランチにしますか!ここで!

おね~さまのおごりなら私はとてもうれしい。
うれしくて!
3 時間ばかり肩をもんで
おなかの脂肪が減るようにマッサージしますけど。

でも!
個室ですから!いたずらしないでね。

「だれがするかぁ!気持ち悪い!」
「で!いくらなの?!」

お昼のランチはとても格安でゲス!はい!
たった 5500 円!サービス料別です!



ま!結局!いつもの
近鉄・奈良駅近くの
「花小路(はなこみち)」のバイキング!割り勘で。

平日じゃないので
強制的にドリンクがついて 1200 円。

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これでひと通り。

ドリンクがついているのなら
ココアでも飲まなきゃ。
あまり好まないのですが!うどんも食べよう!
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同道のアラフォー(around 40)の
お色気過剰おね~さまが
「恋」なんか遠くに忘れて
カレーライスをかきこみながら
生ハムと焼き豚を
それぞれ 10 切れも食べてしまいました。

それじゃ!
私もその生ハムと焼き豚で
コーヒーとアセロラジュースを。
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それを私が食べている間!おね~さまは
鶏肉の大きなから揚げを!!
10 個!お召しあがられました。
私が席をはずしているうちに
ポテトフライを丼鉢いっぱい食べたようです。

おやめなさい。
失恋した後のヤケ食いみたいな食べ方。
バストはしぼんで
ウエストばかりふくらんでるでしょ。
知らんけど。

今日もまともな「春」はきそうにありません。



(敬称略)
(本文と画像の人とは関係ありません)
(ということにしますので他言は無用に存じます)
タグ:枕草子
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