初めての神戸ルミナリエ

車中でうとうとしていたら
「神戸やぁ！」
「ルミナリエやぁ！」
前の席の家族連れが
素っ頓狂な声で会話しています。

神戸ルミナリエ！？
阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂のための灯り？！
大震災は 1995 年でした。
あれから 20 年ですね。
20 回めのルミナリエ！

お！ＪＲ神戸駅。

あわてて降車。

ルミナリエは毎年 12 月の前半
2 週間ばかり開催していましたが。
なん度か横を通り抜けていたのですが。

これまで 1 度も行ったことがなかったのです。

予定もなにも考えていなかったのですが
衝動的に参加です。

あれ！？
ルミナリエがない！
なん十万人がさまよっている映像が
よく流れていましたが！
その流れがどこにもない！

バカですねぇ！

「神戸ルミナリエ」は
元町と三宮（三ノ宮）の間でした。



また乗って元町駅で降ります。

もうなにも考えることはありません。
ホームから改札口へ！さらに駅構内を経て！
大きな人の流れがあります。
あがらうには勇気がいりそうな流れ。

「神戸ルミナリエ」に行くには
これしかないようです。
警備の人が無茶苦茶多く
この流れに途中から割り込めないように
厳重にバリケードがあります。


車道をいっぱい使って人が流れて！
あれ！？
ダイマル？！
さっき通ったような。


東に西に！
同じところをくるくる回らされています。



ああ！
スピーカから！かったるいメロディ。

なにか歌っています。

先天的に音感はありません。
霊感もなければ！鶏姦も知らず！
酔漢でもありません。
（意味ありません！すみません）

　　みなさ～ん　みなさ～ん
　　いま混雑していますので
　　前の人に　つづいて
　　押さないで　走ったりせずに
　　あぁゆっくりと　あぁゆっくりと
　　進んでください
　　あぁゆっくりと　あぁゆっくりと
　　進んでください

「立ち止まらないで」と叫んでいる中
立ち止まって聞けば！そんな歌詞。

あああ！気持ち悪いメロディ！（すみません）



駅を出て 30 分あまり
アウシュヴィッツ強制収容所に送られる
囚われの人の群れのように
だらだら歩けばやっと見えてきました。


人の波を泳いでセンターに行きます。
結構厚かましい自分がいます。

「立ち止まらないで」の大音声が流れる中
立ち止まって撮影している連中の中に
もぐりこんで仰ぎます。


ようやく光の中に。


うまく撮れませんね。
通販で買った格安のコンパクトカメラで
歩きながらでは！ね。

設定を替えてみます。


これではどうかな。


なにか見た感じと違いますが。

月が上がってきました。


光の巨大なサークル。


それでも人は生きる。




フラワーロード沿いの広場で
香具師（てきや）が屋台を並べています。

大昔！香具師に
「暇やろ！手伝いにきて！」と
いわれたことがありましたが
ここだったのですね。

失礼な！暇とは。
昔も今も
私はなにをしているヒトと
思われているのでしょう。
大きな仕事！していますよ！
なんてね！いってもね！
ま！弟妹さえも信じてくれませんが。

1 ブースになん十万円も家賃（！）がいると
いっていましたねぇ。
大変だぁ！

でも！忙しそうですね。

はは。「神戸・牛焼そば」ですか。


400 円ですか。しかも大盛りで！

「神戸牛・焼そば」なら
400 円では無理でしょう。
「神戸・牛焼そば」と「神戸牛・焼そば」！
区切り次第！？
区切りが違えば！詐欺にもなりますね。
ま！これも紛らわしい表現ですが。



神戸市役所の 1 号館の 24 階に上り
神戸の夜景をながめます。


大勢の人がうごめいています。


今！大震災がきたら！どうするのでしょう。

杞人憂天！

自分の尻のハエも追えないものが
煙のように高く上れば
非生産性のことしか思わない夜です。