ポンポン山から紅葉の道へ [野道!山道!恋はけもの道!]
「恋にもぞ
「人は死(しに)する水無瀬河(みなせがは)
「下(した)ゆ吾(われ)痩(や)す
「月に日に異(け)に
万葉集(598)です。
笠女郎(かさのいらつめ)が
大伴家持に贈った歌だそうですが。
「恋に人は死ぬこともありますよね。
「私も人知れず日ごとやせて行きます。
とか考えればいいのでしょうか。
まるで私の恋のようです。
(ウソついてすみません)
私の知っている水無瀬川は
淀川(桂川)に流れ込んでいる川ですが
この時代の歌にある水無瀬川とは
特定の川というより
「下」にかかる枕詞というだけ?!
水の見えない瀬の下の流れ!?
つまり「人知れず」をさすだけのこと?!
そんな実のないことを考えながら
だらだらと夢遊病者のように登って行けば
京都市と大阪府島本町の境界にある
釈迦岳に着きました。
なんの変哲もない
雑木林の中の盛り上がりのようですが
その昔には
石でできたお釈迦さまがおわしていたから
釈迦岳というらしい。
このあたりに
水無瀬川の源流のひとつがあるそうですが
よく分かりません。
ま!息が切れて
思考力も観察力もありません。
東海自然歩道に合流したいのですが
再び!ぼんやり歩いていたら!
あれ!?
ポンポン山!
もう東海自然歩道に合流していたのですね。
この上で四股を踏んで
ポンポンと鳴る音を聞きましょう。
と!先達はよくいったものですが。
鳴りませんけどね。
こだまにもなりませんけどね。
今!たわむれに試行してみたくても
先着の大勢のハイカーが
待てど暮らせど
弁当なんぞ広げて去ろうとしません。
さらにどんどん増えて行き
山頂は通勤時の満員電車状態。
写真も撮れやしない!
お!「クマ(熊)」がいるんですね。
クマにご登場願えれば
山頂は空くのでしょうけどね。
それも望み薄!下ります。
尾根道が心地よろしい。
天狗杉といわれている古木です。
突然!燃える世界が!
宝亀年間(770 年ころ)創建といわれる
古刹の本山寺(ほんざんじ)に着きました。
紅葉の中にきれいなトイレがありました。
ここから
丁石は残されているものの
幅員のある舗装された道になります。
紅葉に囲まれた広場があります。
「神峯山寺の森 いこいの広場」が
できていました。
神峯山寺(かぶさんじ)も紅葉の中。
ここも先ほどの
本山寺とおなじ時期に建てられた古刹。
入山料が必要!?
最後にきたときには取られませんでしたが。
あれから幾年
あのときのハイキングのメンバーの
ほとんどは消息不明かな。
2、3 の人は鬼籍に入っているはず。
ときは流れて帰らず、、、。
「拝観料は紅葉のときだけ」
「もうすぐ無料になる」と
突然現れた刀自が教えてくれます。
門前の茶店のおばちゃんでしたか。
火が燃えています。
火にすいよせられます。
まるで蛾(が)ですね!
私は冬の蛾。
なにかいただきますか。
人生いろいろありますね。
深い愁いが押し寄せてきて
ランチする気も失せて
抹茶をいただきます。
赤い羊羹(ようかん)が甘い。
(新訓 万葉集/佐佐木信綱編/参照)
(敬称略)
「人は死(しに)する水無瀬河(みなせがは)
「下(した)ゆ吾(われ)痩(や)す
「月に日に異(け)に
万葉集(598)です。
笠女郎(かさのいらつめ)が
大伴家持に贈った歌だそうですが。
「恋に人は死ぬこともありますよね。
「私も人知れず日ごとやせて行きます。
とか考えればいいのでしょうか。
まるで私の恋のようです。
(ウソついてすみません)
私の知っている水無瀬川は
淀川(桂川)に流れ込んでいる川ですが
この時代の歌にある水無瀬川とは
特定の川というより
「下」にかかる枕詞というだけ?!
水の見えない瀬の下の流れ!?
つまり「人知れず」をさすだけのこと?!
そんな実のないことを考えながら
だらだらと夢遊病者のように登って行けば
京都市と大阪府島本町の境界にある
釈迦岳に着きました。
なんの変哲もない
雑木林の中の盛り上がりのようですが
その昔には
石でできたお釈迦さまがおわしていたから
釈迦岳というらしい。
このあたりに
水無瀬川の源流のひとつがあるそうですが
よく分かりません。
ま!息が切れて
思考力も観察力もありません。
東海自然歩道に合流したいのですが
再び!ぼんやり歩いていたら!
あれ!?
ポンポン山!
もう東海自然歩道に合流していたのですね。
この上で四股を踏んで
ポンポンと鳴る音を聞きましょう。
と!先達はよくいったものですが。
鳴りませんけどね。
こだまにもなりませんけどね。
今!たわむれに試行してみたくても
先着の大勢のハイカーが
待てど暮らせど
弁当なんぞ広げて去ろうとしません。
さらにどんどん増えて行き
山頂は通勤時の満員電車状態。
写真も撮れやしない!
お!「クマ(熊)」がいるんですね。
クマにご登場願えれば
山頂は空くのでしょうけどね。
それも望み薄!下ります。
尾根道が心地よろしい。
天狗杉といわれている古木です。
突然!燃える世界が!
宝亀年間(770 年ころ)創建といわれる
古刹の本山寺(ほんざんじ)に着きました。
紅葉の中にきれいなトイレがありました。
ここから
丁石は残されているものの
幅員のある舗装された道になります。
紅葉に囲まれた広場があります。
「神峯山寺の森 いこいの広場」が
できていました。
神峯山寺(かぶさんじ)も紅葉の中。
ここも先ほどの
本山寺とおなじ時期に建てられた古刹。
入山料が必要!?
最後にきたときには取られませんでしたが。
あれから幾年
あのときのハイキングのメンバーの
ほとんどは消息不明かな。
2、3 の人は鬼籍に入っているはず。
ときは流れて帰らず、、、。
「拝観料は紅葉のときだけ」
「もうすぐ無料になる」と
突然現れた刀自が教えてくれます。
門前の茶店のおばちゃんでしたか。
火が燃えています。
火にすいよせられます。
まるで蛾(が)ですね!
私は冬の蛾。
なにかいただきますか。
人生いろいろありますね。
深い愁いが押し寄せてきて
ランチする気も失せて
抹茶をいただきます。
赤い羊羹(ようかん)が甘い。
(新訓 万葉集/佐佐木信綱編/参照)
(敬称略)