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茶筌の里 柿の里 [みんなで歩けばこわくない]

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「里ふりて 柿の木もたぬ 家もなし

「柿」といえば真っ先に思い出す句。
芭蕉の死ぬ少し前の句。

「柿くへば、、、があるでしょ」

「子規の句ですか。

その句は風天のように
おなじ肺の病に苦しむ人には
理解できるのかも知れませんが
欲情が離れぬ私にはよく分かりません。

奈良県の生駒市を歩いています。

柿の実だらけです。
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ちょっとだけ郊外に出れば
柿の木があちこちにある関西です。
柿の実に少し顔がほころびます。

郷愁のない性格ですが
柿の木数本に囲まれた家で育ったので
心の澱(おり)にあるのかも。



では!即興句。

「柿熟れて こどもの産めない 年になり

「まだ産めるよ!私にあてつけ?」

そんな訳では。

「柿高し いつまでどこまで 発情期

「自分のことね」

違うと思いたい。



「あれは?!」
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柿の実になんの興味もないような
アラフォー(around 40)!
もしかしてアラフィフ(around 50)の
おね~さんが指さすのは
柿の木の向こうの建造物ですか。

畑に柿の実の色したあざやかな花が。
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日本の花でもないような。



高山製菓に寄ります。
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一瞥では
なんの工場やら分かりませんでしたが。
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「おかき」が流れています。
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いつもスーパーで買うおかきより
数段!高級ですね。
直売でも値段は高級のままでしたが
1 袋だけ求めます。

「つぎ!」
「茶筌(ちゃせん)の製作の見学!」
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生駒市のここ高山地区には
茶筌工房が集中しています。

あ!ドアが開きません。

中に人がいるのですけどね。
忙しく働いているからか!
おね~さんの顔を見たからか!
拒否されましたね!はは。

つぎつぎ訪れた人も
入れてもらってないので
おね~さんの顔のせいではないようです。



高山八幡宮。
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高山竹林園。
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竹は「秋」ではありません。
「竹の秋」は春の季語です。

高山竹林園は茶筌!茶道具!編針等
竹製品の資料館です。

おね~さんが気になっていた鉄骨は!
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関西電力の変電所でしたね。


近鉄の駅に出たところで
「カレが呼んでいるから」
見栄を張って(?)
おね~さんは先に帰りました。

たぶん!妹か親かが
用事をいってきたのでしょうけど。

私もしょっちゅう見栄を張りますが
この方も「そうとうなもん」です。
私の周囲には「そうとうなもん」だらけです。

先日!初代のハイキングの相棒だった
アラフォー女史(拙ブログ 2013/12/31)と
久しぶりに偶然!出会いました。

「あたし!近々結婚式あげるからね」
なんていっていましたが。

あのころよりくたびれた!いや失礼!
おとなになった顔をしているのに
またまた見栄を張って!と
思っていましたが
かの女の親(ちか)しい人も肯定しているので
ホントーらしい。

お祝いもいわず!すみませんでした。
おめでとうございます!

お嫁に行ったら帰ってこないように。
もう後はないよ。



ひとりで生駒市役所に行きます。
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地下の食堂で市民のような顔をして
A 定食の食券を買いました。

ちなみに B 定食もありました。
どちらも内容は分からず
A 定食を注文です。

小鉢は 1 品だけ自分で選びます。
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税込み 530 円。



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「柿の実や 色ぼけのまま 人はゆく  ほっ



(風天は渥美清の俳号です)
(敬称略)
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