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洞川の鍾乳洞 落ち葉の道 [野道!山道!恋はけもの道!]

なんでしょう!発車して行きました。
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可愛いモノレールですね。
私は自分の足でかけ上がります。

モノレールのほうが先に着いています。
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あたりまえですが。

天川村(奈良県)の
洞川(どろがわ)地区が一望できます。

ここに面不動鍾乳洞があります。
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ここまで観光客はゆうゆう楽々と
上れるようになっているのですね。

まったく知りませんでした。
私が最後にきたときは
いつだったのでしょう。

モノレールは
そうとう前に設置されたらしく
リニューアルされて
今の姿になってからでも
5 年経過しているそうな。



面不動鍾乳洞にもぐります。
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一般的な石灰岩地帯の地下宮殿ですが
安もののニューハーフショウのように
照明の色をころころと変えるのは
やめていただけませんか。

テン!カワウソ!サルの
「化石」とかいてあります。
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化石でしょうか。
最近のもののような。
千年くらいは過ぎていても
1 万年も経っていないと
シロート目には感じますが。

小銭が供えられているとは日本らしい。



昨日!あるおばさん!失礼!おね~さんに
忘れるほどなん年ぶりかに遭遇し
喫茶店に行きましたが。

「昔!洞川の洞窟に行きましたよね。

「行ってないよ」

「え?!

じゃ!だれと行ったのやら。

いいえ!この人といっしょでしたよ。

でも!まぁいい!
忘れているのでしょう。
それとも!私と同道したなんて
情けなくて(?)事実を消したいのかも。

それでふと思いついて検索すると
紅葉が見ごろというので
急きょ!万障繰り合わせて
ま!繰り合わせるほど予定はないのですが
お金のほうを繰り合わせて
はるばるやってきたのですが。



面不動鍾乳洞から
洞川自然探究路と名づけられている
山道を歩きます。
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長さ 120m の吊り橋「かりがね橋」は
ネットに覆われていました。
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「かりがね」とは
「イワツバメ」の方言だから鳥小屋風?!

真下に住宅があるのですね。
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それでかどうか以前より
全然!爽快感のない橋にしています。
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展望台があります。
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付近の樹木が伐採されて明るい。

急斜面に危うく建てられているのは
自然の観察小屋でしょうか。
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実はこの日!慎重さを欠いていたのか
2 度急斜面から落ちそうになりました。
運よく杉の木や岩をつかむことができて
胸を打ち
手のひらから少し出血したものの
大事に至りませんでした。

あんな小屋に入って
もし家の土台の柱が座屈でもしたら!?
はるか下まで落ちて行き
空中遊泳しなければならないはず。

小心ものは想像がいや増して
今日は近づきません。



落葉の道がつづきます。
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だれも歩いていませんね。

「わがくるま 人のいづこと とひもせば
「落葉のくにと 告げてやれかし

石上露子の歌が浮かんで消えます。

「まことにかくて
「わがよのはてにもつづくおち葉の径
だそうな。

与謝野晶子は露子の歌を
「古典の味あり
「実感に根ざしながら露骨ならず
と!高く評していますが
耳目を集めない歌が多いのかも。

大金持ちの娘に生まれて
聡明で美貌の持ち主も
男運は最悪
平穏・しあわせな家庭もなく
落葉の国へつづく道しかないのですか。

できそこないで生まれてきて
私もやはり落葉の国に向かうだけですが。
わが人生はただ単純。
その単純さに乾杯です!
泣きながらですがね。



コウモリの岩屋にトウロウの岩屋。
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どちらがどちらでしたやら。
行場なので無断に近づけないのですが
大昔!あのおね~さんと
のぞいたことがあったような。

なんだか心が疲れてきました。
空もにわかにくもってきたので
舗装路に出てもどります。

先ほど歩いていた吊り橋と
展望台がみえます。
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落葉の国はどこにあるのやら。



昭和の町のような洞川の家並み。
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修験道の人を相手の宿が
20 以上並んでいます。

やたら胃腸薬の
陀羅尼助(だらにすけ)の
看板が目立ちます。

バス停まで帰ってきたら
観光案内所のおね~さんが
「紅葉なら龍泉寺ですよ」といいます。

そう!忘れていました。
引き返します。
修験道の里の根本道場は
赤く染まっていました。
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あ!聞くのを忘れて帰ってしまいました。
あちこちのいた子鬼くんたち。
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昔からいましたか。
この子たちはなにものですか?



(石上露子詩集/松村緑編/参照)
(敬称略)
タグ:石上露子
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