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石清水八幡宮 霜葉は二月の花より紅 [猫も歩けば棒立ち]

京都府八幡市。
神應寺(じんのうじ)の参道を上ります。
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あれ!?
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どうしたのでしょう。
静かな紅葉まつり(2017/11/25・26)です。
境内の中心の公孫樹(いちょう)の葉は
もう散ってしまったのですね。
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男山ケーブルが上っています。
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ここの紅葉は今が見ごろかな。
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谷の底の杉山谷不動尊から白煙が。
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護摩(ごま)焚きでしょうか。



この山の頂の鳩ケ峰を経由して
石清水(いわしみず)八幡宮へ行く
道を聞かれて
先導してあげようかと思ったのですが。

はは!すみません。
かの女たちを途中で見送って
一端下に降りてから
私ひとりでケーブルに乗っていました。
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男山展望台に駆け上がります。
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「遠く寒山(かんざん)に上れば
「石径斜めなり
「白雲生ずるところ人家あり
「車を停(とど)めて坐(そぞろ)に愛す
「楓林(ふうりん)の晩(くれ)
「霜葉(そうよう)は二月の花より紅なり

杜牧(803 ~ 853)の七言絶句。

日本人の好きな詩らしい。
この詩をいえば!周囲のフツーの人が
「ああ」とフツーにうなづきます。

私は長い間「寒山」は
固有名詞かと思っていましたが。
寒山・拾得(かんざん・じっとく)とか
「月落烏啼霜満天」の
「寒山寺」が浮かぶだけですから。

「寒山」は
「ひっそりとした山」との解釈でいいとか。
「二月」は旧暦の 2 月
ま!春の盛りのころでしょうか。

紅葉は春の花より赤く美しい!と
杜牧はいいたかったのかな。



石清水八幡宮に。
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境内をぐるりと回って参拝。

本殿の後ろの若宮社でしょうか
この黄色い帯はなんですか。
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氏名と年齢が書かれていますが。
その年齢が 3 歳とか 5 歳とかですが。



神馬舎の前から
表参道を少し下がったところに
茶店がありましたね。

紅葉の季節。

白居易のように
「林間に酒を煖(あたた)めむと」
「紅葉をたく」訳にもいかず
茶店にて燗(かん)酒をいただきますか。

あら!?
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もう営業をやめたのでしょうか。
休日なのでしょうか。



石清水八幡宮・男山を背にした
善法律寺(ぜんぽうりつじ)も紅葉の中。
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小さな心が染まりそうです。
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それも一時(いっとき)ですね。



「杜牧は恋をした十代の娘と
「十数年後に再会。
「かの女はすでに嫁いでいたけど
「その容姿は
「あのときよりも美しく思った!

それがあの詩の
「霜葉は二月の花より紅なり
という表現。

そんな伝説もあるそうな。

たぶん!後づけのはなしでしょう!
根拠はないけど。

私は異性を
「年令」で好きになっているという説を
かたくなに守っています。

16 歳の少年が
20 歳の女性にあこがれるとします。
かれが 20 歳になっても
20 歳の女性が好きです。
40 歳になっても
20 歳の女性が好きです。
60 歳 70 歳になっても
20 歳の女性が好きです。

女性の立場でいえば
20 歳のときに
40 歳の男性にあこがれる人は
40 歳になっても 60 歳になっても
40 歳の男性に胸震えるのです。

「あなた 20 歳のときに
「20 歳年上の人が好きだったでしょ!
「60 歳の今
「20 上の 80 歳の男性が好みですね。
とならないんですね。

この説を古希の男性にいったことがあります。

「そりゃ!ぼくは少年のころから
「アラサー(around 30)が大好き!
「でも!そんな好みで選んでいるほど
「人生が残されていない
「戸籍上女性ならなんでもかんでも
「小さなチャンスでもあれば行かなくちゃ!



思い出の中の紅葉はいつまでも赤い。
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(一海和義著/漢詩一日一首/の訓読参照)
(敬称略)
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