葱ロービ丼

神戸電鉄の箕谷（みのたに）駅。
神戸市北区の六甲山の北。
谷にへばりつくようにあります。

駅から少し降りたところに
バスが停まれるスペースがありますが。

そこにレストランがありました。


「いけや食堂」とあります。

うかつなことですが
×十年歩いているのに
ここにこのあたりでは稀有な大きさの
レストランがあったなんて
まったく意識したことがありませんでした。

「サービスランチ」が税込み 999 円。


そんなもんでしょうか。
7 種類ありました。

「葱ロービ丼定食」がちょっと気になります。
「10 食限定」 ？！
限定品には魅かれるものなんですかね。

「葱ロービ」とは
「青ネギ」と「ロ－ストビーフ」の丼でした。


うどんがついて定食なんですね。
かけうどんはイヤだなぁ。
おいしく食べても
なん回かに 1 回は気分が悪くなる体。

「冷やしうどん」でもいいとのこと。

冷やしうどんや生醤油うどんや
焼きうどんではまず大丈夫のはず。
エかったぁ。



少し歩いて帰ります。

箕谷川といっしょに谷の底にくだり
合流する志染川（しじみがわ）へ出ます。

りぼん（？）のかかっている家があります。


なんでしょう。

下谷上農村歌舞伎舞台は健在。


山際の遊歩道を歩きます。


引き返して箕谷駅から大阪梅田駅まで帰ると
神戸電鉄―神戸高速―阪急（または阪神）の
線路を経由するので運賃が 870 円。

谷上駅から帰ると
北神急行―神戸市営地下鉄―阪急（または阪神）を
利用することになりますが
今年になって北神急行が地下鉄に譲渡されたので
運賃が安くなり合計 600 円。

それに早く帰れそう。

谷上駅まで歩くことに。

仰げば紅葉がおおいかぶさってきます。


大きな金柑が実をたくさんつけています。


もしや「長実」かと思ったのですが
平凡な「丸実」でした。

細長い実は酸味が強いので
淘汰されてしまいましたね。
でも！果実酒にするには
長い実のほうがいいような。

柿の実が落ちてきそうな。


ホントにまとめて落ちてきますよ。
実の重みで枝が折れています。

しかし！平地のない谷底に
なんというたくさんの建てもの群。


スプロール化の見本のようです。



270 円節約に
30 分近く閑歩してしまいました。

これが由緒ある貧乏人の生きざま。
やがて師走の風が冷たくなります。