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岸和田だんじりの町で初詣 [町道!街道!眠り未だ足らず]

元日。
岸和田城。
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冷たい強風の中。

岸和田は和泉の国。
大阪府の南西部。
南の方だから
あたたかいと勝手に思ってきたのですが
寒いのなんの!

歩いている人はほとんどいません。

城のそばの岸城(きしき)神社。
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広い境内です。
大昔の岸和田村の鎮守らしい。
それなのに初詣の人があまりいませんね。



岸和田城の正面に回ります。
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「本日休場」ですか。
ちょっとおかしい!訳もなく笑いました。

「岸和田城」「猪伏山」「千亀利城」と
みっつも表札があがっていますね。



城を越えて降りれば大きな建てもの
岸和田だんじり会館。
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そう!だんじり祭で有名な市ですね。
市にどんな産業があるのか
経済規模も知りませんが
年中「だんじり」で暮らしているような
そんなイメージしか持っていなくて!すみません。

元日はここも休みです。



城の西方に紀州街道が通っています。
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街道沿いに古い建造物がたくさん残存していますね。

さらに北に進めば
新しいのか歴史があるのか分からない建てもの。
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きしわだ自然資料館。
もちろん!休館日。

府道(39)を横切ったところに小さな橋。
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欄干(らんかん)橋。
なんの変哲もない橋。
今は川もないようなのですが。
この地方では非常に有名だったらしい。
この橋が道路元標の代わり?!
距離の起点だったのかな。

ふり返るれんが調のタイルの古い建造物は
元・四十三銀行。



城下町ですから
同じ職業を集めた町があったはず。

「かじやまち」の表示にしたがって行けば。
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昔の面影は幅員のあまりないことくらい。

寺町筋かな。
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寺院が並んでいます。

円教寺に歴史を感じられる
大蘇鉄(そてつ)がありました。
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樹齢が 500 年から 800 年らしい。
すごく大ざっぱな推定ですね。



南海・岸和田駅に直結するアーケード街
岸和田駅前商店街を行きます。

知る人ぞ知る
「コシノ洋裁店」がありました。
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このあたりも静かです。

1 度も岸和田の
「だんじり」を見たことはないのですが
この商店街を走るのでしょうか。



たまたま開いていた店に
「がっちょの唐揚げ」が並んでいました。
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「がっちょ」!ご存知でしょうか。

地方名がたくさんあって説明しにくいのですが。

千趣会発行/おいしい魚図鑑/では
東京近辺では「メゴチ」といい
「ノドクサリ」「ヌメリゴチ」
「ネズッポ」等とも呼ぶとありますが
標準和名の「メゴチ」と混同してもいけないような。

魚介好きの岩満重孝画伯の
「続 百魚歳時記」には
「メゴチ」「ネズミゴチ」の名をあげつつ
「ノドクサリ」だと不安気にいっています。はは。
この仲間が日本に 15 種いることを調べたとか。

いろいろな名前!
でも!なんとなく似ているようなのに
ここ泉州地方は「がっちょ」!
どこから名づけたものでしょうか。

下魚扱いの地方が多いようですが!美味です。
特にてんぷらダネにもってこいです。
私は好きです。



南海・岸和田駅前に岸和田天神宮がありました。
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「天神宮」ですか。

「天神さま」には
雷神を祀(まつ)った神社と
菅原道真の怨霊が雷神に乗り移った天満宮の
ふたつがあるような!歩いていると。

信仰心もなく!不勉強な私にはよく分かりませんが
ここはもしかして純粋な(?)雷神信仰かな。

いや!どうやら菅原道真の方らしい。

でも!やっと
初詣の善男善女がたくさんいて
少し!安堵。
ずっと寂しかったから。



(敬称略)
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