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月桂冠 冬の酒蔵 [工場見学]

伏見の月桂冠で冬の酒蔵の
特別公開(2019/12/19・20)があるといいます。

酒蔵の公開だとか
工場の見学だとか
ダムの内部の通り抜けだとか聞けば
そんなに意識はないのに参加しています。

エロ!グロ!ナンセンス!
非科学的な人生と
自他ともに認めている私が「変」ですが。

午前中!ぬけがけに時間を作って
京阪・中書島駅から急ぎます。

えんじ色の長建寺の塀に向かいます。
塀際の鐘楼のまわりが明るくなっています。
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この周囲はかつての弁天浜。
行き交う舟の時報だったのですが。

今の鐘はなんだか不格好にふくれています。
ま!多くは考えますまい。

山門の下に新しい酒樽が並べられています。
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師走ですね。

ふと!大石内蔵助を思い浮かべました。
かれも参詣していたのでしょうか。

赤穂藩が消滅した後
山科に棲んでいた内蔵助は
この近くの遊里に
通いづめていたといいますから。

忠臣蔵では祇園に通っていましたが
それは内蔵助ではなく架空の大星由良助。
TVや映画の忠臣蔵は史実無茶苦茶です。
内蔵助か由良助か
はっきりしてから演じてほしいもの。

長建寺横の宇治川から引かれた運河のそばに
月桂冠の蔵が見えます。
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京阪電車が轟音を響かせる下で
観光船の十石舟が冬ごもり。
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あたたかい初冬ですが。



月桂冠大倉記念館。
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煙突の下の中庭に。
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地下 50m から汲みあげられている仕込み水。
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ここまではいつも入場できるのですが。
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蔵の中では
蒸し米の放冷作業が行われていました。
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これが酒蔵特別公開でした。
社員の方の丁寧な説明がありましたが。

他の工程の見学は!?
今日はないようでした。



ぼんやり展示室を歩いていたら
江戸時代の「大川便覧」がありました。

三十石舟の乗客が買い求めたらしい
伏見から大坂の天満までのイラストマップ。
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方位が正確で細かく目印が描かれています。

酒造りとは関係ないことに
時間を費やして
だれもやってこない内庭で休憩。
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利き酒をして帰ります。

酒蔵で直接買う酒粕は
スーパーで買うものよりうまいと
居酒屋のおじさんがいっていたので
少々高いけどお土産に買って帰ります。
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左の大吟醸の 1 合瓶は
入場記念にもらったもの。
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祇園 マルヤマのモーニング [朝食 モーニングサービス]

京都・南座に
まねき(看板)があがっています。
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師走ですね。

朝早いので大和大路通りの
「コーヒーショップ マルヤマ」へ。
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というのは日曜日以外は
24 時間営業をしているはず。

店内は穴倉のよう。
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たばこの煙のせいでしょうか
どんよりとした空気。
ま!昭和のいわゆる純喫茶とは
こういう雰囲気の店だったような。

トーストセットは 500 円(税込み)ですが
それにゆでたまごのついた
ホワイトセット 580 円(同)をもらいます。
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どうして!これを
ホワイトセットと呼ぶのか知りません。

京都料金ですかね!多少高価です。



四条通りを東につきあたれば
八坂神社の西楼門。
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ここを正門と思っている人が多いのですが
たぶん!正門は南楼門でしょうね。

ここの狛犬(こまいぬ)の角の立派なこと!
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狛犬はこうでなくてはなりません。
私の美学では。

あ!門をくぐったところの狛犬。
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角が小さい。

ま!そんなに注視することもないですか。
他の神社の中には
角のない狛犬もいますからね。

八坂神社の境内を抜けて円山公園。
祇園しだれ桜は冬姿。
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知恩院の境内に南からしのびこめば
日本三大梵鐘に出ます。
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大みそかの除夜の鐘には参詣できないので
暮れの試し撞きにきましょうか。



少しのぼって京の街をながめてみますか。
東山三十六峰にある
青蓮院の飛び地境内の青龍殿を目指します。

法垂窟(ほうたるのいわや)を過ぎます。
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法然が法を説いた庵があったらしい。

あれ?!
青龍殿の将軍塚まで
こんなに距離があったですか!?
アゴがあがっても
まだ!お地蔵さまの曲がり角。
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青龍殿の大舞台の下にきましたが
こんなに明かるい山でしたか!?
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木々の数が少なくなっています。

やれやれ!やっと青龍殿の山門。
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ほんの軽い気持ちでのぼったのですが
25 分もかかってしまいました。
カモシカより速かった(冗談ですが)
往年の身のこなしはどこへ行ったのやら。

東山山頂公園の端っこから
師走の街をながめます。
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今年も残り少なくなりましたが
ここからではおだやかに見えます。
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映画「春画と日本人」を見て [活動写真]

映画「春画と日本人」を鑑賞しました。

マイナーな映画なんでしょうか。
マイナーなのは春画なんでしょうか。

上映があったのは
神戸アートビレッジセンターですが
100 人も入らない映写室に
定刻近くなっても、、、!
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だれかきてよ。



春画(春宮画)は中国語?!
日本語では
「笑い絵」とかなんとかいうらしい。

ちなみに現代の人に
春画のデフォルメした女性器を見せると
笑いだすのは女性だそうな。
女性の多くが笑うそうな。

ま!春画がいいですね。
春に萌えだすようじゃないですか。

春画は性的な行為の日本画。
浮世絵と並んで
卓越した構図と
高い技術で刷られた芸術作品。

大英博物館をはじめ
世界で認められているのに
日本の政府は弾圧しつづけて
情ないかぎり。

最初の大きな出版統制は
享保の改革(1716)からだといいますが
それから 300 年後の最近になってやっと
無修正の春画の本が
出版されるようになったのですね。

どこがわいせつ(猥褻)なんでしょうか。
江戸幕府も明治政府も
遊廓や蓄妾なんかは認めておいて
なにが風俗を乱すというのでしょうね。

日本はもっと
「性」におおらかな民族のはず。

古い神社の祭事に
性行為をしたり(拙ブログ 2010/02/08
大きな生殖器を町内中
引き回したり(拙ブログ 2012/02/12)して
老若男女みんな笑顔じゃないですか。



わいせつというのなら
結婚式なんてすごくわいせつですね。
堂々と性行為の宣言じゃないですか。

「早くあかちゃんを」と声をかけるなんて
わいせつでしょう。
なにかをしなければ
妊娠しないでしょうが!

東海林さだおの漫画によくあったのですが
パパとママとこどもが歩いているほど
わいせつなことはありません。

ふたりが
なにかをした証拠を連れているんですから。



そもそも春画は縁起もの(!)として
戦場に持参するもの?!
武家には必ずあるものだそうな。

試みに手元にあった歌舞伎の根本(台本)の
傾城黄金鯱(けいじょうこがねのしゃちほこ)を
見ると!なかなか含蓄がありますぞ。

美濃の領主の斎藤龍興と久方(ひさかた)姫が
性行為をしたいのですが
ふたりとも経験がなくて
どうしていいのか分かりません。

ま!史実無視のはなしですが。

はなしをそのところだけいえば
具足櫃(ぐそくびつ)の中の
鎧(よろい)の下の
巻きものの春画を取り出し
お勉強するというもの。

すごいですね!
こんな歌舞伎を
金持ちの妻女は見ていたのでしょうか。



お勉強といえば

片よって 嫁入り手本に 見る書物

宝暦 7 年(1757)の
「天竺花大名」にある川柳。

「片よって」は「片隅で」かな。
部屋の片隅で嫁入り前の娘が
枕絵を見ているんですね。

春画というより
この場合には枕絵と呼ぶほうがいいような。

防火防災悪霊退散の絵として
賢妻は嫁入りしたときから死ぬまで
肌に着けていたものだそうな。



こんなにヌードの画像があふれていて
アイドルとしてデビューする若い娘や
若くもない女性が
すぐ水着になって見せている現代で
春画だけどうしていじめられるのでしょう。

余談ですが
年端も行かないアイドルが脱ぐことに
女性問題の有識者たちは
セクハラだの人権侵害だのと
いわないのはどうしてなんでしょうね。

明治時代になって
西洋画や西洋風の画のヌードは結構!
春画はけしからんといって
政府指導で徹底的に燃やしたので
いい春画は
海外に行かねば見られないという近代も
悲しいですよね。

西洋画にあるようなオールヌードは
春画には少ない?!

布やついたて等の小道具で
隠している絵ばかりじゃないですか。

絵の質が上等でしょう。

男女とも
生殖器がデフォルメされているのは
平安時代からの技法。
ピカソも心酔したらしい
日本のワザじゃないでしょうか。



つぎからつぎへいいたいことがあるのですが
全然まとまりません。

ロンドン大学の教授がいうように
「春画本は心と身体の健康指南」!

そのことばに尽きると今日は思うのですが。
明日になればまた違う考えになるかも。

あれ!?
映画の感想はまだ書いてないですね。



(林美一著/艶本江戸文学史/)
(田中優子著/春画のからくり/)
(アンドリュー・ガーストル著/
      江戸をんなの春画本/)参照
(敬称略)
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ありじんの想定外の定食 馬冷池の河童 [昼定食]

冬枯れの高田川。
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河童(かっぱ)が泣きながら
逃げて行った伝説がある川。

奈良県の北西部の大和高田市。
「やまとたかだし」です。

「高田」と書いても
日本の東のほうは「たかだ」ですが
西のほうは「たかた」と
にごらずに発音するような気がしますが。
通販の「ジャパネットたかた」のように。

ここはにごって「たかだ」ですね。

ランチを探してさまよえば
「寿司の有甚」!?
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「ありじん」と読むのかしらん。
寿司店でメニューが出ていない?!
ということは時価ばかり!?
恐い~!

ま!
1 万円も取られはしないでしょう。
他に適当な店舗が見つからないから
覚悟を決めて入店。

日替わり定食がありました。

焼き魚(この日はサワラの西京焼き)か
煮魚を選択して 700 円(税抜き)!
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ごはんは大!中!小!同値段。
造り(刺し身)もついて
赤だしにはブリの切り身がたくさん。

安くてよかったぁ!

食後にコーヒーも出ました。
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覚悟(!)を決めて入って
思いの逆になるとは!
世の中!捨てたもんじゃないですね。



大和高田市は東西も南北も 5km ほど。

たとえが適当かどうか!
平城京か平安京ほどの
市としては小さなエリアですが
近鉄大阪線と近鉄南大阪線と
JR大和路線の駅が寄り添い
人口密度が高く商店街もいろいろ。

半分迷子になって商店街を進めば池!
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「馬冷池」でしょうか。

1、2 度きたことがありますね。
トイレ休憩だったかも。

トイレの横の
お地蔵さまを思い出しました。
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失礼!
お地蔵さまの横に
トイレができたのですよね。

お助け地蔵さまです。

馬冷池とは
馬を洗ったり冷やしたりしていた池。
その池にいたずら好きの河童がいたそうな。

河童はお地蔵さまがさとしても
耳を貸さなかったので
お地蔵さまはもぐって
池の底の栓を抜いてしまったのです。

池も河童の頭の皿も
干あがってしまいました。

河童は泣きながら
あの高田川を逃げて行ったそうな。

どこに行ってしまったのでしょう。
いい子になったら!帰っておいで。
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オカマは口笛が吹けない!? [不謹慎ですが、、、]

うららかな堤の上から口笛が聞こえます。

「パプリカよね」

アラフォー(around 40)の
おね~さんがいいますが
それ!なんの歌なの!?

今年の各地の踊りのパレードで
よく採用されていました。
あれもこれも世間の常識にうといのですが
特に歌の世界はさっぱり。

口笛を上手に吹いていたのは
ランドセルを背負った女の子!
小学校高学年くらい。

感心しました。



「舟木一夫は口笛!うまいよ」

夫は帰宅を忘れたらしく長い間いないけど
孫はいるおね~さんがいいます。

先日の新歌舞伎座の
「舟木一夫公演」に行ったのですね。

「口笛といえば!哀愁の夜ですか?

「なんで知ってるの?」

「私をなんだと思っているの。
「あの口笛の普段の演奏は私ですもの。

「うそ!?」

「うそです。

「年中!うそばっかり」
「恥ずかしくはないの!」

ま!舟木一夫おばさんファン組に対抗して
調べたことがあるんですけどね。
拙ブログ 2011/10/22



「そもそも口笛!吹けるの?!」

「ホーホケキョと
「ウグイスの谷渡りくらいは。

と!自信を持っていったのですが
フーフーと空しく息が漏れるだけ。

なん十年も吹いたことがなかったら
音の出し方を忘れています?!

「おかしいなぁ!

「オカマは口笛が吹けないというよ」

年寄り(!)のほうのおね~さんがいいます。

「そうそう!いうよね!昔から」
「オカマのケがあるか!どうか」
「口笛を吹かせてみたら分かるって!」

アラフォーも同調します。

「オカマなんて!差別用語だぁ!

「オカマさんは」
「胸を張ってオカマといっていたよ」

そうか!おばちゃんは!いや!おね~さんは
オカマに誇りを持って
堂々と映画に出た(拙ブログ 2018/11/04
「ひろ子ママ」と顔見知りでしたね。

「ま!オカマかオナベか知らんけど」
「あんたがフツーのエッチを」
「していないのは分かった!はっはは」

ふたりに笑われました。
口笛が吹けないからって!
決めつけないでよ。



汚名返上!
就寝前に入浴して口笛を練習。

唇か硬くこわばっている感じ。

吸えば音は出ます。
とりあえず!吸うばかりで
どんどん音を大きくなるように練習。

そうすると!
吹いてもかすかに鳴るようになりました。

カワラヒワのカップルが
やさしくささやいているような可愛い音。
これを高鳴きのように大きくしていけば!?

深夜の 1 時を過ぎました。
浴槽の温度が冷めてきて
2 度も追い焚きをするはめに。

まず!

「ホーホケキョ!ケキョ!けきょ!ケキョ!

「たまごのおやじゃ!ぴ~よこちゃんじゃ!

が!吹けました。

さらに「荒城の月」
「証城寺の狸囃子」とモノにしました。

と!思っているのは自分だけかも。



昔!ある事務所の片隅に
しばらく居候していたとき
不謹慎にも
ラジオを聞いている人がいました。

そのラジオに
MC かタレントか知りませんが
熟女(たぶん!)と若い男のコンビが
毎週!いろんな楽器を演奏していました。

さわったことないらしい楽器を
とくに音感があるとは思えないふたりが。

苦労して一曲演奏。

「できた!できた!」と喜んでいましたが
「できた」と思っているのはふたりだけで!
聞いているほうは!なにがなんやら!
曲になってないでしょうが。

私の口笛もそんなものかも。



舟木一夫の「哀愁の夜」も吹けましたよ!
ばんざ~い!

でも!おね~さんたちの前で
吹く勇気はありません。

よく考えたら私は音感がゼロでした。
「哀愁の夜」の原曲も忘れていて
私の頭の中では
違うメロディになっているのかも。



(敬称略)
タグ:舟木一夫
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