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安治川の動く橋 アーチ型水門 磁石橋 [工場見学]

警報音が鳴り響いています。
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安治川水門が動き出しました。

水の都の大阪市に
防潮水門は 7 か所ばかりありますが
そのうちアーチ型水門は
私の見たかぎりでは 3 か所。

ときどき試運転しているので
きてくださいといわれたのですが。

あの建てものの中で説明を聞くより
外でこっそり(?)見ていたほうが
勉強嫌いでやじ馬体質の私向き。

アーチが倒れます。
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私がいるのは国道 43 号の安治川大橋の上。
安治川は向こうに流れています。
つまり!あちらが河口。
アーチの円弧の内側に
高潮がやってくるのですね。

逆方向に倒れるものと
勝手に思っていましたが。

ゆっくり!ゆっくり。
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30 分ばかりかかって着水。
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右の勝手口(?)のような門は
どうするのかと心配(?)していたのですが
ちゃんと閉鎖するんですね!
あたりまえですが。

ワイヤーロープの操作だけで
運転できるのでしょうか。
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この後!また
30 分かけて立ちあがるようです。
私のお勉強はこれで十分です。



大阪人ではないので
大阪市内の川の地理が
容易に頭に浮かばないのですが
(新)淀川から分流した大川(旧淀川)が
寝屋川と合流してから
堂島川と土佐堀川に分かれます。

再度!合流した直後
木津川と安治川に分かれて
海を目指しています。

この安治川水門の右手から
六軒家川が流れ込んでいます。

そこにはギロチン型の
(というのかどうか知りませんが)
防潮水門がありました。
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こちらのほうが
経済的のような気もしますが
高さがとれないのかも。



安治川大橋から見る安治川上流。
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安治川橋の嚆矢(こうし)は
あの向こう!
安治川の始まるところに
元禄 11 年(1698)に架橋されたとか。

明治 6 年(1873)には鉄橋!
通称・磁石橋に架け換えられたそうな。

今はありません。
そのいきさつを書いた
大阪市の建てた碑があるだけですが。
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磁石橋とは
鉄の橋だから磁石にくっつくからと
思ったのですが!違うようです。

方位磁石を指していました。

コンパス!つまり羅針盤の針のように
橋桁(はしげた)が
旋回するからなんですね。
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浮世絵を見ると
米俵を積んだ運搬船!
物見遊山の屋形船等
みんな帆があります。

それがあたらないように
橋の一部だけですが
動かせていたようです。

磁石橋の終焉は
ダイナマイトで散ったそうな。
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