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中華のカツ丼 直木三十五の生家にて [わが街・大阪ブギウギ]

大阪メトロ(地下鉄)の谷町六丁目駅の
1 番出口から地上にあがります。

ん!?
階段の途中になにかあったような。
振り返ると!中国料理店でした。
blog51大徳.jpg

「大徳」!?
定食ものは 850 円(税込み!以下同)!
ん?!
丼ものは 650 円!
ここでランチしますか。

まぁ!かなり年季の入っている(!)
自動ドアをこじ開けて(?)入店します。
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穴倉を想像していたのに
意外に広い店舗。

カツ丼(750 円)がありますか。
中華!いや!
中国料理のカツ丼とはどんなもの?!

丼というより深皿に入ってきました。
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なにか!ふしぎな「あん」(!)が
かかっています。

ん!?
甘い?!
赤いのはケチャップの色!?

なかなか個性的なカツ丼です。



ランチの後に地上に出ると
東西の長堀通りと南北の谷町筋が交わる
谷町六丁目交差点。
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直木三十五が悲しい事実として
生家が谷町六丁目交差点の電車線路に
なってしまっていると書いています。

北西の角の
三井住友銀行があるあたりに
あったのでしょうか。

周囲になにも書いたものはありませんね。

銀行の北側に
大阪市が設置した「歴史」案内の
つたい石(路面標示)がありました。
案内柱も。
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熊野街道!?
大阪市内の熊野街道は南北に走っていますが
この道は東西ですね。

思い出しました。
街道のここだけが
クランクになっていましたね。

西に行き!右に曲がればその熊野街道。
左を見れば榎木大明神の大木。
blog56榎木大明神.jpg

大木はエノキじゃないですけどね。

榎木大明神から南にさがる坂の途中に
直木三十五の文学碑がありました。
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育った家はこのあたりだったようです。
「南区安堂寺町 2 丁目」と
書き残しています。
南区が中央区に変わっていますが
今もおなじ住居表示ですね。

坂を降りて行けば
ネムの大木が咲いています。
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桃園公園です。

直木は桃園尋常小学校に入学したとか。
ここにその小学校があったようです。



お!
ネムの木の向こうに怪しげな影!?
blog59直木三十五.jpg

この生意気そうなおじさんが直木三十五!?

随筆なんかを読むと
傲慢な!礼を欠いた!
鼻持ちならない像しか結びませんが。

安居酒屋の隅で
ときどき威張っている人がいますが。

オレはエラい!賢い!
キミらはバカで貧しい!という態度で
高所からあちこちにはなしかけて
嫌われている人がいます。

ここでそんな話題を出さなくてもいいだろ!
もっと!おまえの高尚な
はなしが理解できる場所でしゃべろ!と
いいたくなりますが。

かれの文章からそんな性格の像が浮かびます。

それは心貧しい(懐中も貧しいけど)
私だけの感覚でもなさそう。

マキノ省三宅に居候をしていたときに
態度が大きかったと
息子のマキノ雅弘がいっています。

「作家ゴロ」
「映画ゴロ」と呼ばれていたそうな。

マキノ省三に後ろ足で砂をかけて
出て行ったままのようです。



ここが直木三十五記念館でしたか。
blog60.jpg

しかし!これ!
小さな飲食店がひしめいている建てもの?!
どこにあるの!その!記念館。

不思議な感覚で 2 階に進めば
奥にその看板がありました。
blog61.jpg

有料!?
それなら入館することもないですか。
見たいものはありませんから。



(直木三十五著/大阪を歩く/)
(マキノ雅弘著/映画渡世/)参照
(敬称略)
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