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美章園のチキンライス ふたつ [食い逃げ未遂]

滋賀県の田園地帯で
私が大阪の阿倍野区からきたことに
急に関心を持ったご老体。

さらに聞かれて
「桃ケ池からきました」といったら
「昔!遊んでいました」と
声をはずませます。

故郷を離れて半世紀以上経っているとか。

「夜逃げされたのですか」と
心がゆるんで!冗談をいいかけて
「よ」でことばを止めましたが。

私の周囲に出没する発情した!いや!
色気づいた!いや!淫乱ひと筋の
おね~さんやおじいさん方と違いますよね!
慎みましょう。

「南都雄二の行っていた散髪屋で」
「ぼくも散髪していました」
「ありますか!美章園のガード下の散髪屋」
なんて!親しくはなされましたが。

JR阪和線の美章園駅をはさんで
ガード下に店舗や住居が
数百メーターつづいていますが。
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まぁ!古い。
もともと阪和電気鉄道が造った線路らしい。
1926 年といいます。

1940 年に南海が合併し
1944 年に国策で分離して国鉄になり
そのまま今の
JR阪和線になっているのでしょうか。

最初から線路は高架で!
その下に住まいはあったのでしょうか。

織田作之助の小説「アド・バルーン」に
「美章園という駅の近くのガード下」という
文章が出てきますが。
この小説は 1946 年の発表です。

下から見あげれば
か細く見える線路の部材が
さび色になっていて!
今にも落ちてきそうで怖い!
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しかし!理髪店!見あたりません。
美容院はありましたが。

ミヤコ蝶々と南都雄二が
結婚(同棲?)したのは 1947 年。
74 年も昔のはなし。

あれやこれや!わずかな情報と
近隣の不確かな記憶で教えてもらうと
蝶々・雄二は
このあたりに住んでいたようです。
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それがどうした!といわれれば
どうした!ですけど。



この近くの!やはりガード下に
「チェンマイ」の文字を発見。
「ピックポン食堂」!
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遠い日!排気ガスでむせぶバンコクから
美人(オカマさん?)たちといっしょに
夜汽車に乗せられ
涙にむせぶチェンマイまで
売られて行ったような。(冗談ですからね)

タイ料理の
「カオマンガイ」をいただきましょう。
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蒸し鶏のチキンライスですが。
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スープがついて税込み 850 円。



チキンライスなら
近くにもう 1 軒ありますが。

ガード下ではないのですが
その店名もずばり
「堀内チキンライス」です。
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すごいですねぇ。
シンガポールのチキンライス「海南鶏飯」!
タイのチキンライス「カオマンガイ」!
ベトナムのチキンライス「コムガー」と
チキンライスなるものが
3 種類もありますね。
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この店は
シンガポール!タイ!
ベトナムの料理だけではなく
インドやインドネシア!
さらに沖縄の料理もあるようです。

タイのカオマンガイ(税込み 750 円)を
いただきました。
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いずれにしろ!
遠い日のオンナとオトコの味がする!?
するように思えた美章園駅界隈です。



(敬称略)
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