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お茶をひいた阿弥陀池 涙の麻婆豆腐 [昼定食]

上方落語で有名な
和光寺の阿弥陀池(あみだがいけ)です。
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どこまで史実かどうか!
逸話や伝説がたくさんあるところです。

そのひとつに
「お茶を挽(ひ)く」ということばの
発祥の地と聞いたことがあります。

阿弥陀池は色街・堀江の真ん中。
堀江はついこの間まで
この間といっても
売春防止法の
罰則の施行日(1958/04/01)あたりまで
大阪(大坂)では 5 本の指に入る
性の狂宴の地だったらしい。

明治 38 年(1905)の
「堀江六人斬り事件」が有名です。
そのとき!
芸妓「妻吉」は両腕切断されたものの
生き長らえました。

後にかの女は出家し「大石順教」と名乗り
福祉活動に貢献しました。

たぶん!堀江は和光寺の門前町として
特に江戸時代ごろから栄えたのでは。

私の周囲には
この花街のことを語る人は少ない。
今!どうして
「性」のお仕事の匂いがなくなったのか
考察したものにも出会いません。



閑話休題。

その「お茶を挽く」ですが。

この色街では遊女(?)のことを
「茶立て女」といったらしい。

実際!抹茶を立てて出していたらしい。
もしかして!最初はホントに
茶店だったのかも知れません!門前町なら。
そのうち!体も出すようになったのかも。

でも!抹茶とは珍しい。
珍しいと思うのが間違いでしょうか。

TVや映画の時代劇なんかでも
永谷宗円(1681 ~ 1778)が
製法を確立したという緑茶ばかり?!
時代考証の誤り!?

それはまた!機会があれば考えるとして
そこで!客のつかない女性は
ひまだから!
または!罰として!
茶葉を臼で挽いていたらしい。

その茶葉が碾茶(てんちゃ)かどうかも
だれも教えてはくれませんが。

今!広辞苑を引いてみると
「お茶を挽く」の意味はその通りですが
堀江が発祥とは記述されていませんが。



近くに傘を置いている店舗がありました。
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順番待ちの人のための日傘ですか!
すごいですね。

「麻婆専門 永友」とあります。
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たしかに!行列ができていました。
まだ!正午にならないのに。

並んでみます。
待つ身は長い!?

食事を終わったおじさんが
歯をむき出して爪楊枝を使ったり
ゆっくり水を飲み出したり!
おまえは周囲の事情がよめないのか!?
さっさと出てこんかい!バカめ!
忖度(そんたく)しろ。

無難に「麻婆ランチ」(税込み 950 円)を。
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このいい香りは山椒でしょうか。

そのとき!誤えん!?
気管に入った?!

ごほ!ごほ!
ごえ~!ぎょえ~!

涙と鼻水がどばぁ~!

周囲がイヤがりますよね。
迷惑ですね。

この人!辛味に弱いくせに
こんなものを食べて!なんて
思われているのかも。

不快にさせないように
ぐっとおさえなければ。

人の忖度を
非難している場合ではなかったですね。

辛さはちょうどよかったのですが
いやぁ!参りました!
体中!冷や汗をかいて完食。

デザートに杏仁豆腐が出ました。



(大石順教著/無手の法悦/)参照
(敬称略)
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