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診察券拾得 電車にかんづめ 非人道的な日 [小市民ぼうちぎり]

深夜に起きていたり
昼間に寝ていたり。
睡眠!細切れ。
お勉強!細切れ。
お遊び!細切れ。
勤労の義務も道徳も細切れ。
友情や思いやりは細切れではなく
毫(ごう)もなし。

突然!睡魔におそわれることが
フツーになっています。

眠い!
家の前まで帰ったとき
「診察券」を拾いました。
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生年月日とか!個人情報が入っているし
落とした人も困るでしょうから
寝るのは少しずらして持って行きますか。

病院は大阪メトロで 3 駅先!
乗り換える気なら 2 駅で行けそうですが。
JRでは 4 駅先。
自転車で行けないこともないのですが
眠いときです!電車を利用しますか。

どちらの駅からでも降りてから
歩いて 10 分はかかりそう。

電車を降りて歩いていたら
偶然!大昔!
安居酒屋で出会っていた老人と邂逅。

「そんなアホなことやめなはれ。

老人がいうには
盗んで持って行き
なにか因縁つけて
悪いことを仕組んでいるものと
思われるのがオチだといいます。

「日活映画なんかによくありましたな。

いつの時代のはなしですか!

なにかよからぬ考えで
わざとハンカチを落として拾わせて
近づいてくる輩だってよくいるとか。

「その診察券!ワナがありまっせ。

行くのはケーサツ病院ですがね。
飛んで火にいる夏の虫状態かな。

「国家機関やケーサツが
「あ~たをいけにえにして。

なにかを国民の目から
糊塗しようとしている可能性が大!?

いずれにしろ!
持って行けば!
ケーサツざたになる可能性が高いと
忠告されました。

ま!ここまできて!知らないやい!
行くぜ。
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銃口から避けるため!
ジグザグに逃げて出る経路を確認してから
案内(?)のおね~さんに渡します。

なんの!リアクションもなし。

診察券なんて紛失してもすぐ再発行して!
痛痒も感じないものかも。

即!粉砕!廃棄したのでしょうか。
それとも!これもワナ!?
油断させておいて
後で指紋採取でもしているのかな。



大阪メトロで帰ります。

あべの駅で停まりました。
谷町線のどこかで事故があったらしい。

15 分経って
振り替え輸送はありませんとのアナウンス。

20 分経って
JR!近鉄!阪急!京阪!北大阪急行に
乗り換えられるようになりましたとか。

あのね!
ここのどこにその他社線があるのよ!?
路面を走っている阪堺電車の駅はありますが。
そこは「振り替え」にならないらしい。

だいたい!私が降りる
つぎの駅まで 1km もありません。
さらに家まででも合計 1.5km はありません。

すぐに降りていたら!もう!帰宅しています。

しかし!降りるに降りられず 30 分経過。
ここで改札を出たとたん!動き出したら
損(!)という考えに縛られます。はは。



車内にカンヅメのまま。

「カンヅメ」ということば。
ふと!漫画の黎明期を思い出していたり。

昭和 30 年ごろ
手塚治虫は連載を 10 本も抱えていて
いつも締め切りに追われていたそうな。

アシスタントもいない時代。

各社の編集者は競って
手塚を拉致(?)して
他社には分からない秘密の場所に
幽閉(?)して!描かせていたとか。

いわゆる「缶詰」ですか。
手塚がその嚆矢(こうし)かも。

石森(石ノ森)章太郎は
「館詰」と書いていますね。
「カン」は旅館の「館」ということ。

サケやサバじゃあるまいし!
ということらしい。

もちろん!石森も赤塚不二夫も
石森いわく
「非人道的習慣」の身分の経験者。



私は仕事もしないのにカンヅメになって!
結局!動き出したのは
50 分を過ぎていました。
往復歩いてもお釣りがあるくらいな時間。



なにをしているのでしょう。
ムダな時間ばかり費やして!
非人道的(?)な日。



(石森章太郎著/章説・トキワ荘・春/)
(丸山昭著/まんがのカンヅメ/)参照
(敬称略)
タグ:手塚治虫
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