SSブログ

秋の壬生寺 島原 西本願寺 [平安京有情]

阪急・四条大宮駅から歩けば
新選組の隊士の募集の貼り紙がありました。
blog71.jpg

論文と面接の試験があるようです。
剣術が一番重要だと思うんですがね。

新選組屯所・前川邸に集結するのかな。
blog72.jpg

近藤勇らが砲術や馬術や剣術の
訓練をした壬生寺(みぶでら)。
blog73.jpg

南に進み
JR丹波口駅を過ぎたら
大公孫樹(おおいちょう)が健在でした。
blog74.jpg

島原に着きました。
元・花街ですね。
今は京都花街組合から脱会していますが。

花街の定義が時代や場所で違いますが。

芸を見せるところと
体を売るところと区別していたはずなのに
芸も体も
いっしょに売るようになってしまったり
売春だけに特化したり
一方的にイメージを固定していたら
勘違いしてしまいます。

東鴻臚館(ひがしこうろかん)跡の碑。
blog75.jpg

平安時代に渤海(ぼっかい)国の使節を
接待するところだったようです。

渤海(698 ~ 926)は今では
あまり人の口にのぼりませんが
中国の東北部にあって
平安時代には重要な国だったのかも。

東鴻臚館跡を囲む壁は揚屋(あげや)の
角屋(すみや)です。

角屋の表に回ります。
blog76.jpg

揚屋は太夫や芸子(芸舞妓)を呼んで
遊宴するところですが
だれかの好きな裸踊りをする訳ではなく
短歌や俳句を作ったり
文芸を論じたり
茶席をもうけたりの
文化的サロンだったようです。

教養があるものの集まるところ。

それらの人を相手にする太夫は
娼婦とは当然!違います。

芸子(芸舞妓)の芸は
鼓(つづみ)!踊り!
長唄!小唄が基本だそうですが
太夫はとびきり美人で
芸子の芸はもちろん!
その上に!和歌!書画!立花!聞香!
音曲!囲碁!胡弓!お点前!琴!等の
素養を必要としていたのでしょう。

角屋は!今は
「角屋もてなしの文化美術館」になっていて
入場料が 1,000 円必要です。
2 階にもあがれますが
さらに 800 円とられます。

今も太夫のいる置屋(おきや)の
輪違屋(わちがいや)も古い建てものです。
blog77.jpg

歌舞練場跡。
blog78.jpg

なんの面影も残さず
福祉施設らしい建てものがあります。
大昔にぼろぼろだった歌舞練場を
見たような気がしますが。
夢の中だったかも知れません。

大門はあります。
blog79.jpg

柳も健在です。
それでかどうか!ここの総踊りは
「青柳(あおやぎ)踊り」だったような。

門前の和菓子店「伊藤軒」に寄ります。
blog80.jpg

「太夫最中バターサンド」と
「クリームチーズ大福」を買いました。
blog81.jpg

170 円(税込み)と 180 円(同)。

西本願寺に南の
大玄関(おおげんかん)のほうから入山。
blog82.jpg

あ!きれいです。
blog83.jpg

唐門の修復が終わっていました。
画像は逆光の中の撮影。
技術がなく!くすんでいますが。

さかさに植えられているような
大公孫樹(おおいちょう)は
まだ黄葉していません。
blog84.jpg

JR京都駅に着きました。

とうがらしの「舞妓はんひぃ~ひぃ~」の
「狂辛カレー」を買って帰ります。
blog85.jpg

650 円(税抜き)!たか~!
買うときすでに!
ひぃ~!ひぃ~!となりましたが。

やっぱり「京都麦酒」がいいですね。
blog86.jpg

3 種!どれでも 300 円(税抜き)!
ちょっと高めですが
ひぃ~!ひぃ~!と
なるほどでもないですね。



(高橋利樹著/京の花街「輪違屋」物語/)参照
(敬称略)
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理