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閑あれば秋行くという 八十八 [パパラッチ!ママえっち?]

こまがわ商店街(大阪市東住吉区)の
東側の住宅密集地を歩きます。
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この細い路地は
昔はたぶん!川だったのでしょうね。

中井神社があります。
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今はなき先代の
笑福亭松喬(しょうふくていしょきょう)が
最後の落語会を演じたところ。

私はあの日(2011/11/19)
初めて松喬の噺(はなし)を聞き
もう 2 度と
見(まみ)えることはなかったのですが。



霧雨が本格的な雨になりました。
平野区画整理記念会館に逃げ込みます。

「ひらの寄席」の始まるところでした。
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「ここ!ここ!

げ!
入り口のそばに
肥満度では人後に落ちないおばさんが
自分の横の席を指さしています。

どうして!近所のスーパーに行くのも
おっくうだといっていた人が
ここにいるのよ!
しかも!
私のくるのを待っていたかのように。

あ!おばさんと仲よしでも
友人でもありませんからね。

「八十八(やそはち)になって初めてや。

八十八を見にきたのですか。
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桂宗助が
二代目 桂八十八を襲名したのです。

でも「二代目」というのは変では。
落語家にこの名の初代はいないでしょ!

師匠の桂米朝(三代目 人間国宝)の
俳号が「八十八」なんですね。



珈琲茶碗のそばにマスクをそっと置き  八十八

新型コロナウイルス禍の中の句のようですが
昭和 45 年(1970)のときの作。

八十八の句は正岡子規のような写生ではなく
心象表現の句が多いような。
だから!鑑賞しにくい!私には。

「パンティはふとんの外に朝寝かな  八十八

どういう状況なんですか。

「下は締め上唇の半開き  八十八

「待人来ず又酒にするカビの宿  八十八

分かりません。

「膝枕ちと汗ばみし残暑かな  八十八

「富山梨売る子の胸のはちきれそう  八十八

分かるような気がします。

「土用波何人処女を奪われし  八十八

!?

「夏の夜に置きたいような女なり  八十八

日本人の女性の尻は冷たいけど
他国には尻の温度の高い女性が多いそうな。
知らんけど。
あ!?
そういう句意ではないんですか!?

「八十八の頭脳枯れたり春くるる  八十八

平成 23 年(2011)の句。
米朝!いや!八十八の晩年 88 歳前の作。



「仕事やや閑あれば秋ゆくという  八十八

ん!
分かるような気がします。

もっとも!私なら
「仕事なしカネなくて秋ゆくという
になりますかな。



(敬称略)
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