SSブログ

菊水山の菊よ咲け [みんなで歩けばこわくない]

気持ちのいい山道です。
blog01.jpg

神戸市北区の神戸電鉄の鈴蘭台駅から
菊水山に登ります。
blog03.jpg

7 年を越えた月に 1 度の仮面ハイキング。
仮面とは
氏素性も郵便貯金額も離婚歴も既往症も
いわなくてもいい!
前もって出欠をいわなくてもいい!
企画者(私ですが)にお愛想をいったり
プレゼントをしたり
(どうしてもというのならもらいますが)
恋をしたりしなくてもいいという意味です。

「舗装道路を歩いてもいいですよ」
blog02.jpg

アジサイの咲く NTTドコモの管理道路も
同じ頂上につづいています。

みんな拒否すると思いましたが
さっそく舗装道路を行く人がいます。
歩きにきたのに!楽をしたいのですね。

電波塔のある頂上です。
blog04.jpg

楽々登山のはずの舗装組は
なかなかやってきません。
距離が長いのです。



瀬戸内海がかすんでいるのはいつものことですが
それにしても明石海峡大橋が見えにくい。
blog05.jpg

雨が近いのですね。

急いで「小菊」の苗をあちこちに植えます。
blog06.jpg

この 7 年の間に
鬼籍に入った人たちのご冥福と
アラフォー(around 40)の
おね~さん方のますますの恋愛成就と
ご老体たちの安寧と
私の宝くじ高額当選を祈願して。
blog07.jpg

あの碑の真ん前にも植えていますので
踏まないでね。
blog08.jpg

「これ!ヨモギと間違えられて」
「草刈りの刃のえじきになるよ」
blog09.jpg

ま!上を飛ばされても根は残るでしょ。



北から登ってきたのですが
そのまま頂上を越えて南に下ります。

半端ではない急な坂道がとぎれません。
blog10.jpg

こちら側には舗装路はありません。
より大変なところには階段が設けられています。
blog11.jpg

神戸電鉄の線路の上まで降りてきました。
blog12.jpg

烏原川(からすわらがわ)の
石井ダムの前を過ぎます。
blog13.jpg

ギャーギャー!
高校生くらいな男の子たちが
大声を上げています。

ん?!
blog14.jpg

大きな毛虫が!
無数に道に出てきています。

10cm を越えるクスサンの幼虫かと
そのときにはとっさに思いつきましたが
今!画像を見ると
10㎝ もなく!クスサンでもないですね。

それにしても男の子たち!軟弱な!

若いときの嵐山光三郎は
桜若葉につく毛虫を電熱器であぶって
醤油とレモンをふって酒の肴にしていたそうな。

そのくらいの気概を持て!



降り出しましたが
烏原貯水池の周囲の
「水と森の回遊路」を歩きます。

水面は雨の波紋だらけになりましたが
回遊路の上には木々がおおいかぶさっているので
傘がなくても大丈夫。
blog15.jpg

烏原(からすわら)ダムです。
blog16.jpg

神戸市のいう正式名称は
立ヶ畑(たちがはた)堰堤らしいけど。

「ダムの真下の仕切りはなんですか?!」
blog17.jpg

「水制」じゃないでしょうか。
ここでは「沈澄池」といわれていますが
放流された水の勢いを弱めるのでは。

ダム湖右岸に埋められている丸いものは
水車の石臼です。
blog18.jpg

夏草が繁茂してきましたが
160 個ばかり並んでいるようです。
水没した烏原村は
水車で線香の原料を生産していたのです。

村人は記念に残したのですね。

「水車の石臼にしては穴が開いていますが」

石積みにするとき明けたそうですよ。
理由はお考えあれ。



ダムの上を渡り右岸の回遊路を急ぎます。
blog19.jpg

本降りになりましたね。

菊水山に置いてきた「小菊」の
水やりになってよかったですね。

菊水山に小菊!
菊つながりじゃないですか。
今までなんにも考えなかったのですが!はは。

神戸電鉄・鵯越(ひよどりごえ)駅に
走り込みます。

電車が坂道を落ちてきます。
blog20.jpg

50 パーミルらしいです。
1,000m 進んで 50m 下がるという
線路では大変な急勾配。

反対側にトンネルが見えます。
blog21.jpg

トンネルの先の線路が見えません。
そんな急勾配です。



(敬称略)
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

大観覧車の下の万博食堂 [食い逃げ未遂]

大阪モノレール・万博記念公園駅を出ると
エキスポシティ「EXPOCITY」(大型複合施設)に
大観覧車がそびえています。
blog41.jpg

大きいですね。
blog42.jpg

遠くからでもよく見えます。
blog43.jpg

完成しているように見えるのですが
まだ動いていませんよね。
blog44.jpg

3 月前には小さな円でしたが。
blog45.jpg

日本一を目指しているそうです。
あとひと月もしないうちに(2016/07/01)
運転するらしい。



エキスポシティにランチに行きます。

エキスポシティには
300 を越える店舗と
私には理解できない
エンターテインメント施設が 8 ばかりあります。

入り口のところの「ポケモンEXPOジム」に
妖しい飲みもの!?
blog46.jpg

なぜか気になる「せいでんきドリンク」?!

高いから無視して
広い施設内をさまよえば
「FOOD Pavilion FOOD COURT」?!
blog47.jpg

屋上屋を架したような名前。

軽食を摂れる店舗が 20 店近くあるようですが。
なんという人!ひと!人!

田舎ものは人の群れに酔いました。
それに高いなぁ!なんでもかんでも。
「せいでんきドリンク」は安い方でしたか。
このあたりの住民はお金持ちばかりかな。

窓際に座って 5 分だけ休憩させてもらいます。
blog48.jpg



大観覧車の下にもどりました。
blog49.jpg

あ!
「万博食堂」ですか。
blog50.jpg

「万博時代の懐かしのグルメ」だそうですが。
blog51.jpg

やっぱりここも
高いじゃないですか!貧乏人には。
貧乏人は私だけかも知れませんが。

値段も万博時代にしてくださいませんか。
万博時代はいくらだったのでしょう。

資料がないですね。
鉄鋼館の後の「EXPO‘パビリオン」に行けば
分かるのでしょうか。

わが家にある大阪の「万博」関係の本は
昭和 45 年 3 月 1 日発行の
「万国博オールガイド」だけでした。
ちなみに万国博が 3 月 15 日に開幕していますので
その前に売っていたものでしょうけど。

それによると
外国館でコース料理を食べれば
1,500 ~ 2,000 円。
普通のレストランに行けば
150 ~ 400 円と書いてあります。

金銭感覚がよく分かりません。

「万国博オールガイド」にのっている
国民宿舎の宿泊料金は横並びに 1,200 円。

今も残っている「豊公荘」のそれは 7,710 円。
「赤とんぼ荘」は 8,100 円。
6 ~ 7 倍というところですね。



しぶしぶですが万博食堂で
「万博カレー(ハンバーグ)サラダ付」を食べます。
blog52.jpg

1,080 円。
値段の割りには貧弱ですね。
バイキングでこれくらいな値段の店舗がありますよ。

ま!興奮を鎮めて考えれば
前述の計算から 6 ~ 7 倍の物価というのなら
当時は 150 円くらいだったのでしょうか。
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

宇治の謀略 [いわなが姫の丑の刻参り]

京阪・宇治線に乗っていたら
終点の宇治の手前の三室戸(みむろど)で
観光客風の主に女性たちが
大勢下車して行きます。

なにがあるんだろ?!

ストーカーのようにつづきます。

「三室戸寺(みむろとじ)」という寺院まで
歩いて行くらしい。

あ?!
blog21.jpg

これ!?
blog22.jpg

はははは。
人のいない細道に入ってひとりで大笑い。
久しぶりに腹の皮がよじれました。

「三室戸寺って!?」
「三室戸寺じゃないですか!」

なん度も!最近もきていますよ!ここに。
もっとも京阪・宇治駅や宇治上神社や
源氏物語ミュージアムの方から歩いてきましたが。

どうして!三室戸駅で「三室戸」を
初めて聞くように感じたのでしょう。
記憶と思考が動かなかったのでしょう。

完全にボケていますね。

余談ですが
私がときどき行く「シネヌーヴォX」は
座席が 20 ばかりの可愛い映画館ですが
そんなもんじゃない!
とても広くて豪勢な映写室を自宅に造っているという
浪花のモーツァルト・キダ・タローいわく大金持ちの
映画評論家の中の映画評論家の浜村淳が
ラジオである人とはなししていました。

その人は「檀れい」と会ったというのですが
浜村は「だんれい?さて!私は知りません」
「そんな女優さんいましたかね」
なんて答えていましたが。

なん日か前に檀れいの演じた映画を語っていたのに。

そんな(たぶん?)日本一の映画評論家でも
記憶が瞬間的に抜け落ちて
思考があらぬ方向に飛んで行ったのでしょうね。



そんな訳で
ちょうど今
10,000 株のアジサイが
妍(けん)を競っているという三室戸寺ですが
すごすごと引き返します。はは。

ん?!
blog23.jpg

「菟道 谷下り」の交差点。
「Todo Tanisagari」!?
「とどう たにさがり」というのですか。

「菟道」は「うじ」と読むのじゃないのですか。
今の「宇治」の前(?)の表記では。

ね!
blog24.jpg

「菟道」は「うじ」でしょ。
よく分かりませんね。

ここの英雄はその「うじ」の
菟道稚郎子皇子(うじのわきいらつこのみこ)ですね。
15 代応神天皇に一番可愛がられたこども。
日本書紀では皇太子。

応神帝は辺境から降ってわいたように現われた
不思議な天皇ですが
こどもの数が多い。
天皇家系図を見れば本によっては
20 人だったり 26 人だったり!とにかく多い。

その中で
菟道稚郎子(旧表記・ウヂノワキイラツコ)と
大雀命(旧表記・オホサザキノミコト)と
大山守命(旧表記・オホヤマモリノミコト)が
皇位を争ったのじゃないでしょうか。

古事記と日本書紀では名前の漢字表記が違いますが
ともにだいたい同様の歴史。

菟道稚郎子と大雀命が謀(はか)って
宇治川で大山守命を殺害し
つぎに突然!菟道稚郎子が死んでいます。
日本書紀では大雀命に皇位を譲るために
自決したことになっています。

結果!残った「おおさざきのみこと」が即位して
仁徳天皇になっています。

美談ですが
皇太子が自殺するなんて!おかしいでしょう。
たぶん!そんなきれいごとではなかったはず。

和歌森太郎は
和爾氏(わにうじ 和珥or和邇or丸邇or丸)と
葛城氏の政権争いだと考えています。
葛城氏が勝って仁徳天皇を誕生させたという説。



三室戸駅近く!宇治川沿いに
菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)の
墓があります。
blog25.jpg

宮内庁が
「應神天皇皇太子菟道稚郎子尊 宇治墓」と
書いています。
blog26.jpg

手元にある日本書紀には
「菟道の山の上に葬った」とありますよ。
こんな川の畔じゃないのでは。

この墓の治定は
文久の修陵(1862 ~)か
それ以前だと思ったのですが
なんと!ずっと後の明治 22 年(1889)ごろらしい。

間違っていますよ~!

ま!地元の人は分かっているようです。
当時の宮内省が
なんの変哲もない小さな土の盛り上がりを
大きく!大きく!
古墳みたいに成形したということを。

発掘してもなにもないのでは。

それも歴史でしょう。



この日!平等院鳳凰堂の川向うの
興聖寺(こうしょうじ)を訪れました。

以前!坐禅をしたことのある
道元ゆかりの曹洞宗の大きな寺院ですが。

裏山に回ると治山ダムと書かれている
砂防ダムが面白い。
blog27.jpg

岩石で造られたロックフィルダムでしょうか。

違いますよね。
ロックフィルダムは
水を通さない工夫がありますが
これは水を通すために
岩石だけで構成されているような。
blog28.jpg

そんな石のダムがこの水系にいくつかあるので
さかのぼって行き!さらに山の頂まで到達。

拓けて(?)います。
blog29.jpg

隠者の棲んでいるところかと思いましたが
朝日山観音堂だそうです。

さらに 1 段高いところに墓石が。
blog30.jpg

「菟道稚郎皇子之墓」と刻まれています。
日本書紀の
「菟道の山の上」はここでしょうか。

JR宇治駅前の観光案内所で尋ねたら
「偉人や貴人の墓はあちこちにあるものです」

その通りですが。



菟道稚郎子皇子(うじのわきいらつこのみこ)の
宮があったから「うじ」なのか。
「うじ」に宮を建てたから
菟道稚郎子皇子(うじのわきいらつこのみこ)なのか。

分からなくなりました。
頭が混乱している日なので
観光案内所で重ねて問いもしないで帰りました。



(和歌森太郎著/日本史の虚像と実像)
(宇治谷孟訳/全現代語訳 日本書紀)
(主婦と生活社/古典コミックス 古事記)
(福永武彦訳/古事記/等を参照しました)
(敬称略)
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

友人の妻と関係考 ほろ酔い処 三丁目 [食い逃げ未遂]

“P子ちゃんが別れそうです!”

「だれと!?」

“あの頭髪の薄いかれに決まってるでしょ!”
“チャンスです!”

「なにが?!」

“心にできたすき間に入り込む、、、”

「なんのために!?」

“いい関係を結べて!のけぞって失神!”

「かの女!かぶれてるの?!」

その「しっしん」じゃないんですがね。
とにかく!そういうことで
緊急集会!
死ぬほど飲んでなぐさめてあげましょう!

「先立つものがないけど」

“3,000 円だけ用意してください”
“なんとかするべぇ”



西成区の「ほろ酔い処 三丁目」にでんわ。

ここのマスターは
大阪の西も東も分からない××十年前
通天閣の下の新世界で
私を引き回した悪いおじさんのひとり。

今!その当時のメンバーはこの人だけ。
みんな鬼籍に入ったのか
社会的に死んだのか
“別荘”暮らしなのか知りませんが
もうなん年も姿を見せません。

“死ぬほど飲みます!”
“3,000 円でお願い!”

「あ~!アテ(つまみ)はいらないの?!」

“いりますよ”
“大酒飲みじゃあるまいし!”

「充分アル中やろ!」

“おいしいものでいいです!おまかせ”
“ひとつ!ふたつ!みっつ!”
“少量でいいから”
“よっつ!いつつ!むっつ!途切れずにね”

「、、、」

“あ!脱肛や”
“生理痛で飲まない人には負けてあげてね”

「あ、、、」

“半額ね!”

「え?か~ちゃんに相談してみる」

相談しなくてもよろしい。



“では!乾杯!おめでとうございます”
blog91.jpg

「阿呆は無視していただきましょう」

“なんでやねん”

blog92.jpg
blog93.jpg

いつもは経済的(?)にウイスキーか
焼酎ですが
今日は生ビールだけいただきます。
考えやすい(?)から。
朝まで飲まねばならないから。

「やめてよ!恐ろしいことをいうのは」

“鍋まで用意してもらって!すビバせんね”
blog94.jpg

ちゃんちゃん焼き風チリトリ鍋だとか。

“おなかいっぱい!もういいですけどね”
blog95.jpg

「よくいうねぇ!どんどん出せといっておいて」

blog96.jpg
blog97.jpg
blog98.jpg

前にきたときにP子ちゃんが
シメにおにぎりを欲しがっていたのを
ママがよく記憶していました。えらい。



“あれ?みんな!どうしたの?”

「帰ったよ!つき合い切れないって」

ほんの刹那ですが(と思うだけでしょうが)
寝ていたのかな。

“じゃ!あたいも帰ります”
“ん?どうしてP子ちゃんがいるの?”

「酔っ払いを心配して残っているのじゃないの!」

鶴見橋商店街を端から端まで
P子ちゃんと歩いて帰ります。

鶴見橋商店街は1番街から8番街まで
アーケードがつづいています。
ひとつが 100m くらいありますから!
ざっと 800m 。

深夜の商店街は寂しいですね。
おね~さんの後ろ姿も寂しそうです。
blog99.jpg

「そんなことはないよ」

え!
もう仲直りしているんですって。
な~んだよ~!

それで男衆はみんな帰ってしまったの。



ではないですよね。

旧聞に属しますが
親しい人の配偶者との性関係は
少ないという研究結果が発表されていましたね。

男性は生物学的に
親友の妻との性関係に嫌悪感を持つという論文。
(Human Nature誌 2013/03 )
(ミズーリ州立大学研究チーム)

よく理解できませんが
たしかに私の周囲では
友人のパートナーと触れ合う機会は多くても
性関係まで行く人たちは少ないですね。

過去!ないことはありませんけどね。
でも!その場合は血を見ます。
強烈な終焉が待っていたような。

スワッピングも愛好者だけの世界では?!



そんな事由かも知れません。

P子さんがいくら魅力的でも
なかなか
その心や体のすき間に手を入れることは!
みなさん考えられないのですね。

なんだ!世の中そういうものか!
いろいろと考えて損しましたね。

“はははは”

「どうしたの?!」

“いやなんでも!”
“ついでに朝まで飲みますかぁ?!”

「待っている人がいるので!バイバイ」
「あなたはここを東にまっすぐ」
「上町台地に上がって行き」
「1 時間も歩いたらおうちに着くと思うよ」

それで私は歩いたのですよ。
更け行く町に自分の足音が追いかけてきます。



(これはたぶんフィクションです)
(夢で見た光景です)
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

柿酢 酢柿 [桃栗残念!柿蜂の巣?]

前日からの雨で気が滅入って
京都の郊外のひなびた里を歩いていたら
見知らぬ人から
たくさんの柿(かき)をいただきました。
blog31.jpg

「10kg でも 20kg でも持ってって」
といわれたのですが
そんなにかついで歩ける訳もなく
それでも遠慮なく
30L ばかりのザックに
ぎゅうぎゅうに詰めました。

11 月の中旬のことです。

帰宅して濡れたものを脱げば
体は泥のように崩れ落ちそうでしたが
その日のことはその日のうちに!という
祖母の教えを思い出し処置することにしました。

渋柿ですから
吊るし柿にしやすいように
ヘタに枝がついているものから
皮をむき始めました。

包丁よりピーラーの方が扱いやすい。
blog32.jpg

むいた皮も干して保存しておきますか。



小さくて数が半端じゃないです。
眠いし!飽きてくるし。
残りは酢を作ったらどうでしょう。
名案(迷案?!)が浮かびました。

ただし!試みたことは 1 度もありません。

カメに入れておけば勝手に酢になると
大昔!小学校で習ったような。

それでふたつみっつに割って
空いていた梅酒用の瓶に
芸もなく放り込みましたが。
blog33.jpg

比較的涼しい
玄関の下駄箱の上に飾っておきます。

年が明けて
それから 2 カ月も経てば
吊るしたものも
並べて干したものも
おいしい干し柿になりました。
blog34.jpg



そして半年過ぎて初夏。

なまけものが放置したままの柿の瓶には
白い幕ができています。
blog35.jpg

酢酸菌のコロニーでしょうか。

さわってみると案外しっかりとした固まりです。
紅茶きのこみたい?!

これ以上置いておくと
夏の気候ではコバエなんかが寄ってきそう。

おたまを入れてみると
意外に水分が少ない。
ともかくすくっては
ステンレス製のザルに入れて
押して少しずつ「酢」を絞りました。

重しをして放置する方がいいのでしょうか。

もろみの中から柿が出てきました。
blog36.jpg

全然!酢作りに貢献していない柿ですね。



思い出しました。

最初に柿を瓶に入れて 10 日も過ぎたころ
発酵が進んでいないような気がしたのです。

「洗ったのじゃないの?!」

知ったかぶりのお年寄りがいいます。

洗いましたよ。
もらったのが雨の日。
乱暴に収穫して下に落ちた果実を拾ったのか
落ち葉なんかといっしょにバケツに入れてあったものを
もらってきたのですよ。
当然洗いますよ。

「洗ったから酵母も酢酸菌も落ちたね」

それでですか!?

それからハイキングに行くたび
山にあった柿をもらってきては
洗わないで注ぎ足したのですが。
blog37.jpg

これがなかなか追熟しなく!醗酵しなく!
つぶれません。
しかたがないので中に押し込んでおいたのですが。

最初の柿を洗ったものの
酵母や酢酸菌が
落ちてしまった訳じゃないのですよ!たぶん。

それで酢ができ始めたときに
新しい柿を突っ込むと
新しい柿は
酢漬けになってしまったのじゃないのかな。



圧力もかけないで絞ったので
柿酢はウイスキーのボトルに
90 %ばかり。
blog38.jpg

とても少ないけど
初めての経験はできました。

副産物(?)の柿の酢漬けは
渋は抜けていますが
とても酸っぱい!
酸っぱいのが好きな私向き。

柔らか過ぎず!食感がいいですよ。
なにかといっしょに酢のものにできそう。
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理