久宝寺寺内町でブランチ

大阪府八尾市に久宝寺城を探しにきました。
「久宝寺城址」の石碑が
なんの変哲もない街角にありました。


なんにもありません！面白いものは。
少しがっかり。

近くに！この静かな町で
なんだかにぎやかそうな喫茶店。
「ファニーズ」というしゃれた名前。


たくさんの種類の
「モーニングサービス」があるじゃないですか。
8 種類！税込み 400 円ばかり。
いや！もうひとつ
「スペシャルモーニングサービス 530 円」と
書いてあります。
ブランチにそれをいただきます。


おばあちゃんが！いや！失礼
可愛らしいおばちゃんが
やさしくほほえんで調理してくれました。



久宝寺は堀に囲まれた寺内町だったのですね。
その町割りが残されているようです。

寺内町の真ん中あたりにある
「八尾市まちなみセンター」に
「散策まっぷ」をもらいに行きましょう。

センターに
安井道頓・道卜の碑がありました。


ここは大坂の道頓堀の掘削に尽力した
道頓の出生地でしたか

ん？！「安井」ですか！
天正 5 年（1577）
久宝寺城が陥落したときの城主が
安井氏だったのでは。

陥落後も安井氏は存続していたのですか！？



ともかく寺内町の中核寺院の顕証寺へ。


桜花の下に蓮如が立っています。

15 世紀に蓮如が建立した西証寺が嚆矢らしい。

久宝寺城を攻め落としたのは
顕如率いる本願寺兵だといいます。
すると？！
ああ！歴史の流れがちっとも分かりません。
理解しようと努力しないせいでもありますが。

顕証寺の南に環濠の土塁の跡が認められます。


寺内町を時計回りに歩きます。

許麻（こま）神社。


渡来民族の祭祀の場所だったのでしょう。
各地の「こま」の地名は
「高麗」に由来することが多いようです。



浅野邸。


町には古い屋敷がたくさん残存していました。

碁盤の目のような通りは
400 年前の地図とほぼおなじらしい。


長宗我部物見の松址！？


変な（？）伝説ですね。
ここは
大坂冬の陣・夏の陣の戦場だったのですね。

「大水路」だそうな。


南北に流れる
やはり 400 年前からある水路。

センターの前にある念仏寺まで帰ってきました。


どこにも久宝寺という寺院はありませんでしたが。
相当古い地名らしい。
聖徳太子の時代までさかのぼれるとか。

めまぐるしく為政者が替わっても
地名は生き残ってきたのですね。