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アーモンドが咲きました 2018 [解語の枯れ尾花]

長居公園(大阪市東住吉区)の
長居陸上競技場の下に
力士(相撲)のぼりが立っています。
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大阪市立長居ユースホステルに
芝田山部屋が宿舎を置いています。

隣接の臨南寺にもはためいています。
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こちらは鏡山部屋ですか。
三月(春)場所が始まっています。

桜花が満開です。
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カワヅザクラ(河津桜)と
カンヒザクラ(寒緋桜)ですか。

最近は「カンヒザクラ」ということが
多いのですね。
「ヒカンザクラ」と
呼んでいませんでしたか!この前まで。

「ヒガンサクラ(彼岸桜)」と
混同を避けるためにですかね。
漢字で書けば明らかに違うのですが
発音はよく似ていますからね。

この早春に
にぎやかなのはカワヅザクラかな。
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冬中!散歩する人の目を
楽しませてくれていた十月桜。
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すごい勢いで開花数を増していますが
それでもはなやかさでは
他の桜に負けています。

晩秋から頑張っていたのに
見る人もいなくなり少し可哀そう。

豊後梅の林にも春がきています。
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花梅ではないので清楚です。



幽居人不到
  ゆうきょ ひといたらず
独坐覚衣寛
  どくざ いの かんなるを おぼゆ
偶解春風意
  たまたまかいす しゅんぷうのい
来吹竹与蘭
  きたりてふく たけとらんと

夏目漱石の詩。

文豪の家に訪れる人がいなく
くつろいで「春」を見ているようです。

私も文豪とおなじく!
ま!うわべだけですが!
年中やってくる人は皆無です。はは。

勉学に疲れて(ウソついてすみません)
10 円玉でも探すようにうつむいて
散策に出ています。

漱石の詩は
「ふと春風の気持ちが」
「理解できた」ですか?!

できるわきゃないですわな!こちらは。
心身が餓鬼のような人間ですからね。

長居植物園もいよいよ
百花繚乱の季節にさきがけて
ギンヨウアカシアの黄金色がまぶしい。
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まだ梅林も花見ができますね。
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こちらも実梅の花が満開かな。



10 円玉も拾えず!とぼとぼ帰れば
わが家の庭の桃ケ池のほとりの花桃が
すっかり花開いているじゃないですか。
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花を見たって
空腹は満たされませんけどね。



ああ!?
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アーモンド!

灯台下暗し!
わが家のアーモンドが咲いていました。

昨年 1 花だけ咲いた実生の木に
数えられないほど
花とつぼみをつけています。
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先輩の接ぎ木のアーモンドと
狭いところに共棲させています。

白色の花が実生の木の花。
ピンク色が強いほうが接ぎ木の花。

ちょっと大きくなり過ぎましたね。
どこか適地はありませんか。
植え替えてあげたい春です。



(石川忠久著/春の詩 100 選/)参照
(敬称略)
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河童の塩漬け?! [絵に描いたどじょう地獄]

人が見ていたTV。
横からのぞいていたら
NHK Eテレで
冬のエノキ(榎)の大木に耳をあてると
大木が水を吸い上げている音が
聞こえるといっていました。

うそだぁ!?

私はエノキの枝を折ったり
大木を伐ったりするところを見ましたが。

音を上げて水が流れているのなら
切り口から
噴水のように飛び出るはずですが。

それに葉のない時期に
なんのために
水を吸い上げねばならないの?!

「NHK Eテレ」は
昔の「NHK 教育テレビ」!?
教育番組を放送しているはず。
ウソいったら怒りますよ。



大木がゴーゴーと
水を汲み上げているという表現は
詩歌の世界では夢があるのかな。

もっともそんな歌詞なら
人生幸朗(じんせいこうろ)に
こきおろされますか!?

人生幸朗が
横の相方の生恵幸子(いくえさちこ)と
しゃべることもなく
ひとりで歌謡曲の
主に歌詞にいちゃもんをつけて
「責任者!出てこい!」
という漫才でした。

ときどき幸子が
「この!どろがめ!」
「天王寺の亀の池に」
「おなじようなのがおるわ」
「どろだらけになって!」と
幸朗にどなっていましたが。



「どろがめ」とはどんなカメ(亀)?!

「天王寺(四天王寺)」の
「亀の池」には
アカミミガメばかりがいますが。
「どろだらけ」ではないのですが。

佐藤垢石のエッセイによると
河童(かっぱ)の塩漬けが
全国にあったらしい。

河童というけど
川亀の肉を加工したものだとか。

川亀の中では
泥鼈が一番おいしいらしい。

「泥鼈」?!
「鼈」のところだけに
「がめ」とルビがありますが。
「泥鼈」の読みは「どろがめ」でしょうね。

「鼈」は
まともに読めば「すっぽん」ですよね。

なるほど「すっぽん」は昔から
好事家やグルメの垂涎の的!文字通りに。
美味な「河童」の肉は
「すっぽん」の肉なのかも知れません。

それに各地で目撃された「河童」の
モンタージュ写真は
巨大な「すっぽん」に似ているような。

佐藤垢石が「河童の塩漬け」を書いたのは
先の大戦後のようですが
佐藤はそれ以前の昭和 13 年(1938)に
「すっぽん」を賞味する
長文の随筆を書いています。

「泥鼈(どろがめ)」と「すっぽん」
使い分けています。
違うものだったのでしょうか。



わが家の前の
桃ケ池の花桃が咲き始めました。

でも!冬鳥たちはまだいます。
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水がぬるんだのでしょうか
アカミミガメが頭を出しますが
すぐ潜ってしまいます。

夏のアカミミガメはエサをくれと
団体で浮かんだままですが。

春先のカメは恥ずかしがりや?!

アカミミガメで
「河童の塩漬け」ができたら
そして!それが美味なら
この外来生物の
駆除の一助になりそうですが。

そんな春の夢物語。



蛇足ながら
エノキの水の吸い上げる音というのは
たぶん!高い梢の細枝の振動が
幹肌を伝わってきているのでは。



(佐藤垢石著/完本 たぬき汁/)
(同著/狸のへそ/)参照
(敬称略)
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けいはんな記念公園 梅の花のころ [みんなで歩けばこわくない]

月例の
仮面(名乗らなくてもいい?)ハイキング。

今回もどこからか亀の甲に苔を生やした
お年寄りばかりが湧いています。

若さが乏しい集団ですなぁ。

最近!気が向いたら相棒をしてくれる
アラフォー(around 40)の
おね~さまが今日はいません。

「ハイキングが終わったら連絡して」

え!?
夜には飲みに行こうとのことですか。
なんだよ~!?
今日のオトコには
夕方までにはふられそうなのかな。



JR祝園(近鉄・新祝園)駅から
歩きますよ!死なないでね。

祝園は「ほうその」と読みます。
京都府精華町。
田んぼばかりののどかなところです。

昨年は日本書紀を片手に
歩きましたが(拙ブログ 2017/03/02
今年は古事記のほうを確認しておきますか。
質問されたら困るから。

崇神天皇の項。
日本書紀とほぼおなじ内容でしたね。

崇神天皇側の叔父の
大比古命(おおびこのみこと)と
崇神天皇の敵になった伯父の
建波邇安王(たけはにやすおおきみ)が
伊杼美(いどみ or 伊豆美)という
河川(?)をはさんで対峙しました。

河川は木津川でしょうけど
「いどみ」はどこ?!
木津川に泉大橋はありますが
それは近代に架けられたものでしょう。

敗走する建波邇安王軍を追えば
逃げる兵士たちが恐怖のあまり
はかまの中に脱糞したので
その地名は「くそばかま」になりました。
今の樟葉(くずは)ですね。

さらに追い詰めて皆殺しにしました。
残酷!?ではありません。
古事記は天皇家の!
つまり個人的な「家」の記録です。
逆らうものには
残酷に応対するのが「正義」です。

兵士たちが屠(ほふ)られた野を
「波布理曽野(はふりその)」と
呼ばれたとか。
今の「祝園(ほうその)」ですね。

「いどみ」「くそばかま」「はふりのその」
現在の地図を見ると不自然に
あっちへ行ったりこっちに帰ったり?!
ま!戦争はりくつじゃないですからね。



来迎寺の
お千代・半兵衛の墓ですよ。
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詳しいことは
近松門左衛門の「心中宵庚申」を読んでね。

歴史がありそうな釈迦の池。
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畑ノ前公園 遺跡の杜。
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メタセコイアの並ぶ精華大通り。
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どうしてここに
こんな幅員のある道が必要なの?!



「けいはんな記念公園」に着きました。
有料の水景園に入ります。

60 歳以上は無料です。
あああ!ほぼ全員スルー!?
恐ろしい(?)ことです。

水際の観月橋を渡ります。
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長さ 120m あまり。
3 階の屋根に上ったくらいのながめですが
それより!高く感じます。

橋のこちら側は池ですが
反対側には巨石群。
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私はこの石に驚きますが
みなさんは果たして、、、。

竹林の前の梅の花がある
四阿(あずまや)でランチにしました。
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ランチ後は
「芽ぶきの森」を散策しますよ。

だれですか!
たわむれにキクイモを植えている人は。
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よいこはマネしてはいけませんよ。

棚田にオーストラリアのニワシドリ?!
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メスを呼ぶためのディスプレイのように
竹の枝がいっぱい刺されています。

鳥よけでした。

「スズメは入れるでしょう?!

「スズメはいいんです」

「?!

まいた種を盗む鳥よけではなく
芽や幼葉を食べてしまうものがいるそうな。

そういえば!どこかの梅園では
菜の花をみんな
食べられていましたね。(拙ブログ 2013/02/24



水景園を出て
「けいはんな記念公園」の「谷あい」の
竹林を抜けると梅林は春。
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公園を出てとぼとぼ駅のほうへ歩きます。

稲植神社で休憩。

ちゃんと狛犬に角がありますね。
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この神社は京都の八坂神社の元だとも
あるいは奈良の春日大社の分身だとも
いろいろの説があるほど
古い口伝があるそうな。



記・紀の質問も出なかったので
こちらから
「波布理曽野(はふりその)」の
説明をするのもメンドくさいので
素知らぬ顔をして駅に急ぎます。



(主婦と生活社/古典コミックス 古事記/)
(古事記/福永武彦訳/)参照
(敬称略)
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行基墓墓参 嬉長酒蔵見学  [工場見学]

大阪府と奈良県の境
生駒山の東麓!すなわち奈良県側を
山頂のほうにゆるやかに上って行けば
「生馬山 竹林寺」とあります。
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「いこまさん ちくりんじ」と
読むのでしょうか。
「生き馬の目を抜く」の「生馬」?!
「いきうまさん ちくりんじ」!?
ではないですよね。

苔の参道を上ります。

参道脇のこんもりしたものは古墳!?
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「竹林寺古墳」と命名された
前方後円墳だとか。

「今は前方部が失われています」

偶然出会った上品な刀自(とじ)が
あれこれレクチャーしてくださいます。

竹林寺を訪ねてきた
旅のもの(?)だといえば
「本堂を開けましょうか」と。

いえいえ!
どこかにお出かけのご様子なのに
帰依のかけらもない不埒な徒のために
引き返してもらうなんてできません。

庵主さまでした?!
それとも管理されている方!?
いずれにしろご無礼申しあげました。

きれいな本堂です。
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まだ新しい。

右手に「行基墓」がありました。
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「母のそばで眠りたい」

行基の意思を尊重して
ここに埋葬されたとか。

行基も人の子なんですね。

母からなん年も遠く離れている私は
人の子じゃないのかも。
今ごろ気づいて!どうします?!

結界石。
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行基顕彰碑。
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古そうなものがたくさんありますが
ずっと永続的に栄えた古刹ではなく
なん度も廃寺同然になっていたようです。

この本堂が再興されたのも
ほんのこの前!
平成 9 年(1997)のこととか。



谷底(?)に降りて!また上り
煙突の目立つ上田酒造におじゃまします。
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ここも他の蔵と同様に酒の樽がいっぱい。
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木造の梁が見えます。
蔵つき酵母がついていることでしょう。

やっぱり
高さ 1mm の量の表示があります。
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「女偏に七がみっつですかぁ?!
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「嬉しいという字です」

「なるほど!日本語は難しい!
「日本にきて間がないものには大変。

「どちらのお国ですか?」

私の周囲では
まったく無視されるジョーク!
というより
戯れ言(ざれごと)ですが
ここでは食いつかれました!はは。

そんなに私!フランス人に見えますかね。

「嬉長」と「生長」が
伝統のブランド名でしょうか。
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あれこれ 100cc を越える試飲をして
酒嫌いで(ホントーです)弱い私は
いい気持になり
春の陽の中に出れば
生駒山がまぶしい。
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勝間街道 お鍋の王様 [食い逃げ未遂]

「往来安全」?!
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大阪のどの町内にもある地蔵堂ですが
花筒に往来安全ときざまれています。
名づければ「往来地蔵」!?
珍しや。

でも!お地蔵さまも
仏さまもいません。
どうして?!

往来といえばこの道は昔の幹線!?
勝間(こつま)街道かも。
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難波あたりから
昔の勝間村(こつまむら)の中を南下して
住吉大社あたりで
紀州街道に合流していた道。

国道 26 号と南海本線の間の道を
少し南に歩いてみます。
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旧街道の面影はありませんね。

面白くはないので
ひとつ西側の道を見ると
まぁ暗いアーケードの玉二商店街。
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あちこちの商店街で
ここが 1 番暗いアーケード街だと
失礼なことをいってきましたが
そのどれにも負けない暗さです。

構わず進めば直角に交わるのは
玉出本通商店街。
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大阪市民なら知らない人はいない?!
ど派手な外装!年中無休!
ほとんどの店舗が 24 時間営業!
ときどき「1 円セール」の
スーパーマーケットの
「スーパー玉出」の本拠地だか
発祥の地だかがあるところ。



国道に出て向こう側を見れば
「気軽にひとり鍋」
「お鍋の王様」の看板。
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鍋ものが 680 円から!?

ランチにします。

ごちゃごちゃした(失礼!)表なのに
中に入って驚きました。
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なんと落ち着いたすてきな内装。

もちろん 1 番安い
「脳天直撃!」
「衝撃のボリューム」という
「王様の牛すき焼き」を注文。
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これ!どうすればいいの!?

見ていたら
下の野菜が煮えて
その蒸気で上の肉が変色して行きます。
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手間いらずでした。

ごはんと香のものがついて税込み 680 円。

「鍋もの」といったら
「囲む」イメージがありますね。

家族の少ないものには
なじみがなくなりつつありますか。

なんて!寂しいことを思いながら
でも!おいしゅうございました。
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