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ふきのとうとニシンの他人丼 [もっそうライス]

以前にもいいましたが。

「他人船」という歌謡曲の発想が
宮川泰著/サウンド解剖学/に
書いてありました。

作曲家の遠藤実がレコード会社の
ミノルフォンを起こしたものの
スポンサーが
他社から歌手の引き抜きを命じても
道義にはずれることができず
ヒット曲は生まれず
悶々としていた時代に
関西にきて
鶏卵と豚肉で調理した
「他人丼」を初めて食したそうな。

親子丼なら鶏肉を使うところ
豚肉を使えば他人丼になるんですねぇ。

その直後「他人船」という曲を作り
ミノルフォン第 1 号歌手の
三船和子が歌い
ヒット曲になったようです。

私も別のところから
この「他人船」の生まれたはなしを
聞いた記憶があるのですが。
それは豚肉の他人丼ではなかったような。
鶏卵と牛肉の組み合わせだったような。

はなしが冗長になりますが
遠藤実の自伝の
「涙の川を渉るとき」の
「他人船」誕生の記には
まったく違うことが書かれています。
他人丼のことはひとこともありませんが。



しかしですね!
「鶏卵」と「鶏肉」が親子丼なら
他人丼なら
鶏卵とウズラ肉だとか
鶏卵とキジ肉とか
はたまた!
ウズラ卵と鶏肉とか
キジ卵と鶏肉とかじゃないと
変じゃないですか。

鴨でもアヒルでもいいですが
ともかく
鳥類じゃないとおかしいのでは。

豚や牛の卵がありますか?!



鶏卵に牛乳を入れ
塩・胡椒・砂糖・醤油を
おまじないほど!ちょんちょんと振り
溶きます。

「ふきのとう」の季節。
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ふきのとうは
アク抜きする人もいましたが
香りが弱くなるので
生のままきざんで卵に混ぜて
バターがなかったので
オリーブオイルで焼きました。

ごはんにのせます。

賞味期限の迫っている
「ニシン(鰊)」がありました。

「みがきにしん」の煮たもの。
たぶん!かけそばの上にのせたら
「にしんそば」になって
高いお代をとれるもの。

丼のたまご焼きの上におきます。
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「ふきのとう」と「にしん」の他人丼。

ニシンは鳥類じゃないけど
卵がありますよね。



(敬称略)
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太陽の塔内部公開始まる 梅まつり終わる [猫も歩けば棒立ち]

すごくずんぐりむっくりしています。
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あんなデブ(?)の
メタセコイア(?)ありましたか。

メタセコイアでもラクウショウでも
どちらでもよろしい。
太陽の塔にきたのでした。

万博記念公園(大阪府吹田市)の
太陽の塔の内部の一般公開が
今日(2018/03/19)から始まりました。

さっそくやってきたのですが。

入り口のある後ろに回ります。
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あんまり近くでしげしげと
ながめたことはないのですが
大きいですね!
根元は直径 20m あまり。

公開のために
現行の法律やらの事情に合わせて
改修工事をしたようです。

スロープを降りるとエントランスに
「太陽の塔内部再生」事業に
カネがかかっているらしく
寄附者の名前がずらり。

「写真はダメです」
「カメラ!スマホはしまってください」

なんですかぁ!?

万博記念公園の入園料が 250 円!
ここの入館料が 700 円!
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大枚払っているのに写真がダメとは!?
貧乏人いじめ?!
なんか!うさん臭そうに感じますね。

寄附者もうさん臭そうですね。

「大阪のTV局のアナ(?)もいますね。

「O157 がついていると風評を流して」
「貝割れ大根生産者を廃業させた人?!」
「今は反省もなく芸人かタレントかして」
「知識人ぶって稼いだからじゃないの」

仕事をさぼってきた(?)
アラフォー(around 40)の
おね~さんが答えます。

やつあたりもいいところ。



ともかく内部を見ましょう。

高さ 41m という「生命の樹」があります。
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これは 195 円で買った絵はがきの写真です。

下に単細胞生物!
上部に行くほど複雑に進化した
生きものがとまっています。

ミュージアムの展示じゃありません。
ゲージツみたいです。

階段を歩いて上ります。
万博時にはエスカレーターがあったとか。

両腕のあたりまで行きました。
腕の中の建築の構造が見られます。

ま!急いで
強いて行くほどのこともありませんでした。
高いカネをつかってまで。



「みなみなに 咲きそろはねど 梅の花

野坡(やば)の句。

咲きそろわないのなら
散りそろわない(?)ようで
梅林はまだお花見ができますね。
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元来!梅は
越人(えつじん)の句

「むめの花 もの気に入らぬ けしき哉

のように
気位か気品か高いように見えて
まわりに迎合したような咲き方は
しないのでしょう。
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梅まつり(2018/02/17 ~ 03/18)は
昨日で終わっているためか静かです。
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オブジェの水ぐるまの前に
ふきのとうがありました。
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三脚を立てる不埒(ふらち)ものもいなく。



「仕事に帰らなくてもいいの!?

クビになりそうな(?)おね~さんと
日本庭園に回ります。

こちらの梅林もほのかに明るい。
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小さな雨が落ちてきました。
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「梅が香や 客の鼻には 浅黄椀(あさぎわん)

「なんですか?」

梅の香の中で
浅黄色の椀で食べれば
たぶん春を愛でられるという
許六(きょろく)の句です。

日本庭園にある静かなレストランの

「はす庵でなにか食べさせて!
「浅黄椀の季節の膳があるはずです。

「あ!もう仕事に行くから!ばいばい」

雨!やみそうにないですね。
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広橋梅林 梅の里山まつり [みんなで歩けばこわくない]

坂道を上れば
コウヤマキ(高野槇)がちらほら。
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空堀みたいなくぼみがあります。
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この集落のほぼ一番高いところ。
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広橋城のあったところだとか。

ここからコウヤマキの原生林に
下ろうときたのですが通行止め。

あんまり選択肢のない舗装路を下ります。
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どんどん下ります。

急斜面に
梅の木が植えられている広橋梅林です。
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奈良県三大梅林のひとつだそうですが。



「梅の里山まつり」(2018/03/18)です。

甘酒のふるまいがありました。
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この里の普段の食べもの!
茶粥もいただきます。
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梅林といっても
梅の実の生産の畑ですので
白色がほとんどですが
いくつかハデな花もあります。
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下市町のマスコットキャラクター。
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「ごんたくん」だとか。
「義経千本桜」鮨屋の段の
「いがみの権太」はこの里の英雄ですか。



梅の花はまだ満開じゃないですね。
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もっと下がってみましょうよ。
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梅の花の海。
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上からもかぶさってきます。
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これが満開ならどうなんでしょう。
ときの経つのを忘れたい
デッキテラスにたたずみます。



「むめがかに のつと日の出る 山路かな

芭蕉の句がありましたね。
「のつと(のっと)」とはね。

「しわぶきの 軒端ににつと 梅の花

芭蕉門下の乙州の句は
「につと(にっと)」ですね。

「のっと」「にっと」なら
「ねっと」で行きますか。
「ねっと」といっても
「ねっ!うふ」というハートマークつき。

「梅が香に ねっと手を取る 山路かな

「急に手をにぎらないでよ!」

ま!アラフォー(around 40)の
おね~さんなら

「梅が香に ぬっと乳房を 押しあてる

くらいな句じゃないと
世間が納得しないでしょうなぁ。

「あなたの世間はどこにあるのよ!」



昨年(拙ブログ 2017/03/22)は
「梅の里山まつり」を過ぎてきましたが
ここから木橋や梅の花のトンネルに
降りて行ったような。

今年は昨秋の台風の被害がそこここにあり
このあたりから
下市温泉まで下ることができません。

しかたがない!上りますよ。
広橋峠のバス停まで帰りましょう。

とんでもない急坂を下っていましたね。
上りの大変なこと。
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「頑張って上ろう!
「この里から縁談がきたときにそなえて。

「くるわきゃないでしょ!
「しんどいとき!つまらんこと!いわない!」

「梅ジャム」買ってあげるから
怒らないで。
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沢の鶴蔵開き 菜の花まつり 2018 [工場見学]

灘浜緑地(神戸市灘区)の河津桜が満開。
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向こうの高い煙突(?)は
KOBELCO(神戸製作所)かな。

まず!朝の精神が安定しているうちに
KOBELCO の「灘浜サイエンススクエア」に
入れてもらい
児童に混じってお勉強しましょう。
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製鉄・発電・エネルギー・環境がテーマの
体験学習施設です。

毎回私はビオトープを見るだけですが。
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灘浜緑地にもどれば
今年も
「菜の花まつり」(2018/03/17)が
開催されています。
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灘五郷の一番西の
西郷の地元の人の手作りのイベント。

150 円の粕汁には菜の花が入っています。
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100 円出して日本酒をもらいます。
お代わり自由。
数種の日本酒をつぎつぎいただきます。
こんなにすばらしい酒の販売はありません。

3 合あまり飲んでいい気持ち。
もう!「沢の鶴」の「蔵開き」には
行かなくてもいいような。はは。



やっぱり!行きますか。
「菜の花まつり」の中の
ひとつの催しですからね。

今年はアラフォー(around 40)の
おね~さんの希望でやってきました。

ホントーです。
私は別の予定があったのですが
一瞬の立ち合いのためらいから
速攻で抱きつかれて!寄り切られました。

千鳥足で「沢の鶴資料館」へ。
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急ぎ足で回ります。
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福袋は 2,000 円。
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沢の鶴 本社工場の「蔵開き」へ。
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こちらの福袋も 2,000 円。
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毎年!ここの模擬店の
ほとんどのつまみは 100 円。
関西の蔵開きの中では一番安いような。

春です。
豆ごはん(100 円)で
大吟醸酒をお飲みあれ。
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天候に恵まれた蔵開き。

赤い顔をした人がいっぱい。
みんな楽しそうです。

万葉集に大伴旅人の歌がありましたね。

「あな醜(みにく)
「賢(さか)しらをすと 酒飲まぬ
「人をよく見れば 猿にかも似る  (344)

酒を飲まない人の顔はみにくい。
かしこく装っているから。
猿の顔に似ているなぁ。

逆ですね。
酔っ払いのほうが
赤い猿の顔をしているのに。
みにくいかどうかは分かりませんが。



「瑞宝蔵」の見学に行きますよ。

おね~さんは座ったまま。
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大きなお尻に
重そうな腹と乳がのって動きません。

ひとりで見学します。
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毎年のようにきていても
全然学習していませんからね。

種麹(たねこうじ)を
「もやし」というのですか。
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もうこれくらいで今年もおしまい。はは。



ああ!酒に弱いのに飲み過ぎて!苦しい。
春がすみに包まれている脳みそに
夜が更けてもなお!かげろう!ゆらゆら。
思考力が昇華してどんどん霧消。

飲むんじゃなかった!と
猿でもできる!?
いや!猿もしない!おぼろな反省。

でも!もう遅い。
反省なんてやめて寝ますよ。

なにはともあれ
大伴旅人の酒の歌なら
時代を越えてこれが一番のような。

「験(しるし)なき
「ものを思(おも)はずは
「一杯(ひとつき)の
「にごれる酒を 飲むべくあるらし (338)

かいないことに
くよくよ思うことをせずに
1 杯の酒を飲みましょうよ。



(斎藤茂吉著/万葉秀歌/)参照
(敬称略)
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キクイモを食べました [いも!たこ!なんきん!]

先日(拙ブログ 2018/03/14
だれかがキクイモを植えていましたが。

もう芽出しのころですね。
わが家のキクイモを食べなければ。

キクイモはなん度も栽培しましたが
食べるとき
どうも!
あのキク科特有の匂いが気になります。

黄色い花だけ鑑賞したらいいのかも。

それでキクイモは不要となり
あちこちの花壇に植えてあげたのですが
みなさん!あまりお気に召さないようで
いつのまにか抜いて捨てていますね。

そんな訳で
ここ数年!
キクイモと縁が切れていたのですが。

事情を知らないお大尽が
体にいいとか!健康食品だとか!
もったいぶって自家農園のものを
送ってくれています。



どうして食べたらおいしいのでしょう。

芽が出るまで忘れていたなんて
今さら!送り主に
食べ方を聞く訳にも行かず
農業を趣味にしている別のお大尽に問うと
「カレーが一番好き」とのこと。

ジャガイモの代わりにするそうな。

ああ!それでかどうか
ご当地の(?)レトルトのカレーが
同梱包されていましたね。
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キクイモを茹でて
カレーソースと合わせました。
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あれ!?
あんまり菊臭くありません。

いままで食べたのはなんだったのやら。
私の育て方がまずかったのでしょうか。



スライスして少し硬めに茹でて
オリーブ油で炒めてみます。
酒!砂糖!醤油で調味してから
小口切りの青ネギを混ぜました。
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おいしいじゃないですか。



生でも食べる!と
問い合わせたお大尽がいっていましたね。

スライスして
味噌と酒粕を練り合わせた床に
1 週間ばかり漬けておきました。
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食べられます。



しからば「昆布じめ」なんてのもいいかも。

昆布がなかったので
スライスしたキクイモに塩を振ってから
スライスした大レモンで
数日はさんでおきました。
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すっぱい。
すっぱいもの好きの私にはおいしい。
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