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さつまいもとすじ肉の酢煮 [いも!たこ!なんきん!]

芋蔵(いもぐら)に!
芋蔵といっても!わが家では
通路に置いている段ボールの箱ですが
サツマイモが残り少なくなってきました。

畑持ちのお大尽からいただいたものやら
野山を徘徊中に入手したものやらを
無造作に入れていたのですが。

あんまり上等(!)な芋は残っていませんが
なんと!半分以上が異常です。
腐っています。
わが家はそんなに寒いのでしょうか。



腐った部分は切り捨てて!蒸してみます。
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おいしいじゃないですか。
主食になり得ますね!貧乏人には。

最近!はやりの安納芋の類より
鳴戸金時系を好む私ですが
ま!芋ならなんでもおいしく感じられます。



さつまいもとネギと
おでん用の牛すじ肉とを水煮します。

液体の醤油だしと米酢を加えて
さらにコトコト煮ます。

さつまいもの酢煮ができました。
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いいかげんにこしらえてもおいしい。
珍しく!芋の面どりまでしましたからね。

いよいよ!小さな芋ばかリ。
しかも腐っているところを削れば
可食部分は少ない。

でも!捨てませんよ。
スライスしてフライパンで焼きました。



流し台の下から岩塩が出てきました。
15 年前のドイツの岩塩。

あのころ!岩塩やらハーブ塩やらが
箱いっぱいあったのですが。
買ったのか!もらったのか。
そして!みなさんに配布したのか
覚えていませんが
それがいつの間にかなくなっていますが。

まだ 1 本!残っていましたね。

ゴキブリもねずみも
かじらなかったのでしょうか。



清の「笑林広記」にあるはなし。

38 歳だと仲介者がいう女性を
妻に迎えましたが
どうももっと年を食っているような。

「ほんとはいくつか」と問えば
「45 です」と答えます。
「隠さずにいってくれ」といえば
「54 です」といい直しました。

ある宵の口
「塩甕(しおがめ)のふたをしてくる」
「ねずみに食われてしまわないようにな」
と!試しにいってみたところ
「私は 68 まで生きてきましたけど」
「ねずみが塩を食ったはなしは聞きません」
と!新妻は笑いながらいったそうな。

30 歳もサバを読んでいたのですね。

このはなし
明の「笑府」に初出ともいいますから
(手元の笑府には見あたりませんが)
400 年前のこと。

この時代には
使用人でも奥さんでも愛人でも
「売って」いたから「買って」いたようです。
「売る」にはオーバートークはつきもの。
気をつけましょう。



閑話休題。

ねずみは塩を食わないのでしょう。
岩塩の器にさびが出てきていますが
腐りもしないような。

焼いたさつまいも片に
岩塩を振っていただきます。
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バターやチーズをのせればごちそうです。
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バルサミコ酢も。
梅肉を塗って青ネギをのせます。
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かつおぶしに醤油。
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それになんでしたやら。
左のもの!思い出せません。

永谷園の
「味わい茶漬け」(さけ)ならどうでしょう。
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芋の茶漬けというより
吸いもの代わりに。



(遊戯主人撰/笑林広記/松枝茂夫訳/)参照
(敬称略)



(追記)

思い出しました。
不明の黄色いトッピングは
ゆでたまごの黄身でした。
それに醤油をかけていただいたような。
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