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三十三間堂 春桃会 2021 奉納狂言 [パパラッチ!ママえっち?]

2、3 日前に得た天気予報とは違い
朝からそぼ降る雨がやみません。

山行の予定がなくなり
京の七条大橋で立ち尽くします。
立ち尽くすばかりの人生です。

そんなものにかぎって
あの世に行くときには
すんなり超特急で行ったり。
ああ!
せんないことを考えるのはやめましょう。

鴨川河畔に桜のピンク色が煙っています。
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橋の近くに
可愛い(失礼!)ベーカリーがありました。
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井上製パンですか。
「米粉の桜あんパン」
「桜あんのむしパン」がありますね。

いいですね!
大昔の山中の徘徊には
あんパンばかり食べていました。

その前には
米と鍋とコンロをかついでいたような。

あんパンの後は
ローソンの赤飯のおにぎりひとつ。

今は食べたり!食べなかったり!はは。

みなさんを誘導するときには
みなさんがクッキーやらおかきやら
チョコやらのおやつをくれたりします。

ひとりが 1 個 1 片くれても
両手にあまるほど集まります。
それを食べて飢えをしのぎます。
はは!情けない。

あ!半分!冗談ですからね。

あんパンを買います。
が!売り切れ。
せっかくですから
黒豆をたくさんはさんだものと
うぐいす豆が入っているパンを。
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ふたつで税込み 280 円。



今日(2021/03/25)は三十三間堂の春桃会。
例年 3 月 3 日に催行されていたのですが
今年は少しずれています。

春桃会には
なにか食べものの模擬店が出ているはず。
そこの横でパンをいただきますか。

今年はなにもないですね。
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池泉回遊式庭園が完成したとか。
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花盛りですね。
春桃会なのに桃はほぼ散っていますが
いろんな桜が咲いています。
木瓜(ぼけ)!馬酔木(あせび)も。
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石楠花(しゃくなげ)も。
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その他の花の名は知りません。はは。

千体千手観音さまにお参りします。
東の端の高壇から
千体仏を遥拝できるというので。

なん十年ぶりかの拝観です。
ここまできても堂内に入ることもなかった
バチあたりです。



奉納狂言がありました。
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三十三間堂の中ほどの「向拝」のところが
いつもの公演の場所です。
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天候が悪いのでタープが設営されています。
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タープのポールが少々わずらわしい。

狂言「蝸牛(かぎゅう)」です。
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この演目は
今まで一番たくさん鑑賞したような。
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「かぎゅう」とはいわず
せりふは「かたつむり」とか
「でんでんむし」ばかりですね。

狂言は生きていますから
現代の単語をはさんでもいいのですが
柳田國男の「蝸牛考」には
「でんでんむし」は京都で使われ
「まいまいつぶろ」は東京のことば。
しかし!双方の児童は
「かたつむり」を
ともに知っていると書いています。

もっとも!昭和の初めの著述ですけどね。

さらにつけ加えれば
かたつむりの方言を
250 ばかり採取しています。
その変異は 300 を越えています。

やめましょう。
狂言は
単純に笑って鑑賞するのがいいような。



「神鳴(かみなり)」も面白い。

流派によっては「雷」とか
「針立雷」ともいっているようですが。
それに雷を「いかづち」と読むことも。

雷が地上に落ちて!腰を打ってしまいます。
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そこへいあわせた下手な薬師(くすし)が
針治療をするというもの。
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針におびえ
痛い!痛い!と騒ぐ可愛い(!)雷。
笑いどころです。

いつごろできたはなしでしょう。

「くわばら!くわばら!」なんて
薬師がいっています。
雷よけの呪文ですか。
今!全国に普及していますが
そのことばが
すでにあった時代にできたのでしょうか。



(敬称略)
タグ:柳田國男
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