道頓堀 エゴノキの花見酒

新型コロナウイルス禍でしょうか
大阪のミナミ界隈も暗い。
あちらもこちらも
ゴールデンウィークというのに
催事は中止！行楽地は閉鎖！店舗は休業。

別に行くあてもない身ながら
心が沈むじゃないですか。

せめて植物園ぐらいは
開けてくれてもいいような。
シャクヤクの花の 1 輪を
5 人も 10 人もで
額を寄せ集めて
鑑賞することもないと思うのですが。

道頓堀川に架かる深里橋の上
下流に吊り橋の
浮庭橋（うきにわばし）が見えます。


なんのための橋か知りませんが
いつも休憩する人がいく人かいましたが。

今は！ときどき！思い出したように
歩道橋代わりに使う人がいるだけ。


ここでひとり行楽弁当（？）を広げます。



なんばの地下街を歩いても
これといったランチ場所もないので
弁当を買ってきました。

ＪＲなんば駅の近くの
スーパーのライフが
セントラルスクエアなんば店と
名前を替えていました。

ライフとセントラルスクエアと
どう違うのか知りませんが。

そこで一番高い弁当（たぶん！）です。
「彩り 9 種洋風幕の内弁当」
税抜き 598 円だ！どうだぁ？！


「どうだぁ！？」といって
少し恥ずかしい気もしますが。

好きでもないのですが（ホントーです）
のどをうるおす目的で
酒の棚を見たところ
なんと！レモン味のものの多いこと！
はやりでしょうか。

それに度数がやたら高いものが
前面にずらりと並んでいました。

レモン味で
度数が高いリキュールを選びましたが。
あくまでも向学のためですよ。



浮庭橋のそばの
八角形の奇妙な建てもの！
湊町リバープレイスの道頓堀川の岸に
十数本の並木があります。


白い花びらが雪のように散っています。

エゴノキですか！


清楚でいいじゃないですか。


こんな環境のよくない大阪の繁華街で！？
丈夫な樹木だったのですね。
しばし歩を止めて
ひとりうなずいて！平和なこと。
これでおカネがあれば、、、ね。
おカネがあれば命さえいらない、、、なんてね。



道頓堀川をさかのぼります。


水面の動きが見えないときが多いので
どちらから流れているのか
初めてきた人には分からないでしょうけど。

戎橋からのぞいても水際の静かなこと。


人が死に絶えたかのようです。

戎橋は大昔には通称 “ひっかけ橋”
刹那の恋の！
ま！早いはなし！
その日のセックスの相手の
出会いの場所だったのですが。


今日は戎橋筋商店街と心斎橋筋商店街の
連絡通路くらいの役目に甘んじています。

道頓堀の歓楽街に閑古鳥が鳴いています。