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十代橘のカレーの日 阿弥陀が行けという [わが街・大阪ブギウギ]

南船場を歩けば
明仁上皇とおない年だというおばあさんが
店頭で弁当を売っています。
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最近!知名度の高い
双子の刀自の店
「小料理 十代橘(じゅうだいたちばな)」です。

明仁上皇は 2 年前に譲位されましたが
こちらのおばあさん方は元気でお働き。

今日の「おまかせ定食」は「カレー」です。
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金曜日だけのメニューです。
ロースカツかハムカツか
エビフライを選びます。
どれでも税込み 730 円。

エビフライをいただきます。
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ひと口めは甘く感じましたが
香辛料がほどよく
ちゃんとコクのあるカレーでした。



腹中はふくれて
懐中はやせて
それでも楽天的に雨中に出れば
東西に流れていた運河の長堀川。
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埋め立てられたのは半世紀前
今は長堀通りと名を変えています。
昔の川の中には地下街が造られています。

天候が悪いのでもぐります。
地下の 2、3 階は駐車場。
地下 1 階は「クリスタ長堀」という商店街。
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新型コロナウイルス禍で
山中の村祭りほどのにぎやかさです。

西に歩けば
長堀橋駅から心斎橋駅へ
さらに四ツ橋駅とつづきます。
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川を歩いているのですから橋ばかりです。

商店街は四ツ橋駅まで。
地上に出て振り返れば
長堀通りの上部を横切っているのは
阪神高速道の高架。
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阪神高速道は
ここも今はない
西横堀川の上を走っています。
つまり!ここは長堀川と西横堀川と
運河同士が交差していたところ。

交差の東西南北に
橋が口形に架けられていたとか。

4 橋!それぞれに名前があったのですが
四つの橋だからまとめて四つ橋。
メンドくさいもんね。

300 年前の江戸時代の小西来山は
「すずしさに 四つ橋をよつ わたりけり」
と詠んでいますから
300 年前から四つ橋のようです。

ちなみに表記はまちまち!
四ツ橋!四ツ橋駅!四つ橋筋!四つ橋線!
紛らわしい!
行政はその場しのぎの無責任。
だれもとがめません。
文章を書くものの身になってみろ!

ここから西は緑地帯になっています。
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ときどき橋の親柱に出会ったりします。
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雨がやみません。
面白いことはなにもありません。
このあたりでリタイアしたいもの。

「白髪橋」の交差点。
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白髪橋があったのですね。

新羅(しらぎ)のなにかがあったのでしょう。
新羅があ~らふしぎ!
いつのまにか白髪に変身。

大阪には朝鮮半島の地名や
その変じた名称が多くあるようです。

長堀通りを白髪橋交差点から南に入れば
和光寺がありました。

境内の阿弥陀池(あみだがいけ)が有名です。
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この池から出現した阿弥陀如来像が
遠く信州長野の善光寺の本尊だそうな。

雨の中!とぼとぼと
ここまでやってきました。
なんのために?!

「だれぞが行けというたな。

「“あみだが行け” というたんや。

上方落語の「阿弥陀池」のオチ。

はは。
寂しく笑って!帰ります。
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