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ゴーヤ焼きうどん ゴーヤそば [こな(粉)もん]

ゴーヤがなんのてらいもなく
店頭に他の野菜と並んでいます。

半世紀前にはなかった光景でしょうか。

私の持っていた昔の園芸書には
ツルレイシと書いてあったような。

朝顔とおなじような用途。
垣根にからませて鑑賞するもの。

食べものと認知され始めたころには
ニガウリ(苦瓜)と書かれていたのでは。

最近のスーパーでは
ゴーヤとかゴーヤーとか
南のほうの方言からきたことば一辺倒。



あまり好きな食べものではありません。

でも!安ければ買います。

なんでも価格で決める生活。

たとえば
「ビールはどの銘柄がお好きですか」
なんて聞かれても困ります。

店頭の価格を見て一番安価なものを選び!
それをおいしく飲んで!
(ふしぎとおいしく飲めるのです)
それが「お好き」です。

ゴーヤも売れ残って
いたんだところを切り取ったものを
バケツに山盛りにして
100 円なんて価格がついていたら
すぐ買いますね。

たいてい!
獣肉と炒めるだけで食べますが。
そんなにおいしいとも思いませんがね。

それでも平気で食べる
由緒正しく!ケチな貧乏人です。



ゴーヤを輪切りにして
ワタとタネを抜いて
塩をまぶして
軽くもみ洗いしてから
だし醤油に浸けてみます。

ウスターソースにも浸けておきました。
といっても
瓶のラベルがはがれていて
よく分かりませんが
トンカツソースか
お好み焼きソースのような
粘度のあるソースです。

3 日ほど忘れていました。

左がだし醤油づけ!右がソースづけ。
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とびきりおいしくもないですが
酒の肴にはなります。



うどんの玉があるので
いっしょに焼いてみます。

ゴーヤですから
沖縄あたりでよく食べられる
ランチョンミートと相性がいいような!
そんな気がしたのですが
手元にあるはずもなく
薄切りのベーコンといっしょに
だし醤油づけのゴーヤを焼きました。

うどんとキャベツを焼いて
焼いたベーコンとゴーヤを混ぜて
お好み焼き用の粉のかつおぶしを振り
だし醤油で調味。
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このゴーヤ!おいしい。



ゴーヤを輪切りにして
硬いタネは取りのぞき
立て塩に浸しておいてから
酢漬けにしました。

ポッカレモン 100 と穀物酢を混ぜて
おまじない程度の塩と
砂糖を振った漬け液です。

大変すっぱいゴーヤができます。
酸味が強いものが好みなんです。

そばの上に花かつおを置き
すっぱいゴーヤを並べました。
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麺つゆをかけて食べます。

私にはおいしいのですが。



末成り(うらなり)でしょうか
小さなゴーヤが
捨て値で売られていました。

先日!(拙ブログ 2022/10/10
「へしこ」の漬けている糠(ぬか)も
活用できるとレクチャーされたので
捨てずに保管しています。

ゴーヤを切って炒めて!
日本酒を振って
さらに過熱して柔らかくなったら!
へしこの糠を混ぜ合わせて
ほんの少々の砂糖を入れて
水分がほぼ飛ぶまでかき回していました。
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なかなかの 1 品になりました。
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斑鳩 法起寺の秋 コスモスと黒豆 [野道!山道!恋はけもの道!]

斑鳩(いかるが)の里の秋。
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法起寺の三重塔が見えます。

法起寺を「ほっきじ」といえば
地元の有識者から
「ほうきじ」と訂正されました。

ま!漢字をすなおに読めば
「ほうきじ」でしょうけど。

私たちは昔から
間違えて呼んでいたのでしょうか。
それとも!最近!改名したのでしょうか。

そばに寄れば
コスモスの中のように見えます。
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少し盛りの過ぎた花ですが。

コスモスは短日植物でしょうけど
改良されたセンセーション系は
播種後 2、3 月もすれば
日照時間をあまり気にせず咲くので
少しずつずらして種子をまいて
長期間花を見られるように
工夫した園が多くなりましたが。

休耕田利用なら
そんな手間ひまは無理かも。
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前回ここでコスモスを見たのは
忘れるほど大昔です。
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かなり昔から
コスモスが植えられていたような。

実をつけた柿があります。
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子規の
「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」
の里だからちょっと気になりましたが。

余談ですが!最近!私は
子規は法隆寺に行ったことはない!
という説を信じるようになっていますが。

芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」も同様
現実に遭遇した風景ではないような。
名作とはそういうものでしょうか。

コスモス畑はカメラを構えた人でいっぱい。
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でも!境内は静かな法起寺です。
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少しはお参りしなさい。

富有柿(たぶん!)が売られていました。
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なんと!ひと箱 200 円。
訳ありだそうです。

今年はカメムシの被害がひどかったと
おね~さんがぼやいていました。

訳ありではないものをもらいましょう。

黒豆を老爺が運んでいました。

「売っているんですか?

と問うと

「いるの?!

と不愛想。

ひるまず!

「実のたくさんついたものを。

すると!荷をなん度もひっくり返し
大きいものを選んでくれます。

「どれでもいいですよ~。

大阪の商人じゃないんです!
歯の浮くようなことはいわないけど
いい人だったのですね。

500 円。
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重い。

柿と枝豆!さげて歩くのは大変。
大きなリュックを持ってくるんでしたね。

帰宅して
豆の実を測ったら 1.1kg もありました。
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いつも行くスーパーの冷凍の枝豆なら
400g のものが 150 円もしませんがね。
しっかり充実した豆ですが中国産です。

国産の黒豆と比較するのは
どうかとも思いますけど
比べてしまう出自の悪さをお許しあれ。

塩でもんでから
固ゆでして冷凍しますか。

新鮮な枝豆を入手すると炊いてみたくなる
昆布と塩だけのごはん。
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黒豆がまだ黒くなっていません。

両端を落として
昆布と椎茸のだし醤油を
日本酒で割って沸かし!煮てみます。
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こんな枝豆もオツなもの。
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阪急レールウェイフェス 場内飲食なし [工場見学]

日曜日(2022/10/23)の朝
だらだらと歩くご老体たちを引き連れて
阪急電鉄の正雀工場へ行きます。
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新型コロナウイルス禍で忘れていましたが
久しぶりの
レールウェイフェスティバルです。
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幼少のときから
乗りもの酔いがひどかったせいもあり
鉄道には興味がなく生きてきましたが。
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ふしぎなものがたくさんあります。
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昔の車両の一部も保存されているようです。
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きているのはこどもばかりですね。
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親はつきそいできているような雰囲気。
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ビンゴゲーム!?
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講義(?)もあるのかな。
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今年は休憩場所がありません。
座るところがありません。
まだ!コロナウイルスが漂っているのか
飲食は
水分補給以外はまったくできません。

工場内をめぐるより
模擬店でなにか食べようとの魂胆の
お年寄りたちは生気がありません。



まだ!正午前ですが帰ります。

ふてくされたように歩く連中を
十三駅で降ろします。
昼ごはんでも食べましょうよ。

「明石八(あかしや)」に入ります。
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私は牛ハラミ焼肉定食をいただきます。
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税抜き(以下同)536 円。
下に写っているのはハイボール 39 円。

そうです!安い店に連れてきたのです。

大勢で割り勘で会食するときには
安いところにかぎります。

好みはいろいろのはず。
意に添わなくても
おつきあいでしぶしぶきた人もいます。

だから!有象無象のやからの食事は
なるべく安くすませて
早くきりあげるようにします。

他の人も
チキンカツ定食 500 円
若とりからあげ定食 500 円
ハンバーク&海老フライ定食 536 円等々。

この店のランチ定食には
どれにもコロッケがついています。

ランチした後はつづいて少し飲みます。

ハイボールは 39 円ですが
生ビールは 193 円。

少しのつもりが
ハイボールを 5 杯ばかりいただきました。

ウーロン茶(193 円)1 杯の人もいましたが
ハイボール 5 杯の私と
つかったドリンク代はそう違いません!はは。

串カツ 6 本盛りはたぶん 690 円。
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たぶんというのは
この店の幹事は長老にしてもらったので
今!記録がありません。

おでん 5 品盛り(たぶん 390 円)も
みんなでシェアしていただきました。

アルコールに弱い身は
昼間から酔っ払いました。

とんだ!
レールウェイフェスティバルでした。
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平城宮 みつきうまし祭り コオロギ食わず [南都有情]

「みつきうまし祭り」(2022/10/22・23)を
のぞいてみます。
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JR奈良駅から
無料シャトルバスが出ていたので。

平城宮跡の朱雀門ひろばに着きましたが。

広場の南西の端に遣唐使船(復元)があり
池の西に天平みつき館!
東に天平うまし館があります。
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このふたつの館だけの祭りでもなく
朱雀門の南側周辺で騒いでいます。
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天平衣装体験ほか!
いろんな体験ができるブースがあります。
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飲食エリアもあります。
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朱雀門を舞台にしています。
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中国伝来の舞でしょうか。
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「みつきうまし特別メニュー」が
あるそうなので
天平うまし館の
「tokijiku kitchen 平城京」に入店。
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よく分かりません。
「シルクロードカリー」をいただきますか。
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どこがシルクロードなの。
保育園の給食のように
スパイスもきいていませんが。
保育園の給食を食べたことはないですが。

税込み 980 円。

ん!?
「みつきうまし特別メニュー」は
隣の「イラカコーヒー」にあるとか。はは。

せっかくですから
平城宮いざない館で少しお勉強しますか。

ひと回りしても!カラカラの頭には
なんにも入らなかったですね。

大極殿の扁額は大きい!くらいしか。
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いつものように
「菜甚悪」の木簡を見て笑っただけ。
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ごはんのおかずがとてもまずい!
なんとかしてくれ!と訴えています。

朱雀門から出て
北の大極殿のほうを見れば
まだ!ススキやアシの原があります。
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全部刈り取ったら生物が困るでしょう。

ススキの茂みに小径を造っています。
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名づけて「おぎの美術館」ですって。
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ま!頑張ってください。
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なんにも買って帰るものもありません。

コオロギやサナギやバッタが原料の食品も
観光地にもフツーに並ぶ時代ですね。
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タガメサイダーに
ちょっと興味が湧きましたが
高価(税込み 540 円)でしたので
腰が引けました。

コオロギと違い
タガメは!今は希少種ですよね。

再び無料バスで帰ろうとしたら
後ろを衛士隊が通って行きました。
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みょうが宿のみょうがづくし [もっそうライス]

なんだかうれしい。

茗荷(みょうが)の花穂
500g ほどのものが
税込み 100 円で買えました。
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花穂といっても
出荷するために
先の花の部分を整形するときに除いた
外側と茎ですが。
フツーは捨てるところでしょうけど。

これで十分!茗荷を楽しめます。

そんなものでも!いつも買うものは
150g ばかりのものが 100 円。

今日はとても安く買えましたが
こんなにたくさん!どうしましょう。
カッコよく繊維に沿って
糸切りできるような
シロモノではありません。

とりあえず!小口切りにします。

酸っぱいものなら
よりキョーレツなものが好きですので
ポッカレモン 100 と穀物酢とを混ぜ
塩と酒とだし醤油を振った中に
浸けておきます。
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これだけ切っていると
飽きてきて!だんだん雑になります。はは。



どうして食べますかね。

落語に茗荷宿という演目があります。

泊り客から 1 晩!大金を預かった
宿の夫婦。

なんとか!この大金をせしめようと
客に茗荷ばかり食べさせます。

茗荷を食べるともの忘れが激しいとか。
客は預けた大金を忘れて出立。

というはずだったのですが
客は大金を受け取り
宿賃を払うのは忘れて
旅立ってしまったというオチ。

そのメニューは
茗荷のごはん!茗荷のお平(ひら)!
茗荷の汁!茗荷湯!

茗荷湯とはなんですか。



と思って調べる気になったら
この噺(はなし)!古典なのか
古今!多くの師匠たちが
高座にかけているんですね。

タイトルも
茗荷!茗荷宿!茗荷屋!茗荷宿屋!
ひとつじゃないじゃないですか。

単純で登場人物も少ないから
2 分くらいで演じたり
20 分くらいにふくらませたり
わりと自由にしているようです。

この落語は
小咄(こばなし)から生まれたのかも。

享和時代(1801 年ころ)発行の
「笑嘉登(わらうかど)」には
すでに茗荷のはなしがのっているとか。

大正時代に発行された「聞上手」では
今の落語のオチとおなじ
宿屋が舞台のはなしになっているらしい。



だれが演じたのか!ある記録には
料理の最初に
お茶(!)を出しているのですが
それを「オツなもの!」と
客にいわせています。

茗荷に塩を振って
お湯を注しているようです。

それ!オツな茶ですかね。
飲みたくはないですがね。



もう!やめます。
キリがなさそう。

茗荷を食べなくても
知識がひとつ入れば
ひとつ忘れて行きます。

それに活字を見ると
すぐ!
うつ病とナルコレプシー(過眠症)が
タッグを組んで襲ってきます。

作ったばかりの酢漬けの茗荷。
なにもないから
69 円のカップ焼きそばに
かけていただきます。
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おいしいじゃないですか。

晩ごはんはぜいたくにカニチャーハン。
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ウソついて!すんません。
カニではなく!カニカマ。
緑色は湯通しした四角豆。

ただの鶏卵の焼きめしに
すっぱい茗荷をたっぷり。

当分!茗荷が食べられます。
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