46億年めの彼岸花

彼岸花が咲き出しました。
カメラを向ければ、、、雨。
例年いつも、、、秋の雨。




ぱっと　開（あ）いた　空が　跳んだ
秋の　しっぽ　斑（ぶち）が　赤い
　　　曼珠沙華　実のない花が
　　　彼岸花　別れを告げる
４６億年も　きのうの如し


そっと　抱いた　風が　死んだ
すがる　虫に　雨は　細い
　　　曼珠沙華　心は冷えて
　　　彼岸花　体はほてる
４６億年も　きのうの如し


ぽんと　けった　石が　泣いた
黄泉（よみ）の　国に　夜の　とばり
　　　曼珠沙華　恋なら泣けよ
　　　彼岸花　恋なら泣ける
４６億年も　きのうの如し

へちまのリゾット

9月19日は糸瓜忌です。
正岡子規が病没した日だそうです。

そういえば！もう！
へちま（糸瓜）の棚も片づけられる季節ですね。
最後のうらなり？を1本もらいました。

水を沸かして
皮をむいてぶつぶつ切ったへちまと
さんまの水煮缶を汁ごと入れて
日本酒を振って
煮ました。

予定の半分の味噌を溶き
ごはんを加えて
タイの生の唐辛子を1本だけ浮かべて
雑炊にしました。

雑炊というと貧乏じみて聞こえますが
江戸っ子のように「おじや」と呼べば
地中海あたりの明るい料理のような、、、。
「おじや」は外来語でしたっけ？！

林家彦六が好きだったようですね。
あ！師匠の「おじやぁ」の震える声を想像すると、、、
やっぱ！貧乏じみていて、、、
あああ！すんましぇ～ん！

おしまいに残りの味噌を入れて
器に盛ってから
香菜を散らします。



オリーブ油でも振ったら
とたん！江戸？のおじやが
リゾットになります？！

ただし
香菜はクセの強い野菜ですから
人によっては入れると怒られますがね。

（敬称略）

タグ：正岡子規

鶏レバーのすき焼き

原則！硬いものが好き！ですが
レバーも好きなんですよね。

あんこう（鮟鱇）の肝がいいですね。
次に牛のレバー刺しなんてたまりません。
3番目はうなぎ（鰻）の肝の串焼きでしょうか。

それから順番はつけにくいのですが
カワハギの肝
鶏の肝
豚の肝
なんでもおいしい。

もっとも！
大昔に食べたきりのフォアグラなんて
どんな味だか忘れましたが。はは。

最近！鶏のそれを食べる機会が多いですね。
買いやすいのかも。

鶏のレバーを切って水に放ち
さらに牛乳と生姜汁でもんでから
さっと湯通ししました。

小鍋ですき焼きの割り下を沸かし
レバーとみょうがとねぎと生姜（繊切り）を煮ます。



最近！
どのレバーも輸入ものが多いですね。
どんな環境で育ったものやら。
抗生物質やら薬物やら金属やら
レバーには集積しやすいと聞きましたが。
必要以上にたまってないといいのですが。

苦瓜の梅煮

奈良のお大尽から
ゴーヤー（苦瓜）が届きました。

どんどんいただくので新しい料理も考えてみました。

水に日本酒と梅肉（梅干をたたいたもの）を入れて加熱し
切ったゴーヤーを煮ます。

ゴーヤーのタネは除きましたが
白いワタは神経質に取りません。
ワタの苦味も賞味できるようになりました。
少しおとなに！なったのかなぁ！

砂糖を隠し味程度振りました。
白味噌を加えて
煮汁にとろみをつけました。

マンゴーチリソースを
くるりとひと回し。



だしも旨味調味料も使ってませんが
おいしい！
箸休めにいいですよ。

わが家ではメインディッシュですが。はは。

南京町で田鶏から揚げピリ辛味

今年(2008年)の
神戸の南京町の中秋節は
9月の13日14日15日の3日間催されていました。

たくさんの露店が
比較的安価で食べ物を売っていました。

しかし！
点心や麺を買っても
食べるところがない！！

狭いところに大勢の人なので
歩きながら食べることもできない！

だいたい片手に汁椀
片手にバッグなんかを持っていて
箸はだれが持つの？！
置くところもない！

その上
警備員がきて
家の前に立つな！
道ばたに座るな！
食べたあとの器は捨てるな！

でも！ゴミ箱もない！

観光客はどうしたらいいの？！


（こんな格好で食べてもおいしくないでしょ！）

さすが！
この町までくると
料理店のメニューには「田鶏」がありますね！

私のいい加減な田鶏の知識を
修正する機会かも。

が！
どこの店にも行列ができています。
くるくる町内を回っているうちに
たまたま
「民生」という広東料理店に入れました。

田鶏のから揚げと
さらにそれをピリ辛味にしたものがありました。

当然！？ピリ辛味をいただきました。1600円。



おいしかったのですが
お祭りで混みあっていたので！相席になった
小学生たちと若いお母さんたちとおばあさんの
ファミリー？のグループが
驚いたかな？！

田鶏っていわずに
ウエイトレスのおね～さんがなんども
「かえる！」「蛙！」と復唱してくれましたから！はは。
国産の食用ガエルで
さっきまで鳴いていた新鮮なものだそうですよ。

ごめんね。
でも！１度食べてごらん！おいしいんだから。

民生